徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

働かざる者食うべからず(子豚達のお仕事)

2005年04月28日 | アメリカ学校/教育事情
アメリカの子供達はよく働く。洗車、芝刈り、ベビーシッターなど。
夏になると、高校生くらいの子供達がよその家の庭の芝刈りをしていたり、洗車をしているのをよく見かける。
土日になると「Car Wash $5!」なんて言う看板を抱え道路脇によく立っていたりする。自分の所属する部活動などの遠征費や活動費を稼ぐためだ。
学校の中でも「ベイクセール」と言って、クッキーやカップケーキ等を一つ¢25位で売っていたりする。これは、遠足の費用を稼ぐためなどの目的が有る。

日本では何もしなくてもお小遣いをもらえた我が家の子豚達にも、勤労精神を学ばせるべく、お小遣いは廃止してアルバイト制にした。
以下に我が家の子豚達のお仕事を紹介しよう。

長女子豚は我が家のバスルームのお掃除。
単にバスルームと言っても、一軒の家の中に三つあって、バスタブは二つ、シャワールーム一つ、便器は三つ、洗面台三つ、鏡も大きいのが三枚。なかなか大変そうである。
始めた当初は1時間近くかかっていたが、最近では30分程で全部終わらせてしまう。
この掃除を初めて以来、彼女はどこに行ってもトイレの汚れが気になってしょうがないと言う。また、トイレに限らず公共の場所は汚さないように使うと言う事が大事だと言う事も学んでくれたらしい。

長男子豚は芝刈り。そして、末っ子子豚が彼と同じ先生についてバイオリンを始めたためその通訳。
芝刈りは夏の間は週に一回では足りないくらい芝か伸びる。昨年は隣の家の芝生を刈って、自宅の芝刈りよりも多めの報酬を受け取ったらしい。
庭に巣を作っている蜂と格闘したり、機械に興味を持ったりと、結構楽しそうだ。
バイオリンのレッスンの通訳は、妹子豚以上にバイオリンの先生の方が助かっているようで、時々、彼女ではなく長男の方を見て先生が説明している事が有る。

末っ子子豚は、上の子豚達の家庭教師が子供を連れてくるため彼女と遊んであげる事が仕事だ。でも、これは英語で意思疎通をしなければいけないので、彼女の英会話力向上にもなるので一石二鳥だ。
去年は庭にはえる雑そう抜きをやらせたが、かえって芝生をダメにしそうだったので、私からお断り申し上げた。

夏は子供達みんなで洗車をしたがる。出来具合によって値段は異なるが、ビショビショになりながら楽しそうにやっているので良しとしよう。

問題なのは、一番金遣いの荒い末っ子が一番稼ぎが少ないと言う事。でも、お金の価値を分からせるために、昇級はしばらく無し。
最近、長女が「私が掃除したら、ママの仕事がなくなるじゃん。」と言っていた。その通りである。ばれましたね。

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