昨日の私は、来週からの出張艤装の準備をシコシコと・・・
名づけて「ロ~ングロングアンカーローラー」です。
お客様のご要望で、特注します。
いかにお客様のご要望を具体的な形にして、艤装するかも私達の仕事です。
怪我をされないように、少しでもバリがあれば、「ブィ~ン」と磨いて
滑らかにしていきます。
そうそう、昨晩はBF2D6のお客様がご家族で来店されて、
修理完了後の納品を・・・
私の出張(ボートショー)などのせいでなかなか納品できず、
申し訳ありませんでした。
さらに、ジュースご馳走さまでした。
ボートショーといえば、ホンダ船外機・・・
さて皆様、このホンダ船外機はどこで作られているか、ご存知ですか?
日本は静岡県の細江工場で製造されています。
(敷地の外から撮影)
ここは船外機のみを専門に作る専用工場です。
(ちなみにヤマハ船外機はヤマハマリン㈱(旧三信工業)、トーハツ船外機は
長野県の駒ヶ根工場で製造されていたりします)
過去に1度、工場内を見せていただいたことがあります。
すごくきれいで、工場というよりファクトリーって感じです。
この細江工場は、浜名湖に面しており、敷地内にはマリーナ設備
もあり、船外機のテストもおこなわれています。
(敷地の外より撮影)
人から聞いた話なので、真偽の程は不明ですが、
BF90Aの開発時、船外機を水槽の中に1週間とか沈めて、
耐久性のテストをしたとか?
ホンダ船外機に限らず、国産の船外機メーカーは全て、
全世界に輸出されています。
なにやら、各メーカーの全生産台数の内、日本国内に供給されるのは
10%ぐらいとか。
北米、欧州を初め、中東、南米、そしてわがアジア方面など、
全世界に供給されています。
本当に、誇らしいことです。
(敷地の外より撮影)
写真の船外機たちは、日々開発や耐久テストに使われている
ものだそうです。
一緒に写っているボートは一部ですが、国産や海外のいろいろな
形状や用途の船体をテストに使っているとのことです。
そうそう、琵琶湖のトライトンジャパンさんが、本田技研さんの要望で
トライトンボートを納入したことがある?ようなうわさを聞いたことがあります。
船外機って、日本では一番に「海」で次に「湖」ってイメージですが、
北米とか、結構淡水というか、「巨大な湖」とか「大河」で使用されていて、
そこだけで、日本国内の供給量の何倍もあります。
船外機は業務でもたくさん使用されます。
漁業、保安(沿岸警備、水上警察)、救難救助、軍事。
ですから耐久性は最も重要です。
交通(水上バス)、観光船などでも活躍します。
こういった場合は、静粛性やクリーンさも重要でしょう。
(敷地外から撮影しています)
開発用の、特別なBF225Aを2基掛けしたボートもありました。
オフショアから内水、プレジャーから業務。いろいろな世界中の
要望を満たす為、日々テストや開発をしている細江工場。
そこで作られているホンダ船外機が、ん・・・・・・・
おっと電話が鳴ってZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ
「BF9.9DK2 LHSJありますか?」
本社に在庫があると答えると、今日中に返事しますとのことで・・・
・・・・・・続きです。
そこで作られているホンダ船外機が、
うちの会社の倉庫に、
皆様のお手元に、
日本中に、
全世界に
供給されております。
(アメリカ沿岸警備隊で活躍するBF9.9D)
細江工場は、ホンダ船外機のふるさとなのです。
覚えておいてくださ~い。