クラフト·エヴィング商會
のどかであたたかで、ちょっと頑固で不思議。
そんな独特の世界観をもつユニット・クラフト·エヴィング商會がつくる
幻想的な一冊。
クラフト·エヴィング商會の先代・吉田傳次郎が「見るたびに中身が変わる」と
言っていたというアゾットについて解説した辞書。
孫である現在の主人は、幼いころにあこがれ続けたこの本を翻訳した。
……という設定なのだが、ごく自然に取り込まれてしまう。
アゾットとは架空の国だが、どことなく懐かしく切なくそれでいて
驚きに満ちている。
登場するものたちはどれも繊細で魅力的なのだが、
なかでも好きなのが「雲母印本」。
ページをめくればさらさらと崩れ去るはかない本であるという。
そしてそれを読むための特殊な能力をもつ人々がいるという。
その中にはたったひとことしか書かれていないものもあり、
驚くほどの文章が秘められたものもあるという。
いくら読んでも飽きない気がするのは、吉田傳次郎の言葉どおり
中身が変わっているからなのかもしれない。
のどかであたたかで、ちょっと頑固で不思議。
そんな独特の世界観をもつユニット・クラフト·エヴィング商會がつくる
幻想的な一冊。
クラフト·エヴィング商會の先代・吉田傳次郎が「見るたびに中身が変わる」と
言っていたというアゾットについて解説した辞書。
孫である現在の主人は、幼いころにあこがれ続けたこの本を翻訳した。
……という設定なのだが、ごく自然に取り込まれてしまう。
アゾットとは架空の国だが、どことなく懐かしく切なくそれでいて
驚きに満ちている。
登場するものたちはどれも繊細で魅力的なのだが、
なかでも好きなのが「雲母印本」。
ページをめくればさらさらと崩れ去るはかない本であるという。
そしてそれを読むための特殊な能力をもつ人々がいるという。
その中にはたったひとことしか書かれていないものもあり、
驚くほどの文章が秘められたものもあるという。
いくら読んでも飽きない気がするのは、吉田傳次郎の言葉どおり
中身が変わっているからなのかもしれない。
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