轟音はでかい音

Dedicated To Punk,Power pop,Obscure Music Blog From Far East

Sugar Minott - Good Thing Going(1989)

2007-09-22 | Reggae,Ska
「Good Thing Going」(1989)を聞く。

自分にとってのレゲエは、
ボブマーリーでもジミークリフでもリーペリーでもなく
何故かレゲエ重要シンガー、シュガーマイノットである。

自分が高校生時分にFMでエアチェックして
初めて遭遇したレゲエとして、
今でも圧倒的な存在感を脳内に残した作品。

メロウ、甘いボーカルと80年代っぽい音づくり。
やさしくキャッチーなレゲエミュージックが詰まっている。
中でも、#6ジャスミンは自分の中では超名曲だ。
チャートにも入ったタイトル曲はジャクソン5の
カバーだったりする。#9はバカラックのカバー。

実際、シュガーマイノットのキャリアの中では
本作はそんなに評価されていないのだろうかなと推察される。
初期作などは確かにかっこいい。

でも、なにはともあれ、自分はこれなのであります。

1. Good Thing Going
2. High Up Above
3. Never My Love
4. House On A Hill
5. My Sisters
6. Jasmine
7. Life Without Money
8. Lonely Days
9. Walk On By
10. Family Affair

ニューエスト・モデル - カウンター・センサーシップ(1993)

2007-09-18 | Rock
アルバム未収録曲盤「カウンター・センサーシップ」(1993)を聞く。

シングルの編集盤+新録カバー4曲入り、という構成で、
カバーは、ヴェルヴェットアンダーグラウンド、ボブディラン、
ヴァンモリソン、ビリーブラッグというものでありながらも、
アレンジやボーカル中川敬の声(この声欲しい)、
そして歌詞などから、完全にニューエスト・モデルの曲、
という消化のされ方で驚かされる。

実際、自分自身、てっきりずっとオリジナルかと思ってた次第。

トラディショナルな感じ、フォークロア、ブラスセクション含みの
分厚い音世界、染みるメロ。
どれもいい感じ。

他も、シングルMIXなど別アレンジのものなどが収まっており、
聞き応え充分なつくり。

個人的には、#5が楽曲として凄い好きで惹かれます。

1. おもろのきわみ
2. 嵐からの隠れ家
3. 杉の木の宇宙
4. 地平線騒ぎ
5. 杓子定木
6. 外交不能症
7. 知識を得て,心を開き,自転車に乗れ!(パート2)
8. 報道機関が優しく君を包む
9. 雲の下
10. 秋の夜長
11. エンプティ・ノーション(からっぽの概念)
12. こたつ内紛争
13. ニュー人生ゲーム
14. 団結は力なり

Rodrigo y Gabriela - Rodrigo y Gabriela(2006)

2007-09-16 | World
3枚目のアルバム、
スリーヴのワニの目が印象的な
「Rodrigo y Gabriela」(2006)を聞く。

2003~2004頃に、いずれも結構売れたものと推察される
ライブ盤(マンチャスター+ダブリン)と
スタジオ盤を1枚ずつ出しているらしきだが、
未聴につき何ともいえないものの、
本作でユニット名をタイトルにする辺り、
実質的な世界本格デヴュー大本命盤とでも言うべき
スタンスの代物であろうか。

メキシコで「ティエラ・アシーダ」という
スラッシュメタルをやっていたという
ロドリゴ・サンチェスとガブリエラ・キンテロの
2名デュオが、
ボッサなどギタープレイを追究、飽くなき鍛錬の末、
国内シーンを見切ってダブリンへゆきゆきて、
路上パフォーマンスなんぞをしつつものし上がってゆき、
本作がアイルランドのチャートを制覇したというのであるからして、
驚きのプロフィールであるが、音やパフォーマンスも凄い。

アコギ2本のみで打楽器も兼ね、ボーカルレス。
超高速超絶リフ、ハイテクで哀愁のギターソロ。

全編高速で、かつ切ないスパニッシュ色プンプンな楽曲群。

レッドツェッペリンやメタリカのカバーまで収まった、
ハードコア・フラメンコとでも言うか。
こうしたフォーマットなのにロックを感じる仕上がりで、
オーディエンスがライブでヘッドバンギングするのも
よく分かる。

ボーナスDVDに、2名直々の
ギター・チュートリアル映像があるのが微笑ましく。



1.Tamacun
2.Diablo Rojo
3.Vikingman
4.Satori
5.Ixtapa
6.Stairway to Heaven (Led Zeppelin cover)
7.Orion (Metallica cover)
8.Juan Loco
9.PPA (Pinche Personal Assistant)

ほりゆうじ - myspace stream track(2007,2014)

2007-09-15 | Guitar Pop, Neo Acoustic
>第1稿
2007-09-15 13:43:35

MYSPACE音源(1曲)を聞く。
今般はハードコア・フォークともいうべき
80年HCな作りのもの。ギター+ドラムの構成であろう。
やはり、ほりさんは素晴らしい。

1.いきつけの店 よそいきの服


>第2稿
2014-04-29 12:05

MYSPACE音源(2曲)を聞く。
前稿とは収録曲を一新されていた。

とにかく相変わらずだ。

myspace>ココ

1.星空の下で(宅録バージョン)
2.クールなあいつ

The Pop Group - For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?(Reissue1994,Original1980)

2007-09-12 | New Wave,Post-Punk
傑作セカンド「For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?」(1980)を聞く。

自分のは、9曲入りCDリイシューなので、
マスタリングで良い音になって「ない」ほうのかなと思われる。

タイトルをWEB翻訳にかけると「どれほど長い間、私たちは大量殺人を許容しますか?」と出た。

この強烈なメッセージ性、マークスチュワートの叫び、
重いというよりはカン高くガチガチに硬いドラム、
ブリブリ言う爆裂ベース、狂気的なサックス、
このセカンドにはこれらの超重量級の音や主張が集積してて、
パンクロックとの差別化を徹底したハードコアダブ、
ハードコアファンクととりあえず定義してみたくなる格好良さに溢れている。

アグレッシヴなジャズ的な要素、
民族的な打楽器音+ヒップポップな調子の部分や、
ダブ・レゲエ要素もあって楽しめたりもする。
#9のアッパーなビート、
ファニーな管楽器も飛び出す余裕が感じられるつくり。

色んな意味で狂暴な作品である。

1.Forces of Oppression
2.Feed the Hungry
3.One Out of Many
4.Blind Faith
5.How Much Longer
6.Justice
7.There Are No Spectators
8.Communicate
9.Rob a Bank

Various Artists - 極東ロック・レア・トラックス(1989)

2007-09-05 | Rock
東芝EMIのアーティスト初期音源コンピ(1989)を聞く。

1.どろだらけの海/RCサクセション 70年1stEPのB面曲。70年フォークというかブラスも“ガタガタ”フレーズ入ってもうR&Bです。これで高3すか!
2.涙でいっぱい/RCサクセション 70年2ndEPのA面曲。
3.花が咲いて/ジャックス 69年2ndEP用録音。実際にはそれ以降にEP化B面曲。
4.ロール・オーヴァー・ゆらの助/ジャックス 69年2ndEP用録音。
5.ほんとだよ/遠藤賢司 69年1stEP曲。ジャックス木田プロデュースのアシッドフォーク。うねる歌声が凄い。1stアルバム収録曲とは別テイク。
6.夜汽車のブルース/遠藤賢司 70年2ndEP曲。
7.恋人達の願い/ハプニングス・フォー 70年7枚目ぐらいのEP曲。
8.御意見無用(日本語バージョン)/モップス 71年阿波踊り+ツェッペリンなイントロのリフで失禁必至の名曲。
9.たどりついたらいつも雨ふり/モップス 72年拓郎曲の名カバー。
10.汽車/久保田真琴 73年1stアルバム収録曲。裸のラリーズ出身!サンディ&サンセッツ!
11.カントリー・ドリーマー/ブラウン・ライス 73年何とポールマッカトニー書き下ろし曲!
12.くりかえし/クロニクル 75年米国ライブ盤でデヴュー後のEP曲。日本プログレ!
13.遠い日々/コスモス・ファクトリー 76年「ブラックホール」アルバム収録曲の別テイク。こちらも日本プログレの雄!
14.ピクニック・ブギ/サディスティック・ミカ・バンド 73年武道館かっくいいライヴ音源!
15.銀河列車/サディスティック・ミカ・バンド 73年武道館ライブ音源。幸宏先生のドラム!
16.SPINNING TOE-HOLD No.2/CREATION 超絶テク竹田和夫もそうですが、ベースのテクも凄過ぎる!
17.フレッシュ・ベジタブル/マジカル・パワー・マコ 81年19歳宅録!んー!テクノ!
18.イヨマンテの夜/巻上公一 81年フロム・ヒカシュー巻上センセ。実写版ブラックジャック思い出す!オペラ風の歌声に痺れます。

藤城清治 - ケロヨンのぼうけん(2007Reissue,Original1968)

2007-09-04 | Other
藤城清治の総監督、美術、演出による
映画「ケロヨンのぼうけん」(1968)のDVDリイシュー版を
視聴す。

以前から、藤城清治先生の事務所へ
作品入手の問い合わせなどをしてたぐらい
様々の人の好評ぶりを背景に興味があったのですが、
なかなか入手出来ずにいた本作が
とうとうDVD化されたということで、
慌ててゲットした次第であります。

正直、自分は1968年生まれゆえリアルタイムでは
体験していない(してても覚えていない)時期のもので、
追体験層にあたるのでありますが、なんとなく
当時の雰囲気を記憶しているような気も(映像を見て)
したりしましたんです。

色使いが素晴らしいし、
全編オールセットの意匠もファンシーで素晴らしく、
司会のお姉さん以外は全部等身大気ぐるみという徹底ぶりで、
アートとして見ても感動出来る優れものであります。

更に、内容が凄い。

主人公のケロヨンの声も、決してカワユイとは言えない、
なんかスネ夫のようなダミ声というミスマッチ感の上、
バック宙はする、建物に車で激突する、
警察の指導を受けている最中に逃走、女装、
狸の悪役ギロバチに洞窟にとじこめられる、
自宅のかえる屋敷が火事になるが、有志で手作りで建て直す、
など、メルヘンながら意表を突く
衝撃のストーリーに度肝を抜かれます。

100%ファンシー+ファンタジーの傑作であります。バハハーイ。


Grinderman - Grinderman(2007)

2007-09-03 | New Wave,Post-Punk
デヴューアルバム「グラインダーマン」(2007)を聞く。

思わず、グラインダーで火花を散らすパフォーマンスをする
日本の集団を連想するものの、
ちと入手~試聴遅くなりましたが
ニック・ケイヴのニューバンドの音源であります。

ドラムはクランプス出身者とか。

おー。

音がいままで老成した雰囲気を放出していたバッドシーズより
原始的・野生的な凶暴性/初期衝動性を蘇らせた感じの音になってますが、
でもバースデーパーティまでは回帰してない大人のロックさを
合わせ持つ仕上がりになっております。

こりゃかっくいい。

マゾンナ?と思わせるエフェクターノイズの嵐に
ニックのマザーファッカーてなスポークンワードに、
トラック名がノープッシーブルースにハニービーに
ラヴボムなわけで凄いセンスなわけです。

あーこれだーこれこれ的な嬉しさ感じて、
暫くはグラインダーマンをヘビロテするのであります。

1. Get It On
2. No Pussy Blues
3. Electric Alice
4. Grinderman
5. Depth Charge Ethel
6. Go Tell The Women
7. (I Don't Need You To) Set Me Free
8. Honey Bee (Let's Fly To Mars)
9. Man In The Moon
10. When My Love Comes Down
11. Love Bomb