徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

デンタルフロス

2009年02月27日 | アメリカ歯科・医療事情
デンタルフロスは、日本でもかなりポピュラーになってきて、使っている人も多いと思う。
アメリカでは使って当たり前と言う感じて、私が行っている歯医者のクリーニングの後にも、サンプルをくれる。
もちろん、私は歯周病の治療をしているので、日々の歯のお手入れは、出来るだけ丁寧にしなきゃいけない。

先日、アメリカの薬局(と言っても、日本のコンビニに近いのだけれど)CVSから、Johnson & Johnsonから新発売されるフロスのサンプルが送られてきた。
表面が凸凹していて、歯間の汚れがよりとれやすいと言うものだ。

早速使ってみた。感触が、ゴムっぽい。伸びる感じ?とでも言うのかな。
歯間を掃除して抜く時に、その弾力のためビヨンとはじける。で、ついた汚れが跳ぶ。そして、鏡がよごれる・・・。
フロスを使う時は、鏡を見ながらじゃないとあの間に入れられないので、当然鏡の前でやるでしょう。
確かに、歯間はキレイになる感覚はあるのだけれど、鏡が汚れる・・・。
もう、使いません・・・。今までのフロスで十分な感じ。

でも、新しもの好きの方、どうぞお試し下さい。ちょっと、興味深いです。

歯のクリーニング

2009年02月11日 | アメリカ歯科・医療事情
歯のクリーニングに行ってきました。はい、あの愛想の悪い受付の方々の歯医者です。
不景気でレイオフのニュースが毎日のように聞こえてくるのに、そこではそんな様子は全然見られません。
患者さんもたくさん待っているし、全てのスタッフが忙しそうに働いています。
活気があると言うよりは、何かに追い立てられているかのごとく働いています。

ところでアメリカの医療保険は、タイプによってカバーの割合が違います。
特に歯医者に関しては、かなりカバーされる割合が違うようです。
いろいろ聞く所によれば、最低でも年に二回のクリーニングはカバーすると言う保険が多いような気がします。
また、そのクリーニングしかカバーしない保険もあるので、アメリカに来る前に日本で治療を終える事を勧められる場合もあります。

私の入っている保険では、クリーニングは年に二回までカバーされます。つまり、保険から負担されるので、私がクリーニングに対して払う分はゼロです。
でも、私の場合歯茎の手術をしているので、クリーニングは普通よりも頻繁にした方が良いと言う事で、三ヶ月に一度クリーニングをするように歯医者から勧められています。そこで、保険会社に問い合わせた所、歯医者から保険会社に請求する時点で、二回に一度は"クリーニング"ではなく、"歯周病治療"と書けばカバーされると言う返事をもらいました。クリーニング自体は同じだけれど、その後の歯医者さんのチェックをしてもらうかなど、細かいところで違いはあるようです。

歯医者を替えてから細かな所で行き違いがあり、保険でカバーされると思っていたのに請求書が送られて来たり、そのつど、歯医者や保険会社に連絡したり、なかなか面倒でした。一人の保険を理解するのにけっこう時間がかかるようです。
歯医者側は「保険会社が複雑にしているのよ」と言っていましたが、この国の医療保険、本当に複雑なようです。



クリーニングの後に歯医者でくれる、歯磨きセット。これって本当に必要なのかなと思いながら、もらってきてしまいます。
歯磨き粉とフロスは使うにしても、アメリカの歯ブラシは大きすぎて使えないんですよね。
資源の無駄であると同時に、医療費ももう少し安く出来るのかも・・なんて思ってしまいました。次は、歯ブラシだけでも断ろうかな?

今回のクリーニングでも、歯茎の状態も良好だと言われ、安心しました。
このまま毎日きちんと歯磨きをしていれば、もう二度と「林檎を噛んで血が出る」歯茎にはならないですよね。
私にとってクリーニングは、毎日のデンタルケアの大切さを再確認する意味でも大事な事です。

痩せ過ぎ?

2008年10月24日 | アメリカ歯科・医療事情
末娘の病院から、電話がかかってきた。
食事について話したいので、予約を入れて下さいとの事だった。予防接種の予約をすでに入れてあるので、同じ日に予約を入れてもらった。

要は、痩せ過ぎなので要観察と言う事らしい。
BMI(Body Mass Indexの略)は、体重kg÷(身長m×身長m)で計算される指数。アメリカではこの数値が、25以上を標準以上、30以上を肥満としているらしい。ちなみに、標準は18.5~25だそうだ。
このBMIが末娘は16で、標準以下という16.5~18.5よりも低く、痩せ過ぎ(Severely underweight)に入るのだそうだ。

身長・体重の計測の他に、ダイエットはしていないか、食べたあとにいつも吐いていないかなどなど、拒食症を疑っているような質問をされた。
そして、普段食べて居る物やどんな食べ物が好き化なども聞かれた。末娘は「ステーキ」と答え、笑わいを誘っていた。
血液検査もしてホルモンの状態なども調べてもらい、その後の電話で以上なしと伝えられた。

末娘は確かに私の子供なのに、痩せている。だからお医者さん側も不思議に思ったのか!?
でも、彼女だけでなく、長女も長男も痩せている。
私は知らないけれど、夫は遥か昔痩せていたらしいので、遺伝かなぁ~と言う話にはなったけれど、また三ヶ月後に来るように言われた。

そういえば、長女も体重が少ないと何度か病院に通った事があったっけ。
彼女の場合は胃腸も弱いので、その検査も出来たし、結果も悪くなかったので病院に行って良かったとは思っている。
でも、その時にお医者さんにプロテインドリンクを飲むように勧められ、それがまずくて長女はうんざりしていた。
結局飲み続ける事は出来ず、「日本人としてはそんなに痩せ過ぎでは無いですよ」先生に話して定期的に病院に通うのはやめたんだっけ。

きっと末娘も長女と同じなのだろう。
特にここ1-2年で身長がグーンと伸びたので、体重が追いついてないだけかも知れない。
それに、だんだん太ってきているのは確か。しばらく前までジーンズが履けなくなった理由は、「丈が短くなった」だったけれど、最近はジッパーが閉まらなくなっているらしい・・・。ここだけの話。

いずれ、アメリカ人の数値を出してきて比較されても困るなぁ~と思った。
ちなみに日本は児童の場合ローレル指数を用いるらしく、それで見ると末娘はギリギリやせすぎには入らない。

まぁ、とりあえず気にしていただいて、料理嫌いの私に発破をかけていただく分にはこの通院も無駄にはならないのかも知れない。

10月はピンクリボン

2008年10月17日 | アメリカ歯科・医療事情
今月は乳癌の撲滅運動推進月間。そのシンボルのピンクリボンを至る所で見かけるし、募金活動も盛んに行われているようです。

前にも書きましたが、母が乳癌の治療をしてすでに20年以上立ちました。
腫瘍は小さかったとは言え、再発におびえ、ほんの小さな事でも気なっては医者に相談しています。

日本には乳癌患者の集い「あけぼの会」があります。私の母もその会員です。
治療を受けた当初は、会合などにも参加し、同じ境遇のひとと交流する事によって、ずいぶん慰められたり励まされたりしたようです。

アメリカのabcネットワークの朝の看板番組「Good Morning America」のパーソナリティーを務めるRobin Robertsも、乳癌の治療を受けた一人です。
治療を続けながらも、番組を続け、その闘病生活も番組で取り上げていました。なんというプロ根性でしょう。
Robinと、一緒にパーソナリティーを務めているDiane Sawyerは、治療中も仕事を続ける彼女を、そこまで全てを見せなくてもいいのにと思っていたそうです。
そんな女同士の信頼関係も感じられたりして、この番組から元気をもらった人も多いのではないでしょうか。
Bobinは、乳癌撲滅推進月間の今月は、他の色々な番組に出演しています。
生き生きと明るい彼女は、今苦しんでいる乳癌治療中の人達をどれだけ勇気づけているかと思いながら見ています。

このRobinだけでなく、オハイオで毎朝見ていた10tvのキャスター、Heather Pickも乳癌と闘う一人です。
今日サイトをチェックしたら、治療のためにしばらく休みを取る事にしたようです。彼女には幼い子供も居てるので、元気になって欲しいです。

まだ他にも乳癌治療を続けているメジャーな人達もいるし、もちろん一般の人でガンと闘っている人もたくさん居ます。
彼女達の一日も早い回復を祈ります。

そう言えば、6歳の時に母親を乳癌で亡くしたマドンナは、マリリンモンローとよく比較される事に対してのインタビューで、「私は、マリリンモンローとは違う。おばあちゃんになるまで長生きする」と生きることに意欲的です。その彼女も昨日、二度目の離婚となりましたね。余談ですが。

もうそんな時期!?

2008年10月08日 | アメリカ歯科・医療事情
朝晩冷え込むようになりました。日中もお天気が良くても、やっぱり半袖では肌寒くなりました。
公園の木も色づいて、秋だなぁ・・・と思っていたら、もうインフルエンザの予防接種を勧めるニュースを放送していました。
もうそんな時期なのねぇ~と、時間が過ぎる事の早さを感じました。
あっという間に、冬になっちゃうのねぇ~。
でも、今しばらくはこの緑の多い街で、葉の色が変わるのを楽しませていただこうと思います。

我が家の末娘は、かなりインフルエンザにかかる確率が高いので、毎年予防接種をする事にしています。
隣の席の子がインフルエンザにかかった・・・なんて聞くと、次の日にはもう熱を出してますから。
そこでさっそく、掛かり付けの病院に電話して予約しました。
ハイリスク、つまり高齢者や小児、持病のある人が優先という事で、健康な人の場合は10月末にならないと予約を入れられないという事でしたが、年によっては品切れになったりするので、ずいぶん先ですが予約を入れました。

去年は子供達三人とも予防接種をしましたが、長女はその晩から発熱。予防接種が効きすぎたのでしょう。彼女はもう予防接種は受けないと言っていました。それも一つの選択ですよね。

歯医者の受け付け

2008年09月20日 | アメリカ歯科・医療事情
末娘を歯医者につれて行きました。
この歯医者は、すごく大きくて、一般歯科、小児歯科、根管治療専門医、歯周病専門医、矯正歯科と、それぞれの専門医があります。
始めて行った時は、ビル自体も大きくて驚きました。
子供用の待合室には、遊具も充実していて、長時間待っても苦にならないほどです。

これだけそろっている歯医者なのに、受付だけはすこぶる愛想が悪いのです。
受付で名前を告げると、「よっこらしょ」と言う様子で席を立ち、予約票を確認。時には、「ふーっ」とため息をつく時すらあります。まるで、私が歯医者に来たのが悪かったみたいに・・・。
時間と名前を確認し、「座って待てて」と、あごで待合室を指し、ぶっきらぼうに告げられます。
受付も2-3人居るので、誰か一人くらいは愛想の良い人が居てもいいと思うのだけれど、「けして笑顔は見せるな」と教育されているかのごとく、全ての人がこの調子です。
私の英語が怪しいからか、日本人だからそんな態度に出るのかは分からないが、いつもこうだと、凹んだり悲しくなるよりも、おかしくて仕方がないです。前に通っていた歯医者の受付がとても感じ良かったので、そのギャップが大きすぎます。
昨日初めてその歯医者に行った娘も、その態度にひいていました。

でも、実際に治療に当たるスタッフや歯科医はとても良い人達ばかり。そのギャップがまた面白いです。
治療が保険でカバーされるかどうかも、その都度確認してくれるし、無駄な治療は勧められないので、良心的だと思います。

前に、受付の態度が気に入らなくて、小児科を変えた事がありました。
歯医者と違って、小児科は急に具合が悪くなって電話する事もあったので、その時に時間通りに開いていなかったりしたからです。9時過ぎに電話してるのに、留守番電話が「診療時間は9時からです」と言った時には、あきれてしまいました。
でも、歯医者はよっぽどの事がない限り、急にどうこうと言う事はないので、しばらくはこの受付でもいい事にしようかなと思っています。

新たな担当医

2008年08月12日 | アメリカ歯科・医療事情
引っ越したと言う事は、新たな担当医も探さなければならないと言う事です。


私の場合、一番の気掛かりがやはり「歯医者」なのですが、幸い(?)夫の方が先に歯医通いが必要になりました。
歯の詰め物がとれたのです。

まず、保険会社のサイトでその保険の使える歯医者を検索し、家からの利便性も考えて自宅から来るまで10分足らずの所に決めたようです。
そして、彼の受けた印象が良かったので、私もその歯医者に通う事に決めました。
オハイオで通っていた歯医者から、クリーニングを7月にするようにと言われていたので、さっそくクリーニングと健診の予約をする事にしました。すでに8月でしたが・・・。

電話では、面倒な事は英語でうまく伝えられないので、夫が診察を受ける時に一緒について行って予約を入れる事にしました。
行ってみて驚いたのですが、そこは大人の一般歯科だけでなく、小児歯科・矯正歯科・根管治療専門歯科もかねた大きな歯医者でした。
クリーニングを早くしたいと受付の人に言ったところ、10月までは予約がいっぱいだとの事。キャンセル待ちのリストに追加してもらおうと相談していたら、受付の奥に陣取っていた女性が「私が入れてあげるわ」と出てきて、あいている時間に予約を入れてくれました。
夫いわく、スケジュールなどに関わる事は彼女が仕切っているそうです。
そこで予約をとり、必要書類をもらって家で記入する事にしました。
この書類の記入が、病名や専門用語などがあり結構面倒なので、私は出来るだけ事前にもらって家で書くようにしています。

ついでに末娘の歯も見てもらおうと相談した所、最後に健診を受けたのはいつか聞かれ、6月と応えると、12月に予約を入れれば良いので、9月に入ったら電話するように言われました。
後で気付いたのですが、最後のクリーニングは6月では無く3月でした・・・。また、新たに予約入れてもらう相談をしなきゃです。


そして、末娘の転校のための書類が必要なので、小児科の予約もしなくてはなりません。
こちらも、やはり保険会社のサイトで調べました。末娘も12才だし、どうせなら大人も見てくれる所が良いなぁ・・という事になり、やはりこれも車で5分ほどの所にしました。
やはり行ってみて、自分の目で確かめてから予約をしてきました。
大人の患者さんが何人かまっていましたが、「最近引っ越してきて、子供のために医者を探している。」と言った所、「学校に提出する書類もあるのよね。」と言ってくれたので、その旨を話し、予約をし、診察のための書類をもらって帰ってきました。


とりあえず、歯医者と病院は決まったので、ちょつと安心しています。

やっと終わった歯の治療

2008年02月21日 | アメリカ歯科・医療事情
今年に入って、やっと歯の治療が終わりました。

抜歯した奥歯は、インプラントも奨められたのだけれど、その両脇も虫歯なのでクラウン、歯のない部分をブリッジにしてもらい一度に三本入れてもらいました。この真ん中は歯の根っこが無いので、毎回歯茎と義歯の間をフロスを使って掃除しなければならないのが、ちょっと面倒ですが。
私の場合インプラントしなくても、ブリッジにして両脇の歯で支えられるという事だったのですが、やはりあごの骨にボルトを入れるのはちょっと怖かったというのが正直な所です。

最初に詰め物がとれて歯医者に行ったのが、ブログによれば(笑)2004年の11月。
プランを作ってもらって治療を始めましたが、その時には問題になっていなかった所が、痛くなったり腫れてきたり・・・。結局、プランしていた治療プラスα全てが終わるまでに、3年以上かかりました。

一般歯科以外に、根管治療、歯茎の治療、奥歯の抜歯と、私の歯の治療に関わって下さった歯医者は4ヶ所。まぁ、私も歯医者にとっては、良いお客様でしたね。
夫の駐在でアメリカに来て、働く事は出来ないけれど、時間はたくさんある。そんなメリットを生かして、歯の治療に専念出来たので良かったと考えています。歯医者さん相手に英会話や自分の保険のシステムを学ぶ良い機会にもなったかも知れません。

これからは、定期的にクリーニングに通うのみです。歯や歯茎の状態の良い人だと、半年に一度でいいらしいのですが、私の場合は4ヶ月に一度です。
普段の歯磨きも丁寧にして、もうこんな大変な治療はしないようにと誓っております。

百日咳

2008年01月26日 | アメリカ歯科・医療事情
アメリカに引っ越してきて、アメリカの学校(駐在者には現地校と呼ばれる)に入学させるに当たって、一番戸惑うのが予防接種ではないだろうか?
それと同様、日本ではあまりかからない病気が現地校で出たりする事もある。

この秋から冬にかけて時々我が家の学区で耳にする、百日咳。今週は我が家の末娘の通うミドルスクールでも百日咳と診断された生徒が居たらしい。
百日咳に関する学校からの報告を以下にまとめてみました。

百日咳はバクテリアによる感染症で、鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染、および接触感染によって広がります。
潜伏期は、通常5-10日間ですが、21日以上の場合もあります。
ほとんどの学生が、小さい頃予防接種を受けているので免疫がありますが、その効果は年齢とともに薄れるようです。
百日咳の初期の症状としては、軽い咳、微熱、鼻詰まりなどの普通の風邪の症状が挙げられます。通常、咳が激しくなり2週間以上持続すると百日咳が疑われます。咳の発作が断続的で、ひどくなり、数分間続きます。この咳の発作の間は普通にしているかもしれません。
お子さんに以上の症状が出たら、掛かり付けの医師にかかって下さい。
もし、お子さんが百日咳と診断されたら、復学する前に5日間の治療を受けなければなりません。
その場合は、学校のクリニックに連絡して下さい。また、治療を終えて復学するためには医師の診断書が必要です。


※症状などについては、インターネット検索すれば、たくさんのサイトがあります。

この報告を受けると同時に、我が家の末娘も咳が出て学校を早退したり欠席したりしたので、念のため病院に連れて行った。
結果はウイルス性の風邪と診断されたが、こんな時、万が一を考えて病院に行った方が良いようだ。

また、掛かり付けの病院で毎年検診を受け、追加の予防接種を受けるのも忘れないようにしたい。子供たちは今年の夏、追加で三種混合の予防接種を受けた。
そう言えば、私と夫も今回の駐在でアメリカに来た際に、掛かり付けの病院で破傷風の予防接種を受けた。破傷風の予防接種は10年で追加した方がいいと言うことだった。
国が違えば、医療も違う。掛かり付けのお医者さんとは上手に付き合いたいものです。

親知らずの抜歯

2007年11月20日 | アメリカ歯科・医療事情
申し遅れておりましたが、夏の終わりに、親知らずを抜いた。

アメリカの歯医者さんはとかく親知らずとみると抜きたがると言う話は前から聞いていた。でも、問題も無いのに抜くなんて金もうけ?と心の中で批判していた。

でも私の場合は、日本に居た時から問題視されていた親知らずなので、しょうがない。
右下の親知らずは半分歯茎がかぶっているので、掃除し難いから、虫歯になる可能性も高いし、せっかく治療した歯茎にも良くない。
左下の親知らずは横から生えてきていて、他の歯を圧迫している。でも、日本でかかっていた歯医者さんは、かなり問題が大きくなるまで治療しないと言う方針だったし、特に左下は深いのでいじりませんと言う意向だった。
でも、ここはアメェ~リカァ~。ガンガン外科的治療をしてくれる。しかも、麻酔もしっかりしてくれるので、この際安心してお任せすることに・・・。

一番嫌なのは麻酔の注射。でも、口腔外科専門のお医者様で、一日に何本も歯を抜いている=何本も麻酔注射を打っているだけあって、注射も全然痛くなくてビックリ!もちろん、表面麻酔はするけれど、こんなに痛くなかったのは初めてでした。

麻酔の注射をしてしばらく一人でまたされた後、その歯医者さん、助手を三人も引き連れて登場! その物々しさに、一瞬たじろぐ。でも、麻酔のせいで何も言えない・・・・。

案の定、半分出ていた右下の親知らずはあっという間に抜け、「いっちょ上がり!」だって。(笑)
左下が問題。前にその歯医者さんにに聞いた時には、「これくらいの深さの親知らずは僕には珍しくない」と言っていたので、ドーンとお任せ。
・・・でも、恐くて目が開けない。
予想通り、ウィ~ンと言う音がして、どうやら歯をほじくっている様子。何を使ってた? 電動のこぎり並の音だったけど。
で、「これはクラウンか?」「ストレェ~ンジ」といいながらほじくっている。
う~ん。なんのこと?? 聞きたいけど、聞けない。
終わってからも、麻酔で喋れないので、聞けなかった・・・。
次の予約の時に聞こう・・・と思ったのに、結局聞きそびれた。

この喋れない状態のまま、2週間後に見せて欲しいから予約を取れと言う。受付の人に「●日はどう?」と言われても、「フフ~ン」しか言えない。同じ「フフ~ン」で、首を縦にふるか、横にふるかで返事をする。「*日は?」と聞かれた日は、午前中はだめ、午後はOKの日だった。「何時よ!?」と心の中でイライラ・・。今思えば、可笑しい。

予約をとって帰る車の運転中。左目から涙が出で止まらない。すごく運転しずらい。止まって夫に迎えに来てもらおうかと思ったけど、電話しようにも喋れない・・・。左目を抑えて運転したりして、片道10分弱の道を頑張って運転しちゃったよ。

みるみる顎が腫れてきて、夜には左側は青あざ・・・。いつも以上に大きな顔の私。涙は夕方には止まりました。刺激が強かったのかな。
痛いのは嫌いだし、我慢も出来ないので、処方してもらった薬をのんで副作用のためフラフラでした。

2週間後に受診した時には、順調に回復していると言われたけど、歯を抜いた穴に食べ物が詰まるといったら、洗浄用の注射器のような物をくれました。

あれからすでに3ヶ月。今では、穴もほとんどふさがりました。

後は、一般歯科に定期的にクリーニング。次に行った時には、抜歯してしまった奥から二番目の歯をブリッジにするか、インプラントにするか考えなきゃいけないでしょうね。
まだまだ歯医者さんとの縁は切れません・・・。

Flu shot

2007年11月20日 | アメリカ歯科・医療事情
最近、最低気温が零度以下なんて言う寒い日もある。先週は、雪もちらつき、吹雪のようなお天気の中を運転したりした。
そこで、心配になるのがインフルエンザ。
日本では、今年はインフルエンザの流行時期が早く、すでに学級閉鎖になっている所もあるとか・・・。

子供たちの掛かり付けの小児科からは、10月から予防接種の予約を受け付けますというお知らせが来ていた。日々、バタバタと忙しく、電話するのも面倒だなぁ・・・と思っているうちに、11月もあとわずかになってしまった。
先週、すでにその小児科には予防接種の注射はなくミスト(吸入のような物でしょうか)しかないという噂を聞いたので、さすがに焦って小児科に電話してみた。
そしたら案の定、「ウエイティングリストに載ってるの?」と聞かれ、「NO」と応えたら、「10月から予約は受け付けてたのよ。ウエイティングリストに載せる?」と聞かれた。ウェイティングリストに載った所で、いつになったら予防摂取を受けられるのか分からないので、そのまま電話を切った。

そこで急遽、urgent careと呼ばれる救急が主な病院に行って受ける事にした。
電話をしたら、何歳からそこで受けられるのかは知らないが、子供たちの年齢を聞かれた。ここは、予約無しで、予防摂取を受けられる。実は、一昨年もそこで予防接種を受けた。欠席がそのまま成績に響いてしまう高校生の上の子二人にとっては、転ばぬ先の杖なのだ。

前歯

2007年05月31日 | アメリカ歯科・医療事情
申し遅れましたが、4月に前歯がやっと入りました・・・。
歯茎の手術を三度に分けてしてから、一年半。前歯の部分の歯茎の成長を末と言う事で、2-3週間ごとに通っていたのですが、やっと完成しました。(笑)

時間がかかり過ぎじゃないのかと、ちょっと言って見たら、歯茎の成長をまっていたとまた説明されました。
仮歯も本物と言ってもいいくらいの物だったので、なんの不便も無く過ごせたんだよねぇ。替える必要があるの? と思うくらい。
でも、前歯4本、仮歯はつながって居たので、フロスをするにも、糸通しのような物を使わなければなりませんでした。これからは、それが必要無く、普通にフロスも出来るし、ケアも楽チンです。

まだ、他にも治療しなければならない所もあるので、エステ並の頻度で歯医者には通っています。
そのたびに、受付の人や助手の人にもすっかり覚えられちゃって、前歯が入ってからは「笑ってぇ~」「パーフェクトスマイルよぉ~」なんて言われています。からかわれてますよね、これって。
歯科助手の人は、使用前・使用後のように、仮歯が入る前の歯の写真と完成後の写真を印刷してくれました。このブログでは公開出来ませんが・・・。

後は、親知らずを抜いて、抜歯して歯の無い部分をブリッジにしてもらう予定。インプラントを勧める歯医者さんも多いけど、インプラントは高額だと言う事と、最後の手段に取っておきたいので、ブリッジで良ければブリッジにしてもらうつもりでいます。

ただ、やっぱりちょっとのんびり治療されているような気がするので、いつまでアメリカに居られるか分からないんですよぉ~と、フェイントしておきました。

アレルギー・花粉症

2007年03月05日 | アメリカ歯科・医療事情
今年の日本は暖冬だった上に、春の訪れも早く、スギ花粉が飛びまくり、スギ花粉症の人は例年以上に辛いらいしですね。今年から、花粉症になってしまった人も多いとも聞きます。
実は私も花粉症とは長い付き合いで、長男を産んでからだから、かれこれ16年ほどになります。

ただ、前回駐在していた土地では、ラッキーな事に花粉症の症状は全然現れなくて、アメリカと日本では植物の種類が違うからかなぁ・・・と思っていました。もちろん、今回駐在する土地でも花粉症とはしばらくお別れと思っていました。
ところが、ここでは時期を問わず、アレルギー症状が出ます。目が痒くなる事は少ないのですが、鼻がむずがゆい事が多いです。

一説によれば、日本でスギ花粉症を持っている人は、ブタクサや芝生などに対してアレルギーが出る事もあると聞き、私も何が原因か調べるべく、一昨年の春、アレルギー検査を受けました。血液検査で、一般的にここでアレルゲンと言わている物に対してのアレルギーの度合いを調べてもらいました。
この地で一般的にアレルゲンと考えられるものとして、検査された項目は、以下の13個でした。

Cat Dander
Dog Dander
House Mite (D. farinea) ダニ
Cokroach ゴキブリ
Common Regweed / Goosefoot, Lamb's Quarters / Bermuda Grass / Meadow Grass, Kentucky Blue / Johnson Grass 芝生・雑草
Cladosporium herbarum / Alternaria alternateカビの一種
Oak ブナ科の樹木
Elm ニレ科の植物

アレルギーの度合いは数値で表され、0-64は正常範囲とされます。

私の場合すべての項目で正常値の範囲内(0-64)と言う事で、以上のアレルゲンと予測される物に対してアレルギーは無いと言う結果でした。ただ、0-64の正常値の中でも、例えば猫に対しては34だし、ダニには9と言う具合に値が違います。
実は、猫を飼っているお宅にお邪魔すると、くしゃみが出て、目が痒くなる事もあります。逆に長居をしても、全然平気だったりする時もあるので、アレルギー検査の結果陰性のアレルゲンでも、その時の自分の体調や、環境にもよるのかもしれません。

そして、医師からの処方薬をもらい、検査の結果と共に、「血液検査の結果、アレルゲンは見つかりませんでした。いくつかの原因があるかもしれませんが、この土地で一般的な物ではないかもしれません。もし処方した薬が効くなら、それを夏まで続け、そして薬をやめ症状がまたでるか様子を見て下さい」と医師からのコメントをもらいました。

日本に居た時には、市販薬を飲んだりましましたが、鼻水は止まるけど、逆に乾燥しすぎて、咽や鼻が痛かったりしたので、結局医師と相談して処方薬を飲んでいました。最近の日本の市販薬は良い物が出ているかもしれませんが。
アメリカの市販薬では眠くならず、やんわりと効き目が表れる物もあるらしいのですが、保険で一部refoundを受けられる事や、ホームドクタとの付き合いを考えて、私はホームドクターから処方された薬を今でも服用しています。

何かとストレスの多い海外生活、アレルギーでストレスがまたプラスされるのも嫌なので、しっかり対処して快適な生活を送りたい物です。

乾燥肌

2007年03月02日 | アメリカ歯科・医療事情
にも書いたが、今年の冬は乾燥した空気にやられた・・・。

全身にローションを塗っても、シャンプーも、石鹸シャンプーからベビーシャンプーに替え、頭が痒くてフケが多い時のための市販薬(?)を使っても、ダメだった。
結局、体中が痒くなり、時には夜も眠れなくなり、病院に行った。

私の主治医はペラペラとわけの分からん英語をよ~く喋るドクター。これがけっこう聞き取れなかったりして、変な意味で病院に行くのもけっこう勇気が要るのだ。

「今日はあっちも湿疹、そっちも湿疹、こっちも湿疹だらけぇ~」(私にはそう聞こえた)と言いながらやって来た。
症状を説明した後、家で使っていたポディローションをボトルごと持って行っていたので、それを見せたら、真剣に成分をチェックした後、「Oh! Look!」とか言うので、何かやばい物が入ってるのかと思ったら、「製造元はオハイオだねぇ~。ほら、ここ。見て。」だって。ガックゥ~

掻きむしってカサブタだらけになった私の腕と肩、背中をルーペでよ~く観察。フケフケの髪の毛もかき上げて、ルーペでしっかとご覧になる。これだけは医者っぽい。って、医者ですから
おまけにここでもまた、右腕にあるBCGの跡を興味深そうに見て、「ふつうBCGは左腕にするんだがなぁ・・・、なぜた?」とブツブツ独り言。とーっても興味があるようだった。

で、アレルギーなら腕の内側や、脇の下等の柔らかい所から湿疹が出るはず。何かのムシ等なら手の指付け根の間がやられる。私の場合は乾燥肌の成れの果てらしい。 すっごぉ~い、まるで、お医者さんみたい。 ・・・だから、医者だって

結局、肌には軟膏、頭に液体の薬が処方された。
痒かった肌は軟膏を3-4日も塗ったら良くなったので、今ではまたローションを塗っている。頭のかゆみも治まった。

あまり主治医がペラペラ英語過ぎるからと言って、行くのをためらっていたが、今回は行って良かった。これからも、彼の一人漫才のような英語を恐れず、酷くなる前に病院に行こうと思った。

アメリカ人は・・・歯が命!?

2006年10月29日 | アメリカ歯科・医療事情
先週歯医者に行った。仮歯を外してクラウンが入る筈・・・。 ルンルン。

で、出来上がってきたクラウンを私の口から入れたり出したりしている、歯医者さん。そして、歯医者見習いらしき先生と相談。なんでしょう・・???
「Any prblem?」と聞いたら、出来上がってきたクラウンが、どうも私の他の歯と色がマッチしないらしい。ゴニョゴニョ英語で話してたって、何か問題がある事くらい私にだって気付くさっ!

で、鏡で見せてくれたんだけど、すごーく微妙。これで良いといえば良いし、違うと言えば違う。全体に黄色っぽい。自前の歯は、根元は確かに少し色が濃いけど、それ以外は白いよ。でも、クラウンを入れる歯の場所はそんなに目立つような所ではないし、このクラウンで良いような・・・とも思ったが、せっかくだから他の歯と並んでもおかしくないような色にしてもらう事にした。
って訳で、もう今日限りの筈だった外した仮歯を元に戻し、2週間後に次の予約を入れた。
ちょっと黄色っぽく出来上がってきたクラウンは、また工場(?)に戻して、ちゃんとした色をオーダーすると言っていた。

それにしても、アメリカ人って何事も「適当」なのかと思っていたけど、けっこう神経質な所もあるのねぇ~なんて思いました。特に、歯の色、白さに関しては凄い気の使いようだ。歯を白くするブリーチなんて、薬局にいろんな種類が並んでいる。テレビショッピングでも始終コマーシャルしてる。
白さだけでなく、歯並びもこだわるようで、歯列矯正をしている子供の多い事。土地柄にもよるが、今住んでいる所は、比較的保守的な所なので、ミドルスクールくらいになるとかなりの生徒が歯の矯正のためのブレースを付けている。そして、ハイスクールのスクール写真には「ニッ」とそれはそれは歯をむき出しにした美しい笑顔で写っている。

私もそれにすっかり慣れちゃって、自分の歯を棚に上げ、日本の芸能人を見ると、「歯、黄色い」と思っちゃう。アメリカ並にこだわるのもどうかと思いますが・・・。