昨日紹介したひいな工房山田さんの「桃の節句を彩る ちいさな お雛様展」に
いただいたコメント。
ウルトラのハハさんの小物のワンちゃん…。
昨年山田さん宅にお邪魔した時に撮影させていただいたものに
こんなのがありました。
骨董雛で、真ん中の三人官女だと思ったのですが
ワンちゃんを連れているのです。
犬は安産の守り神でもありますからね。
そこに友人からもメール。
最近発行されたばかりの
「かりんちゃんと十五人のおひなさま」(なかがわ ちひろ作 )にも
お雛様としてお犬様が登場しているとのこと。
ますます気になり一緒に出かけたwanikoさんのブログをのぞくとそこにもこのことが登場!
なんと骨董屋さんの漫画 の中に登場してくるのを読んでいたそうで…。
ついついググってしまいましたわ
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狗筥(いぬばこ)は、犬張子、お伽犬(おとぎいぬ)とも称され
顔は幼児に似せ、身体は伏せた犬の姿です。
男犬、女犬を1対とした人形で、幼児の無病息災を祈るため
その枕元に置かれたり、婚礼をはじめとする祝儀の際や
子孫繁栄や出産のお守りとして用いられ
江戸時代にはお雛さまの守り神として飾られていたようです。
前髪を水引で結び、胴には松竹梅や鶴亀などのおめでたい文様を
華麗な彩色を施し吉祥の願いを込めています。
雌雄一対といわれていますが、通常は鶴と亀の絵柄で区分けしています。
左右ははっきりとしているので、日本古来の雛人形の飾り方でいえば
右側が雄で左側が雌ということになると思います。
また江戸時代、狗筥は箱になっておりこの中にお守り
玩具(おもちゃ)、化粧道具などを入れていたそうです。
江戸時代のお伽犬(橋本屋さんHPより)
現代の雛人形に狗筥はありませんが
お宮参りなどに使用される犬張子のルーツとも考えられます。
笛畝人形記念美術館収蔵品にもあり
その目録に以下のような記述があります。
「蓋付きのこの犬の形をした張子の箱は、
よくミニチュアとして雛の調度に見られるが、
実際のものは朝廷、貴族、大名家の婚儀の道具に使われた。
犬は忠義であり、主人を外敵から守る習性があり、
また多産であることから、厄除けと安産祈願として用いられた。
この犬筥(いぬばこ)を寝所に置き
中には化粧道具や伽に必要なものを入れた。
お守りとプライベートボックスを兼ねた優雅な調度である。」
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≪参考にさせていただいたサイト≫
高級人形専門店 人形処橋本屋
株式会社 晃月人形
鍋島焼窯元のおかみブログ
総合すると…こんなかんじ…。
なかなか奥深いですね~
こちらは調べていくうちにたどりついた伊万里鍋島焼窯元さんの作品です。
ブログを拝見すると伊万里焼のお雛様も見つけ
やっぱりお雛様ってホントにすてきですね
(いろいろな方のサイトを参考にさせていただきました、ありがとうです!)
作業中のテーブルに狗筥があって、お話聞いたんです~ 手に入れたばかりって…
去年漫画ですっかり気になっていたから感動!
こっそり触らせて頂いていたのです(笑)
絶対手に入れたい1品なのよ~
山田さん宅でもし売っていたら、ミニ雛用に
手に入れたいって 企んでます(笑)
そして、漫画の件 OK!では また
今日いろいろ調べているうちに狗筥に興味湧いちゃいました
やはりこういう伝統って残しておきたいですよね
「AKIRAさんのアジアに落ちる」も壮絶…。
闇の子供たちとつながる内容でした
何かユーモアがあっていいのよねー
それにしてもmiyさんとこもwanikoさんとこもお雛さまネタ。
やっぱりお二人は気が合うのね
すごい貴重なお雛様ですね。
確かに、犬は安産の守り神!
お嫁入り道具の中に、お犬さま。
なんだか、お茶目(^^)
これは本物ではないけれど
とってもきれいで素敵でしょ
本物のわんこの話題近々記事UPしますね~
こんな風に飾られていたなんて全然知りませんでした。
ましてや狗筥だなんて初耳!
でもwanikoさん昨年からチェックだなんてすごいよね~