轟音はでかい音

Dedicated To Punk,Power pop,Obscure Music Blog From Far East

Various Artists - ADK Omnibus Vol.1(1983)

2009-08-31 | Hardcore Punk, Hard Punk

 TAM氏自身の耳に留まったのであろうパンクバンドが詰まった
ADKレーベルの7”EP2枚組みオムニバスであるところの本作は、
700~800枚程度しかプレスされていないらしきことからも
長らく自分は聴くことが出来ずに来た伝説の品。

 イケメンZAZIEのソドムは、後のポジパン~インダストリアル
~ハウス~ニューウェーヴ志向のイメージとは程遠い、
重厚なビートが猛進する重量級ハードコアパンクを
ぶちかましている。7曲一気にメドレーで突き抜ける潔さ。

 仙台パンクの責任転嫁もノイジーなギター&ベース、
爆裂した速く重いビートで迫り来る。
スターリンや肉弾を連想するバーストチューンがキテいる。

 ガールズパンク、カインについては
バンドプロフィールを知らないが、ミドルテンポな
ニューウェーヴ・ロックンロールを奏で、淡々と、
かつ堂々と歌い上げる。

 ガディスもプロフィールを知らないのだが、
こちらもガールズパンク。いきなりハードコアパンク仕様の
童謡から入り聴く者の度肝を抜き、絶叫、
「テメーのモノは俺のモノ」とスポークンワードを吐き出し、
「男は皆ケダモノ」と生生しく肉欲的なアバンギャルドを発散させ、
アシッドな演奏を繰り広げる怪作。

 以上、ハードコアにとどまらぬバラエティに富んだバンド・楽曲群ながら、
音質のラフ&ロウさがパンクロックとしての
ラジカルさを際立たせ、重いビートを更に重く、
ハイにさせてくれる仕上がりとなった稀少なる日本パンクの名品。

SIDE A :: ソドム
1 ソドミズム
2 スペルマ爆弾
3 L.S.D
4 自殺
5 パブリック
6 カンゴフK
7 夜姦菌孤

SIDE B :: 責任転嫁
1 Fuck
2 春と修羅
3 Worm
4 慕情

SIDE C :: カイン
1 さつき病
2 すてきなビート (Beat Generation)

SIDE D :: ガディス
1 Bun-Bun-Bun
2 新宿 -闇のカーニバル-
3 薬 -Yaku-
4 あたいの.....
5 ケダモノ
6 キ・チ・ガ・イ  


The Producers - On The Beach/ Goin' Steady 7"EP(1980)

2009-08-30 | 70's Punk,Power Pop,Mod

 UKパワーポップバンド、ザ・プロデューサーズ。アトランタ辺りに同名バンドがいる紛らわしさ、80年にEP3枚をリリースしただけでシーンから姿を消しているらしき刹那的な活動期間、超絶なるグッドメロディやビートパンクな演奏、バンド・プロフィールに関する情報はほぼ無い(というか自分は全く知らないです)など、どれをとってもカルト性が際立っている謎のバンドである。

 日本のパワーポップマニアにはかなり著名なのかと思われる本盤だが、“On The Beach”はキーボードも痛快なビートポップ名曲。“Goin' Steady”はドラマティックな曲展開が魅力的な、切ないエモーショナルなる名曲。これらの曲の良さは驚異的であり、けだし名盤である。

 彼らには他に「Walk Right Back/ All The Rage」「On The Shelf/Talking About My Baby」(全て7”、1980)の2作が存在し、前者は少し大衆迎合型のポップに寄っている感じがして自分的にはやや危険な存在であるが、それでも聴き応えはある。後者はいまだ未聴。

 驚くことに同バンドにはフルレングスのアルバムリリースが予定されていたらしく、お蔵入りになったLP音源が存在するのであるが(全10曲)、未発表音源の楽曲の良さのレベルは半端ではなく、盤起こしでもよいのでどうにか世間の流通に乗ってもらえないものかと切に願うところである。同作には、上記のうちEP2作の4曲も収録予定だったようだ。

SIDE A
On The Beach

SIDE AA
Goin' Steady


SUZY & LOS QUATTRO - STICK WITH IT(2008)

2009-08-25 | 70's Punk,Power Pop,Mod

セカンド・フル「STICK WITH IT」(2008)を聴く。

 スペインの人気ガールポップパンクバンド、スージー・アンド・ロス・クアトロは来日もしているし日本のパワーポップリスナーにも人気があるのだろう。楽曲も綺麗、メロもキャッチー、ボーカルのスージーの歌声もワイルドなアンダグラウンド志向の御仁には物足りないかもしれないぐらいやや上品なれどキュート、ジャケの男性メンバー3人のコミカルな緊縛のされ方もイケてる。

 #4でまさかの音頭チックな楽曲に驚きつつも、全般にソツのない高いクォリティの楽曲揃い。#10は米国パワーポップCANDYの楽曲とか。渋い。#11の曲名もロリンズて。バンド名自体、米国婦女子ロッカーの先駆けスージー・クアトロの新バンド?と思わされる意表の突き方といい、何かとインパクトある。

 充実の会心作!

 スペインというと、スパンキー・ダースヴェーダースなるパワーポップバンドもイキが良いし、ヴィンテージソウルを歌うグループ、ザ・ペッパーポッツもスペインではなかったか。どうやら、ガールズバンドが昨今のスペインでは勢いがあるということか。

1. Crazy on the Phone
2. Rock Boys
3. Donna Donna
4. H.A.T.E.!
5. Maybe I'm Wrong
6. Because of You
7. Go On
8. Comeback Superstar
9. Too Late
10. Whatever Happened to Fun
11. Henry Rollins


The Adverts - Crossing the Red Sea with the Adverts(original release 1978、re-issue 2002)

2009-08-24 | 70's Punk,Power Pop,Mod

  ファースト・フル「Crossing the Red Sea with the Adverts」(original release 1978、re-issue 2002)を聴く。

 1976結成、1977EPデヴューのUK初期オリジナル・パンクの名バンドの1つアドヴァーツ。初期パンクの名作ファースト・アルバムに、セカンドシングルやフォースシングルの楽曲が収録されてのリイシュー盤。

 自分はと言えば、ティーンの頃はHCやニューウェーヴなどの購入しなければならないレコードがバカバカリリースされていた時期で金銭的余裕がこれ無く、情報が少なかったアドヴァーツは調達の優先順位を下げざるを得ず、バンド名や余りにも著名な1977年のファーストEPのフロントジャケット画像のみは良く知りながらも実際に楽曲を聴いたのは随分と後年になってからだった(コンピ「LIVE AT THE ROXY LONDON WC2 LP」であった)。

 最初のギグが1977年のジェネレーションXのフロントアクトで、ダムドのブライアン・ジェイムズの紹介にてスティッフからEPデヴューしているという筋金入りの初期パンクバンドながら、その楽曲たるやかなりドラマティックで、切なく哀愁を帯びたメロディアスなロックンロールに満ち溢れている。
 勢い重視でロウに爆走する電撃的なパンクもいいが、そうしたエッセンスに加えて、こうして起伏に富んだ旋律・調べを大切にしている叙情的・劇的パンクも味があって聴き応え充分である。

 ギタリストは既に故人のようであるが、中心人物のシンガー、TVスミスは1979の解散後もTVスミスズ・エクスプローラーズなど各種のバンドやソロ活動を経て今尚パンク歌手として健在のようである。

 ラモーン・スタイルでお馴染みゲイ・アドヴァートの隈取メイクやその面構え自体がアドヴァーツの代名詞といえよう。彼女の名前もストラングラーズが仮に記入した名義が由来だというのも凄いエピソードだす。


1.One Chord Wonders
2.Bored Teenagers
3.New Church
4.On The Roof
5.New Boys
6.Gary Gilmore’s Eyes
7.Bombsite Boy
8.No Time To Be 21
9.Safety In Numbers
10.New Day Dawning
11.Drowning Men
12.On Wheels
13.Great British Mistake


Joy Division - Les Bains Douches 18 December 1979(2001)

2009-08-23 | New Wave,Post-Punk

 1979年フランスはパリでのライヴ音源「Les Bains Douches 18 December 1979」(2001)を聴く。

 こりゃカッチョエー!!!

 スタジオ音源からは予想も出来ないハード&ラウドなパフォーマンスに身震いさせられる。マーティン・ハネットの演出でスタジオでは随分とこれらのハードさ、ヘヴィーさが抑えられていたということだろうか。スタジオ音源だけでは同バンドの全てを知ったことには全くならないということであろう。

 暗く陰鬱で、荒涼としたダークサイドを淡々と歌い上げるアンチポップなポストパンク・スタイルがジョイ・ディヴィジョンの魅力であると思うが、その魅力を倍増させるハイテンション・プレイがこうしたライヴ音源には生々しくも巧みに存分に大発揮されている。

 イアンカーティスのヴォーカルも鬼気迫るものがあり、凄まじく激しく暴れまくるギタープレイ、時に重く時に疾走感を持って過激に爆発するドラム。これは紛れもない怒涛のパンク・ロックである。#6のようなミドルテンポ曲ですら、猛々しく、ワイルドなギターやイアンのシャウトがリスナーに牙をむく。

 これを当時のパリジャン・リスナーはどう見、どう聴いたのか。自分も生ライヴが見たかった・・・。

 名曲「Love Will Tear Us Apart」やセカンドアルバム「Closer」のレコーディング以前のライヴ音源であるが、前者も、そして後者から3曲程度披露されている。

1. Disorder
2. Love Will Tear Us Apart
3. Insight
4. Shadowplay
5. Transmission
6. Day Of The Lords
7. 24 Hours
8. These Days
9. A Means To An End
10. Passover
11. New Dawn Fades
12. Atrocity Exhibition
13. Digital
14. Dead Souls
15. Autosuggestion
16. Atmosphere


Killing Joke - Almost Red 12"(1979)

2009-08-22 | New Wave,Post-Punk

 記念すべき1st.EPの12"盤「Almost Red」(1979)を聴く。

 同バンドは2nd.EP以降に楽曲のスタイル(原始的反復ビートと金属的ギターサウンドが充満するヘヴィー・ミュージック)が一気に昇華、確立することになるが本作はそれ以前のもの、結成翌年の作品である。本作がBBCに取り上げられたことで著名になった。

 本作は、1979年10月に10インチ盤として初リリースされている。エモーショナルで金切りギターやユースのチョッパーベースが印象的な重量級レゲエソング「Nervous System」をはじめ、「Turn To Red」「Are You Receiving」の3曲入りであった。2ヵ月後の12月に、その7インチ盤(「Nervous System」「Turn to Red」の2曲入り)と本盤12インチが出ているようである。

 冒頭の「Almost Red」は、「Turn To Red」のリミックスであり原曲よりもテクノ色を強めた無機質なミニマル反復ビートにジャズコールマンのヘヴィーなボーカルが乗っかる(ひょっとすると逆に同曲は「Turn To Red」の原曲であるのかもしれないか?!)。続いて、貫禄のヘヴィネスを展開するレゲエソング「Nervous System」、ビート感あるパンク風味の強い「Are You Receiving」、そして当時UKアンダーグラウンドミュージックを席巻していたダブが大展開した脅威のニューウェーヴ・ダブな「Turn To Red」、以上4曲が収録。

 今では、さまざまなベスト盤などのセルフ・コンピでこれらの楽曲が聴けるが、これらを当時リアルタイムで聴いていたら、どれだけ大きな衝撃を受けていたであろうか。

 何より驚きなのは、本作が出た当時のメンバー4人が4人とも20歳未満のティーンだったということである(恐らく4人とも当時18歳とされているようだ)。まじすか。なんちゅう貫禄なのか。なんちゅう老成した演奏、楽曲、録音なのか。あな恐ろしや。

 こうして改めて同バンドの原点を聞き直し、とりわけ自分としては「Nervous System」の余裕のニューウェーヴ・レゲエに鳥肌が立つような格好良さを感じた次第である。 

SIDEA
1. Almost Red
2. Nervous System

SIDEB
1. Are You Receiving
2. Turn To Red


Skimmer - I'LL TELL YOU WHAT(2007)

2009-08-21 | Emo, Melodic

 サードアルバム「I'LL TELL YOU WHAT」(2007)を聴く。

 UKメロディック・パンクバンド、THE SECTをルーツとする「スキマー」については、自分は1度4~5作目ぐらいになるのかと思われるフル音源をさらっと聴いたぐらいで体験的には乏しくしてきたのであるが、改めてこのサードを聴いてみて、その気持ち良さを追体験、本バンドの素晴らしさを再認識した次第である。

 音の基盤は疾走する青春パンクロックで、極上のポップメロディの層で覆われていて、ギター・エフェクトは現代的のメロディック系バンドでよく聴かれる音であったりするのだが、どうにもこうにも録音や演奏がヘナヘナなローファイ感ぷんぷんで、しかも高音な声質のボーカルもJマスシスほどではないがヘタウマ感で通底している。
 凄く素晴らしいメロディ、ポップ感なのに、細部はヘタったり、リズムが妙に走ったり、というアンバランスがヤケにいい隠し味として魅力を発散しているバンドだ。

 現代のアマチュアバンドが、全編に渡り1980年代のパワーポップをカバーしているかのような感覚に襲われる。もしくは、1980年代のパワーポップバンドがメロディックパンクをカバーしようとしている感覚というか。

 ドラムも楽曲によって所々、安定感なく異様な高速連打を披露する部分があったりして印象的だ。聞けばドラマーはこの後に事故死しており、本盤は遺作となるようである。

 またしても、素晴らしきポップパンク!

1. Scale of Five
2. Trouble with Girls
3. Stagestruck
4. As Thick as Thieves
5. Bookish
6. I'm the One
7. Gordon & Jordan
8. Shimokitazawa High
9. Going on Tour with the Queers
10. Small Talk About Girls & Beer
11. Off the Rails
12. Kenneth
13. Doing It for the Noise
14. Greyscale


Firestarter - LIVIN'ON THE HEAT(2003)

2009-08-20 | 70's Punk,Power Pop,Mod

 セカンドアルバム「LIVIN'ON THE HEAT」(2003)を聴く。

 全般にロックンロール成分がアップした感のあるセカンドである。イタく・クサくなる危険を冒して、敢えてややオーバーな、というか豪華な展開・演出の曲作りがなされているように思われる。が、これがギリギリのところで低俗っぽくならずに、クールさを保持しているところが凄い。

 オブスキュアなパンクロックリスナーから、商業主義の既成品にしか馴染みの無い御仁まで余裕でカバーしそうな懐の深い曲作りに感服してしまう。ところどころ、B~C級パンクっぽいエッセンスがちりばめられているのに、ゴージャスに上品に展開するサビなんかも装備されてて、大変に贅沢な楽曲揃いである。

 やはり、クレージーで、猥雑で狂熱的なワイルド性溢れるロックを求めるリスナーからすると、こうしてクールで端正なパンク、ポップ、ロックンロールに物足りなさを感じてしまう面はあるかもしれないが、それを補って余りある楽曲のクォリティを安定的に創出してるのが凄いなあと思う。

 前作もそうであったが、英語力に乏しい自分にはよく分からないけれど、日本人ボーカリストにありがちな英語の発音への引っ掛かりが、このバンドに至ってはちっとも気にならないのも一つの強みか。

 世界もうなずく精悍なるポップ・パンク・ロックンロール集。

1.THE BEAT GOES ON
2.SHE'S RED
3.JUDY JUDY JUDY
4.AUTOMATIC HEROES
5.FLYIN'GULLOTINE
6.KEEN REACTION
7.LIVIN'ON THE HEAT
8.MODERN RAIDS
9.RADIOS ARE DEAD
10.RICH'S EYES
11.HARD GAMES
12.DON'T MIND
13.JOHNNY MOPED WAS RIGHT
14.PRETTY NUMBER


Firestarter - S/T(2000)

2009-08-19 | 70's Punk,Power Pop,Mod

  ファーストアルバム「S/T」(2000)を聴く。

 もう9年も前のアルバムになるが、日本が世界に誇るパンク~パワーポップの名盤である。
 やはりガレージサウンドで世界に名を轟かせたバンドTeengenerateからTWEEZERSなどの名バンドをルーツとし、より洗練されたスマートな、パンクでポップなロックンロールをぶっ放す、ワールドワイドで評価の高い現役バンドである。

 ポップ・ミュージックは、そのポップ度を増すごとに軟弱になってしまうリスクを抱えているように思うが、このファイアースターターのようにどれだけポップになっても、そのロウ感覚、硬派度を絶妙にキープしてやりきる技能やセンスを持っているのは奇跡だ。

 全編に渡ってこれでもか、これでもかといちいち見せ付けてくれる格好良さ。 ポップなのに硬派な格好良さといったら、そりゃ世界も認めるだろう。紡ぐ音の1つ1つがどれをとってもハズレがない。ギターリフやソロもかゆいところに手が届く旋律で痛快。もうとにかく気持ちいい楽曲の作り方がされていて、個人的にこうあって欲しいという「あるべき姿」を先回りして実行に移してくれている感覚である。

 野性味やガレージのようにガツガツした感じは押さえられていているものの、1つ1つの曲がハイセンスで、手抜きの無い作りがされている感に大いに惹かれる。

 USパワーポップバンド:ザ・ナウの1979作カバー(#5)や、エディ&ホット・ロッズのカバー(#7)なども激渋でキテます。

 凛々しいパンク~パワーポップの極地。素晴らしい・・・。

1.Keith Richards Man
2.Rock's Dead
3.You're too Late
4.Trashy Dreams
5.Flex your Muscle
6.Naughty Girl
7.Do Anything you Wanna Do
8.The Last Minute
9.Bop All Away
10.Love Collector
11.Slam Rock
12.The Majors are Lesser
13.Sister Sister
14.Street Boys


GENTLEMAN JESSE & HIS MEN - S/T(2008)

2009-08-18 | 70's Punk,Power Pop,Mod

  ファーストアルバム「S/T」(2008)を聴く。

 アトランタのキラーパンクバンド、カーボナスのメンバーでもあるジェントルマン・ジェシーが放つ、珠玉のパワーポップサウンド集。

 パワーポップというと、一歩間違えると痛いビジュアル・痛い楽曲に成り下がってしまいがちな非常にバランスの難しいジャンルであるように思うが、ザ・ビジー・シグナルズにせよ、カーボナスにせよ、絶妙のパンク的センスを形成してて凄いと思う中、このジェントルマン・ジェシーの音はもっとポップさに迫りつつも、スリリングな格好良さをちっとも損なっていない、究極のパワー・ポップ、ガレージ・ポップ&ロックンロールであるように思う。

 常に声を張り上げてエモーショナルに歌い込み、全編に渡り60~70年代のヴィンテージ・ロックな風合いもちりばめつつ、かといって荒削りな魅力はそのままに、ポップながらパッションに溢れたハイな本盤である。

 このセンス、素晴らしい。

1. Highland Crawler
2. Black Hole
3. All I Need Tonight (Is You)
4. The Rest Of My Days
5. Attention
6. Butterfingers
7. You Don't Have To (If You Don't Want To)
8. I Get So Excited
9. Sidewalks
10. You Got Me Where You Want Me
11. Wrong Time
12. If I Can See You (You're Too Close To Me)
13. Put Your Hands Together

ジャケはやはりこれへのオマージュなのか?