ねこやま

徒然備忘録

弥勒の掌 / 我孫子武丸

2011-11-24 10:09:49 | あ行作家
抜粋

妻を殺され汚職の疑いまでかけられた刑事。
失踪した妻を捜して宗教団体に接触する高校教師。
錯綜する事件、やがて驚愕の真相が…。
書き下ろし。
我孫子武丸スペシャル・インタヴューも収録する。




















































随分前に読んだんだけどアップが遅くなった。
年末はバタバタしてて忙しいね、誰も彼もあの娘も。

読み終わって思い出した。
あ、我孫子武丸って本格派だったっけ~。
あ、そう考えたらラストのオチも予測ついだんだなーと。
関係ない登場人物はいないんだから。

殺戮にいたる病系といったらいいか。
でも、あれほど衝撃的ではない。
テンポが良すぎて二人の男の性格が悪すぎる。
一般的な刑事や教師といった人物ではない。
他の人はアレとして。
この代表人物の二人はとっても性格が悪いw
なんだこの感情?大丈夫かな、この人。
と思うような性格の悪さ。
うわ、絶対ダメだこういうオトコ・・・と思いながら読んでいた。
登場人物が魅力的じゃなかった。
作家がすごく客観的に冷めた目で冷静に事を運んでいるような感じ。
だからたんたんとしていたのかも。
そのせいで残酷なシーンは妙にぞっときた。
冷静すぎて。
感情が欠落した、いや、どっかの感情が抜けてる二人のお話。

つまらないことはなかった。
ミステリマスターズというシリーズからだしている本。
この本には作者のインタビューが載っているのでファンはうれしいかも。
自分の興味のある作家さんのインタビューはおもしろいよね。










さァーーーーてと、年賀状かきかきしなきゃ。


2006.12.19


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