加納朋子 著
タイトル通り「不思議の国のアリス」をモチーフにした短編集。
探偵事務所を開業した男の前に現れた美少女。強引に助手になった彼女は
次々と小さな謎を解明していく。
おどろおどろしい事件などない。
日常に起こる小さな不思議。
それを賢い女性が解決する。
私の好きな加納朋子ワールド。
ほんとうにささやかな謎だし、次々と読めて最後はすっきり。
気楽に楽しめるし、アリスをモチーフにしているだけあって、女性には
とくに読みやすい。
ミステリだぞっと気負って読むと拍子抜けすると思うのでそれはなしで。
濃厚なストーリー展開とかを期待するのも違う。
軽く、やさしく、でもしっかり、というのが印象だ。
著者は連作短編がとてもうまいけれど、これって意外に大変そう。
キャラがしっかりしてないとブレるし、つながりのあるストーリーは
伏線がうまくないと流れない。
そういう意味でとてもよくできていると思う作品だ。
タイトル通り「不思議の国のアリス」をモチーフにした短編集。
探偵事務所を開業した男の前に現れた美少女。強引に助手になった彼女は
次々と小さな謎を解明していく。
おどろおどろしい事件などない。
日常に起こる小さな不思議。
それを賢い女性が解決する。
私の好きな加納朋子ワールド。
ほんとうにささやかな謎だし、次々と読めて最後はすっきり。
気楽に楽しめるし、アリスをモチーフにしているだけあって、女性には
とくに読みやすい。
ミステリだぞっと気負って読むと拍子抜けすると思うのでそれはなしで。
濃厚なストーリー展開とかを期待するのも違う。
軽く、やさしく、でもしっかり、というのが印象だ。
著者は連作短編がとてもうまいけれど、これって意外に大変そう。
キャラがしっかりしてないとブレるし、つながりのあるストーリーは
伏線がうまくないと流れない。
そういう意味でとてもよくできていると思う作品だ。
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