轟音はでかい音

Dedicated To Punk,Power pop,Obscure Music Blog From Far East

Tommy Ray! - First Hits Free(2020)

2020-05-31 | 70's Punk,Power Pop,Mod

 ポートランドのパワーポップパンクな若者達The CRY!のフロントマン、Ray Nelsen。ソロプロジェクトなのかどうかは存じ上げないのだけれども2017年にTOMMY RAY AND THE SHAKIN' BABYS - LIFE GOES ONという別名義ながら生き写しのような作品が公開されてたようなので、わけありなのかもしれないが、とにかくこのTommy Ray!としてのデビュー作「First Hits Free」を2020年年頭ごろからヘビロテ中。
 TheCRY!と同様に気恥ずかしいぐらい、若々しすぎでセンチメンタルすぎでキャッチーすぎでパワーポップすぎ。失速なし、キレッキレのパンクがこれでもかと終始ハイテンションで大展開していく超ド級の快作。

A
1.Ain´t No Use
2.Life Goes On
3.Good Luv - Gone South
4.Hey Susanne
5.Coming Back
6.Take A Chance

B
1.Voices
2.Tuesdays Girl
3.No Better
4.Trouble
5.Bored & Young

TOMMY RAY! - Bored & young (Official Music Video)


Martha ‎- Love Keeps Kicking(2019)

2020-05-10 | 70's Punk,Power Pop,Mod

イングランド、ダラムの4ピース・インディーポップバンド、Marthaのサードアルバムを聴く。

ギターとボーカルのハイトーンボイスや、ベースの女性のボーカルやコーラスも光る男女混声な点と、青春の切なさを醸し出すキャッチーでスイートな秀逸メロディに、キレのよいバンドサウンドのブレンドが気持ちいい。昨年試聴して即入手して以来、ヘビロテ中のナイスなアルバム。

01.Heart Is Healing
02.Sight For Sore Eyes
03.Into This
04.Wrestlemania VIII
05.Mini Was A Preteen Arsonist
06.Love Keeps Kicking
07.Brutalism By The River (Arrhythmia)
08.Orange Juice
09.The Void
10.Lucy Shone A Light On You
11.The Only Letter That You Kept


Sore Points - Not Alright EP(2019)

2019-09-23 | 70's Punk,Power Pop,Mod

バンクーバーのパンクロックバンドSore Pointsの新作EPを聴く。3rdシングルのようである。この4曲の爆裂な疾走感はエゲつない。ハードコア・ガレージ・パワーポップとでも言うか。CarbonasやHumpersのキラーパンクやガレージパンク感に、ストゥージズ臭のするデトロイト・パンクが見え隠れする、それでいて魅惑のメロディを持つ強烈で汗まみれ必至な轟音の嵐!極上。

1.Not Alright
2.On the Wire
3.One More Thing
4.Not Coming Back


Los Pepes - Automatic/Here Comes The Darkness(2019)

2019-09-23 | 70's Punk,Power Pop,Mod

ロンドンのパワーポップパンクバンド、Los Pepesの2019年新作シングルを聴く。スプリットも含めると6作目か。全体的にメロディアスな楽曲の多い本作の構成はかなり好み!#1は、胸を熱くさせられるようなエモーショナルなサッド・パンク。#2は、4thアルバムからの哀感ある勇ましきパンク・ロック。#3はややテンポがスローダウンしたシンガロングな味のあるパンク・ロック、そして#4のベルギー70’sパンクThe Kids、This is rock and rollの骨太カバーも圧巻。

1.Automatic
2.Your Justice
3.Here Comes The Darkness
4.This Is Rock And Roll(The Kids)


Los Pepes - Positive Negative(2019)

2019-09-23 | 70's Punk,Power Pop,Mod

ロンドンのパワーポップパンクバンド、Los Pepesの2019年4thアルバムを聴く。ハイテンションなギターサウンド、すさまじい疾走感の#1から、ラウドで小気味よいカッティングギターが冴える#2でまず轟音パワーポップパンク好きのハートをわしづかみにする痛快作。やや哀感漂う#3、ロケンローな#4、以後、中だるみなしのパンクロックが続き、抒情的で勇壮な#10も素晴らしい。そして#11の1980年USキラーパンク名曲KnotsのActionカバーも激熱。

1.Still Belong To Me
2.Positive Negative
3.Let Me Tell You Something
4.Ain't Life Easy
5.Anyway
6.We Need It
7.Medication
8.Think Back
9.Frustration
10.Your Justice
11.Action

 



Gentleman Jesse & His Men - Bryan / Hate To See You Stay(2019)

2019-05-19 | 70's Punk,Power Pop,Mod

USパワーポップバンド、Gentleman Jesse & His Menの新作EPを聴く。スペインのFuzzville Festival 2019のために、イタリアのWild Honey Recordsがリリースしているっていう本作は、EPとしては9年ぶりぐらいのリリースで、実際には、2012年リリースだった、セカンドアルバム「Leaving Atlanta」の2009年のセッションのうちの2曲らしく、要するに10年前の未発表の音ってことになるのか。確かに音やテイストがセカンドアルバムの風合いである。何等かの理由でアルバムに収録されなかったものであろうが、負けず劣らず、いなたいカントリーロックの風合いを持ちつつも、ネオアコっぽい爽やかさもある円熟のパワーポップがさく裂している。

1.Bryan
2.Hate To See You Stay


The Toyotas - Turn Away(2017)

2019-05-03 | 70's Punk,Power Pop,Mod

ドイツのガレージ・ポップ・パンク・バンド、The Toyotasの4枚目のEPを聴く。
2007年のファーストアルバム以後、セカンドアルバムを制作していたが未完成のままらしく、頓挫したのだろうか、その際の楽曲をフロントマンのダニエルが仕上げてリリースされたEPのようだ。ずっと出してたP. Trash Recordsとともに(同レーベルのPeterが2018年に自動車事故でお亡くなりなった模様)、先鋭的なデザインが特徴的なStencil Trashレーベルからのリリースとなっており、直近までの編集盤からは5年ぶり。CDスリーブはハンドメイドらしい窓あき仕様で凝っている。
勇壮でサッドパンクな#1、この切れだよ切れ、と言わせるギターのリフ、カッティングが冴える#2~4は、それぞれのビートやドライブ感も相まって最高。
4曲ともに激情をもよおす、完熟感漂うガレージパンクロックの秀逸作。

1.Turn Away
2.Outta My Head
3.Try It Out
4.Playing Dead


Cozy - Button By Button(2014)

2019-04-28 | 70's Punk,Power Pop,Mod

ミネアポリスのデニム・パワーポップバンドCozyの1stアルバムを聴く。
全編ド・キャッチーなギターリフやフレーズのオンパレード。グラムなティーン・ポップに乗っかるハイトーンで常に上ずりまくったボーカルとポジティブなコーラス。すべてがお茶目だがバブルガム・ロックをカッコよく消化すると一周回ってこうなる的な、踊れる爽快アルバム。

01. Button By Button
02. After School Escapade
03. Just A Touch
04. Sweet Snowflake
05. Pure Lady
06. Kiss Me Dummy
07. Denim Dream
08. Darlin' Darlin'
09. Huggin' Machine
10. Sidepiping


ザ・ロンドン・タイムス ‎– 無気力な時代(1986)

2019-04-27 | 70's Punk,Power Pop,Mod

ジャパニーズモッドバンド、ザ・ロンドンタイムス唯一のアルバム 「無気力な時代」 を聴く。
軽快なA1のマン「ダイ」・トゥ・フライ「ダイ」とA2の独特なサビが、当時18歳だった私のハートを射抜いたのであった。パンクロック寄りなB3、A4のソウルフルでハスキーなボーカルもかっこいい。クールなキーボードも印象的、あの時代に、コレクターズと並行して聞きまくった45回転の素敵な1枚。

A
1.Monday To Friday
2.Sunshine Girl
3.The Flower
4.無気力な時代 (Enervate Age)

B
1.Girls Be Ambitious
2.何処へ行く
3.不安な夜
4.地下鉄