徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

いまいじめている君へ・・・

2007年04月06日 | 映画・テレビ番組・本など
日本では1月に放送されたSMAP×SMAPの特別番組「いまいじめているきみへ・・・」を見た。
ヤンキー先生と呼ばれる義家弘介先生を迎え、ゲストや視聴者のいじめの経験談が紹介された。

番組の中のアンケートで「いじめられる側にも原因があると思う」に賛成した子供達は3/4以上。人が嫌がる事をするからいじめられるんだと子供達は言う。
確かに、私が子供の時にも、周りの人の事を考えられない生徒はいた。先生にこびたり、やたらに要領の良い子、逆に要領の悪い子。先生がひいきしている子、うるさい子、ちょっと不潔な子などなど・・・。子供の未熟な心では「あの子嫌い」「気にくわない」と思ってしまって当然だろうとも思う。大人だって、嫌だと思う感情はコントロール出来ない場合が多い。

だからと言って、その子をいじめていいのか?

それとこれとは別問題だと思う。
番組の中でも言っていたが、「その子が嫌な事をする」「私はあの子を嫌いだ」と言う事と「いじめ」は別の問題だと。
人が嫌がる事をしたとしたら、それを注意すばいいのであって、いじめるのはお門違いではないかと。

そう言うひねくれた、お門違いの考え方って、どこから来るのだろう・・・と、ふと番組を見ながら考えた。
やっぱり、そこには親のものの考え方が影響しているのではないかと・・・。
生まれた時から・・・もしかしたら生まれる前から、延々と植え付けられた親のものの考え方。それを基準にして子供達は物事を判断して行くのではないかと。少なくとも小さいうちは。
だとすれば、結局は「親」がしっかりしなければいけないのかなと、やっぱりそこに辿り着く。

いじめは学校や教育委員会だけの問題ではないのではないか?
各家庭ベース・地域ベースの問題でもあるのではないか?
大人達はなぜ、「だめなものはだめ」だと言えなくなったのか?
そんな風に思いながら番組を見ていた。

そして、最後にいじめから開放された女の子が、クラスメートの女の子から電話をもらつたと言う話を聞いて思った。
きっとクラスや学年に最低でも一人は、正義感の強い子供が居るのではないかと。そんな正義感の強い子供達も「いじめを助けたらいじめの標的になるかもしれない」と言う不安や恐れを捨てて立ち上がれるようになって欲しいと思う。
一人一人は弱いから、だからみんなでまとまって誰かをいじめるんではなくて、みんなでいじめを無くす方向に動いてくれると良いなと思った。一人一人が正義の味方になれるといいな。

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2 コメント

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私も彼のファンよ♪ (Hidemi)
2007-04-06 21:37:27
久し振りのアップ。
義家先生って良いこと言うのよねぇ。HPも時々チェックしてるんだ♪
いじめの問題は難しい、人の感じ方にもよるし。
親の物の考えはもちろん、親が外でどんなに良い人でも子供達を放っていたら、子供達は淋しくてそういう感情を外で発散しちゃったり。
大人の世界にだって派閥とか、陰湿さとかあるもんね。大人な私たちから気を入れていくべきだよね。
余談ですが、昨日、図書館に予約してた「 The Lake House」が来たよ!
Hidemiさんへ (Miwa)
2007-04-06 23:32:36
義家先生のファンなんだぁ~。
彼は全うな事を言ってると思うけど、言いたが何かなぁ・・・と思ったり。ちょっと私とは考え方を異にする部分もあるわ。

いじめって、いじめてるつもりが無くても、相手はいじめられてると思ったり。同じいじめに対しても死ぬほど辛い子もいれば、跳ね返せる子もいる。客観的でなく、主観的な部分で見て行かなきゃいけないから、難しい問題・・・。

子供の世界も大人の世界も共通のものがあったり・・・。考えれば考えるほど難しいけど、「いじめはいけないと事」だとはっきり伝えたいなと思います。
うちの子も担任の先生から「いじめられやすいタイプ」と分類されて、「うちの子が悪いのか? だからっていじめていいの?」ってすごく不思議だったのよ。

Hidemiさんも「 The Lake House」借りたのね。ぜひ見たら感想聞かせてくださいなぁ~。