Dr-Hの船外機のお話

船外機のメンテナンス

ホンダ船外機50周年特別企画

2014-05-29 19:56:07 | ニュース

ホンダ船外機50周年の特別企画です。

「そうだったのかホンダ船外機!」がいっぱいです。

動画もあります。

http://www.honda.co.jp/design/designers-talk/bf-series/

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見てね!


引越しいたしました。

2014-05-24 19:08:14 | ニュース

皆様、ごきげんはいかがでございますか。

この度、大人の事情でブログを引越しいたしました。

http://hondamarine-hanbai.com/

替ったからといって、心機一転も、改心もございませんが、

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新しいブログも、ホームページも、

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

Dr-H


BF15Aと、BF115AXのギヤケースOHですわ。

2014-05-20 12:03:51 | ブログ

皆様、ごきげんはいかがですか?

昨日のワタクシは出張修理でお客様のところへ行って、

作業後、「いい温泉があります」とタダ券をもらったのですが・・・・

道に迷って、たどり着けず(泣)

さて、修理の終わったBF15A君の試運転風景です。

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一発始動、気持ちいいです。これ平成11年モデル・・・長持ちしすぎ・・・

新品のように、スムーズです。

Bf13


糸巻いてました、危ない、危ない・・・

Bf14


組み立て途中の写真です。胴体のつなぎ目には、シール材を

塗りましょう。

塗らないと、水圧のかかるアイドリング時に排気が漏れ出てきます。

ギヤケースの上は、不要です。

さて、数日前まで当方に入院されていましたBF115AX君のギヤケースです。

とあるマリーナさんからお仕事をいただきました。

今後も宜しくお願いします。

ギヤオイルに水が入るとか・・・

Bf15

バラバラにして、診断をしていきます。

まず、うっっ「!!!」なんだあぁ!!

言葉を失います。

Bf19


なぜ、こんなとこ欠けているのか・・・・・・・・・・

ハウジングをはずしたときに、Oリングが3mm幅ほど

「プリッ」と脱腸・・・はみ出ていて???と思ったら、

欠けていました。

謎の詮索をしても仕方が無いので、ギヤケースを生かす方法をあれこれ・・・

Bf17

プロペラシャフトには、筋が・・・・・

「どうします?」

「交換してください」

交換しなくて、水が入っても私は責任が取れないので、適切な判断に

感謝いたします。

Bf18


プロペラシャフトシールも、塩で奥のやつがなかなか外れません。

専用工具でも、塩を少しずつ除去しながら

やっとはずします。

先ほどの欠けで苦戦します。

シール剤は何を使っても突破されます。

「デ ● ● ンの出番か・・・・・・・・¥・・・・・・・」

できれば、今日退院させたいのだが・・・

いろいろテストして、やっと止まりました。

「これでギヤケース交換せずに済んだ・・・・・・」

Bf20

少し多い目に入れて、テストします。

ここの圧力って、メーカーによって違うんですよね。

当たり前か。

テストも無事終了し、退院ができました。

Dscf7112


これで、しばらく大丈夫でしょう。BF115AXのギヤケース。

シフトも、オイルシールも

私の判断で後期型に変更して(教授に教えてもらったんですが)

通常より耐久性を高めたつもりです。

おっと、これは「私の判断」ですので、

まねするかどうかは「自己責任」でお願いします。

これで足回りをリフレッシュできましたBF115AX、

ことしも海原を駆け回ってくださ~い。


CR-V復活

2014-05-14 17:57:57 | ブログ

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

本日の私は、退院するCR-V君を迎えに行って来ました。

入院中は・・・

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高ぁ~いところに上ったりしていたCR-V君ですが、

精密検査でホイールアライメントを見ていただいたところ、

大きく狂っていたので、調整していただいたり・・・

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サイドブレーキのケーブルが破損していたり、

(つぶれたホイールが接触したらしい)

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マフラーに穴が開いて・・・衝撃で錆びていた溶接部が外れた?

音はいいのですが、車検に通らなかったり、トルクが細くなるとのことで・・・

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純正新品になりました(泣)

その他、いろいろ事故の修理をしていただき、めでたく退院です。

これで、断ったり、延期をお願いしていた出張修理にいけます。

まだまだ走りますCR-V君。

目指せ、30万キロです。


連休前後とBF15Aの冷却系統の修理

2014-05-08 12:47:38 | ブログ

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

ワタクシはカレンダーどおりの仕事をしておりました。

連休直前は32FTディーゼルインボードの整備をして・・・

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ディーゼルエンジンでも、アノードは付いている場合があります。

これはヤンマーさんの280HPのエンジンですが・・・

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アフタークーラーとオイルクーラーについています。

昨年も交換しましたが、意外と減っていました。

私の感覚では、3年が限界?

でも、アフタークーラーやオイルクーラーが電気腐食でパンクしたら、

大変高額な修理になるので、毎年または2年ごとに交換が良いと思いました。

その出張修理のあとは・・・

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とあるコンサートに行って、心を洗濯。

「う~ん、良かった」

期間半ばの平日は・・・

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中古艇ウイングフィッシャー23EXIIのエンジンのBF135A4の

バルブタペットの調整をして、完璧を・・・と思ったら、整備完了を

まっていたかのように、いつもお世話になっている方が、「買います」と

あっという間に売れてしまったのでした。

もうお嫁に行くのね、WF23EXII、一気にさびしくなります。

(また何か中古艇を物色しないと・・・)

さて、修理のお話ですが、BF15Aです。

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なにやら、冷却系統が故障していて、1年ほど前に他で修理をしてもらったが、

???とのことで・・・

インペラーは、確かに問題ありません。が!!

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以前にインペラーがバラバラになっていたとのことで、

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サーモスタットの中に、破片がいっぱい詰まっています。

インペラーが砕けた場合は、絶対に破片を探さないと、このように不調に・・・

検水口にも、ほら!

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お客様が「冷却水の不調」を言っておられたのは、これか!

でも、他の破片も探していると・・・

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排気の逆流を防ぐゴムが、熱のためか裂けていて・・・

オーバーヒートで、壊れたと思われます。

再度言いますが、インペラーが破損して羽根がちぎれた場合は、

必ず、破片の行方を探しましょう。

まだ、修理をまっている船外機があります。

CR-V君がいないので、すぐに行けませんと言っても、

出張修理の予定を入れようとする常連さんもおられます。

ああ、あったかくなってきて、海のシーズンになってきました。

最高です。