アメリカの学校では、月に一回の避難訓練が義務づけられている。
現在、週に一回図書館のボランティアに行っているが、なんと今まで4回ほど避難訓練にあたった事が有り、その様子は真剣そのものだ。避難訓練では、火災、トルネード、侵入者に対してと色々な場合を想定している。放送をする校長先生もメチャメチャ演技派で、本当に何か起こっているかのようだ。
いつもは図書館にいるので、図書館に来ている子供達と一緒に避難するのだが、先日はたまたま事務所でコピー機を使っていたので、隣のクリニックに避難するように言われた。どうも不審者に対しての避難訓練だったらしい。部屋の電気を消して、絶体に声を出さないように言われた。
アメリカでは9-11以降、不審者、危険物に対しての警戒が厳しくなった。私達が前回アメリカに住んでいたのはそれ以前なので、時々それをとても強く感じる時がある。
そう言えば、日本で我が家の子供達が通う学校区に”襲撃予告文”が届いた時があった。その時は、父兄に対しての説明はいっさい無かった。たまたま長女が中学で生徒会をやっていたため、それらしい話は伝わってきたが、噂が噂を呼んでますます子供達を怖がらせた。
学校側としてはよけいに説明しても怖がらせるだけだからと言う立前らしいが、何も言われない方がどんどん話が膨らんで、最後にはものすごい話になったりする。(昔、「口裂け女」なんてありましたねぇ。)
ましてや、隣接する小学生に対しては何の説明も無く、予定よりも早めに下校。子供によっては家に誰も居なくて、家にさえ入れない。それってかえって危ないんじゃないですか!?と思うのだけど。
アメリカではそういう場合には、きちんと事実が説明され、その上で気をつけるようにと呼びかけられるらしい。具体的に、親が子供の送り迎えをするようになったりする場合もある。スクールバスも、いつものバス停ではなく、個人個人の家の前まで送り届け、子供が家の中に入るのをちゃんと確認してから出発する。
危機管理のマニュアルがきちんと出来ているのだろうし、そして何よりも安全第一主義なのだと思う。
今までの色々な出来事から学んだ物が多いのだろう。
なるべく隠密に騒ぎ立てず、という日本のやり方が良いのか、人によっては過剰だと思うほどしっかり説明し、守られるアメリカが良いのかは、個人の判断による所だとは思う。でも、不幸な出来事が起きてから対応したのでは遅いと言うのは、間違っていないと思う。Better safe than sorryである。
現在、週に一回図書館のボランティアに行っているが、なんと今まで4回ほど避難訓練にあたった事が有り、その様子は真剣そのものだ。避難訓練では、火災、トルネード、侵入者に対してと色々な場合を想定している。放送をする校長先生もメチャメチャ演技派で、本当に何か起こっているかのようだ。
いつもは図書館にいるので、図書館に来ている子供達と一緒に避難するのだが、先日はたまたま事務所でコピー機を使っていたので、隣のクリニックに避難するように言われた。どうも不審者に対しての避難訓練だったらしい。部屋の電気を消して、絶体に声を出さないように言われた。
アメリカでは9-11以降、不審者、危険物に対しての警戒が厳しくなった。私達が前回アメリカに住んでいたのはそれ以前なので、時々それをとても強く感じる時がある。
そう言えば、日本で我が家の子供達が通う学校区に”襲撃予告文”が届いた時があった。その時は、父兄に対しての説明はいっさい無かった。たまたま長女が中学で生徒会をやっていたため、それらしい話は伝わってきたが、噂が噂を呼んでますます子供達を怖がらせた。
学校側としてはよけいに説明しても怖がらせるだけだからと言う立前らしいが、何も言われない方がどんどん話が膨らんで、最後にはものすごい話になったりする。(昔、「口裂け女」なんてありましたねぇ。)
ましてや、隣接する小学生に対しては何の説明も無く、予定よりも早めに下校。子供によっては家に誰も居なくて、家にさえ入れない。それってかえって危ないんじゃないですか!?と思うのだけど。
アメリカではそういう場合には、きちんと事実が説明され、その上で気をつけるようにと呼びかけられるらしい。具体的に、親が子供の送り迎えをするようになったりする場合もある。スクールバスも、いつものバス停ではなく、個人個人の家の前まで送り届け、子供が家の中に入るのをちゃんと確認してから出発する。
危機管理のマニュアルがきちんと出来ているのだろうし、そして何よりも安全第一主義なのだと思う。
今までの色々な出来事から学んだ物が多いのだろう。
なるべく隠密に騒ぎ立てず、という日本のやり方が良いのか、人によっては過剰だと思うほどしっかり説明し、守られるアメリカが良いのかは、個人の判断による所だとは思う。でも、不幸な出来事が起きてから対応したのでは遅いと言うのは、間違っていないと思う。Better safe than sorryである。
学校に限らず、娘の通うデイケアでも毎月避難訓練は行われているので、子供ながらも状況がわかってきているようで、ちょっと安心しています。
しかし、いつか学校から「当学校区に居住する性犯罪者最新情報」なるお知らせがありました。実際ウェブサイトで見てみると、写真付きの犯罪者リスト、現住所、犯罪詳細までがわかり、実際我が家からそれほど遠くないところにも住んでいることが判明して、ぞっとしました。
やはり情報公開の基準がアメリカではより生活に密着しているような気がします。
情報は出来るだけ提供する。安全は個人でしっかり気をつけるように、と言う感じでしょうか。
英語で提供される情報でも、必要な情報は知っておく必要があると痛感しました。
日本では、いざという時に慌てないで落ち着いて行動しなさいという教育を徹底しすぎて、むしろ危険に対して無関心でいる心を植え付けてしまい、実際に事件や事故に遭遇した時に逃げ遅れる人の割合が、欧米人に比べて非常に高いそうです。ケースバイケースもあるでしょうが、自分で自分の身を守る意識、皆で力を合わせてあらゆる危険を防ぐ意識やアンテナをいつも張っている環境下の方が私は良いと思いますよ。
日本の番組は色々な事をやるよね。(アメリカの番組もやってるらしいが、英語が分からない)
そのほとんどがやらせだと言う見方もあるけれど、多くの日本人が"平和ボケ"していると言うのは否めないと思います。
アメリカに住んでいると、そんな現実を突きつけられる事もしばしばあるのですが、しっかりしろニッポンと時々思うのです。