ライヴ・ブートレグ盤「Never Been on MTV」（1984）を聴く。
詳細は不明だが、レーガンのコラージュ写真が印象的で、3rd.や4th.アルバムの楽曲が演奏されている中期デッケネの、充実したアメリカでのライヴ実況中継音源。
3rd.以降というと、バンド内でもビアフラ色が強い楽曲製作となって、むしろハードコア色は減衰を見せる大人のパンクな時期でもあったが、本盤はそうした作品からもハイテンションで高速なチューンもピックアップされ、In God We～ の激烈曲も当然にぶちまけてくれており、全体としては圧倒的なデッケネらしさ、ハイエナジーでラディカルなパフォーマンスが感じられ、USハードコアパンクの代表格としての存在感を余すことなく伝えきっている好ライヴ盤と思える。
お馴染みイーストベイレイのキュインキュインとこだまするギターエフェクトもちゃんと利いてるが、全体的な暴走感と余裕の円熟味が絶妙なブレンドである。
01 Police Truck
02 Hop With The Jet Set
03 A Child and his Lawnmower
04 Religious Vomit
05 Do the Slag
06 Moral Majority
07 MTV Get Off the Air
08 Life Sentence
09 Macho Rama
10 Goons of Hazzard
11 Riot - Bleed for Me
12 Nazi Punks Fuck Off
13 We've Got a Bigger Problem Now/ California Uber Alles
