時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

ねこねこブログと小池ゆり子、そして知事選

2016-07-30 23:53:32 | 反共左翼
24時間後の今頃にはもう都知事が決まっているのだろうが、
下馬評では小池ゆり子に決まりそうだとか・・・石原に猪瀬に舛添、そして小池。

結局、都民はこの17年間、常に極右政治家を支持してきたし、今後もそうするということなのだろう。

もちろん、先の参院選で東京から共産党党員が小選挙区で勝利していることも踏まえれば、
何も都民全員が自民党の支持者というわけではないのだが、都民の総意としては、そういうことになる。


というよりも、今回の都知事選で目につくのは自民党に対して反感を抱いている人間が
よりによって自民党よりも右向きの人間に票を入れてしまうという現象である。


今の自民党に不満を抱いている人間が
対抗軸としてもっとおかしな人間を選んでしまう。



これについてリテラが興味深い記事を書いていた。

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政治家である以上、権力の中枢を目指すのはある意味当然であろうし、
時どきの情勢によって誰とでも手を組み、「政界渡り鳥」と揶揄される振る舞いも、
それだけでただちに非難されるべきことではないのかもしれない。

ただ、これほど権力志向が強く、マッチョな思想の持ち主が、
今回はなぜ、「女性だから」「自民党と戦っているから」という理由だけで、
「リベラルでソフトな改革派」のイメージを獲得できるのか。
その点は少し考えた方がよさそうだ。



昨年末までの8年間、大阪を席巻した「橋下現象」を観察してきた私としては、
両者に共通する構図があるような気がする。


守旧派のドンが支配する議会。それと結託して既得権益を固守する役所、さらには労働組合。
そういうズブズブのドロドロが固着した既存の体制をぶっ壊し、一掃してほしい。

大阪の場合なら「役人天国」と呼ばれた公務員の腐敗を懲らしめてほしい、
東京なら前任の猪瀬氏や舛添氏のような、いわゆる「政治とカネ」問題を二度と許すまい。


橋下徹氏も、小池氏も、そういう不正への怒りと改革志向に押し上げられた。


政策の中身よりも政治家としての資質。
過去の言動や実際の思想よりも、旧体制に立ち向かう姿勢や語り口。


彼らが歯切れよく訴える「カイカク」の中身がなんであれ、
その響きはとりあえず、マスメディアや無党派層にウケがいい。

偽装であったとしても、そのポジションを首尾よく獲得し、イメージをうまく作ったほうが勝つのだ。

橋下氏は政治家になる以前のタレント時代に
テレビでは何を語るかよりも、どう語るかだ」と持論を述べ、
大阪府知事時代には「府民は視聴者だと考えていた。だから府民にどう映るかだけを重視した」と語った。

大阪市長になり、都構想の効果額が議論されていた時には「数字は見せ方次第だ」と職員にハッパをかけ、
中身が市民に理解されていないと指摘を受けると、「車を買う時に設計図まで見る人がいますか?」と開き直った。



政策の中身など誰も見ない、それよりイメージが大事なのだ
ということを繰り返し述べてきたわけだ。
で、それは結果的に「ほぼ正しかった」ことを、
8年間を通じて高止まりし続けた支持率と選挙の強さによって証明してみせた。


「ほぼ」と言ったのは、大一番の都構想住民投票では敗れたからだ。
だが、あの結果とて、都構想の瑕疵や危うさが理解されたからだと断言することはできない。

都構想反対派が掲げた「大阪市なくしたらアカン」「We Say No!」などのキャッチフレーズが、
賛成派の「CHANGE OSAKA!」「二重行政の解消」にかろうじて勝った、
つまり、橋下氏がたった一度だけ「イメージの闘い」に敗れた結果ではなかったかと私は見ている。

http://lite-ra.com/2016/07/post-2458_2.html
http://lite-ra.com/2016/07/post-2458_3.html
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テレビでは何を語るかよりも、どう語るかだ
政策の中身など誰も見ない、それよりイメージが大事なのだ


昭和を代表する政治学者である丸山眞男は「実感信仰の問題」を挙げていた。

それは日本語が感覚的なニュアンスを表現する言葉が豊富である一方で、
論理的な普遍概念をあらわす表現がきわめて乏しいこと、
感情や立ち居振る舞いを微細に表現する伝統があること、日本のリアリズム文学が
勧善懲悪のアンチテーゼとしてしか機能せず合理精神や科学的思考を持たなかったこと、
まぁ、要するに日本人には理屈よりも情念に動かされる傾向があることを指摘したわけである。


「なんとなく」や「イメージ」や「語り口」に簡単に流される一方で、
このような知識や論理でなくイメージで生まれた信仰は容易には崩せない。


きっかけさえあれば簡単に立場を翻すが、なければ理屈にあわなくても固執し続ける。
こういうことを戦前と戦後の日本の思想状況の有り様に照らし合わせながら丸山は危惧したが、
半世紀を経ても全く状況は変わらないばかりか、以前よりも感情中心の政治へとなりつつあるように思える。


今回の都知事選に対しても「反自民だから」「政治と金がないから」「女性だから」という
非常に安直な理由で小池氏を支持する「リベラル」がそれなりにいる。


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都知事選の期日前投票で小池ゆりこさんに一票を投じてきました。
今回の都知事選で当選の可能性があるのは、鳥越俊太郎氏、小池ゆりこ氏、増田寛也氏の三人で、
岩手県知事時代に岩手の財政を極度に悪化(公共事業推進で岩手県の借入金残高が二倍になった)
させた増田さんは論外として、鳥越さんと小池さんのどちらに票を投ずるか迷っていたんですが…。


昨日テレビで放映された、鳥越俊太郎さんが小池ゆりこさんに対して、
「病み上がり」という言葉を使ったことで「差別だ!」として責め立てている映像が酷すぎた…。

もう絶対に何があろうと鳥越俊太郎だけはありえないと思いました。
昨日のアレ見て、表現規制問題に関わったり関心がある人々、筒井康隆さんの「断筆宣言」で
筒井さん側に立った人々、そういった人々の大半は「鳥越俊太郎だけは絶対ありえない!!」
と強烈に感じたと思いますよ。私もその一人です。

~中略~

今日の朝の番組で都知事候補三人に政策を聞いていて、
「若者と高齢者、どちらに重点的に政策を行いますか」って質問に、
鳥越さんと増田さんがグダグダっとぼやかしていたのに比べ、小池さんだけがはっきりと
「高齢者を蔑ろにする訳ではないが、若者が伸びてゆける環境でこそ、
 東京全体が元気になっていく、若者を重点的に支援したい」ってはっきり言っていて、
好感が持てたというのもありますね。

http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1906978.html
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冷静に考えてみれば、たとえ口下手でも正しい意見を持つ人間はいるのだが、
まさに「言葉狩りをした」とか「質問にハキハキ答えた」という
テレビの前のパフォーマンスだけを根拠に誰に投票するのかが決定されている。


沈黙が銀になり、雄弁が金になってしまっている。


実のところ、上のサイト(ねこねこブログ)の人物は以前、こういう文章を書いていたのである。

初音ミク達ボーカロイドが好きです。
新自由主義に反対です。日本共産党を支持しています。全部真剣です。



「全部真剣です」と書いてから10年もしないうちに鞍替えするこの心変わりの速さ驚愕である。
 この人物、生活保護を受けており、その都度、Amazonギフト券を読者に催促していたのであるが、
 それはともかくとして生活保護者の立場から論じた彼の日本社会論はそれなりに説得力があった。


そんな彼が、小泉政権下で新自由主義の旗手として邁進していた小池氏に簡単に投票してしまう。
ちなみに彼女は超タカ派。改憲派であり在特会やネオナチとも関わりがある典型的な差別主義者だ。


そんな彼女を自称反新自由主義者で共産党支持者の人間が簡単に票を投じてしまう。
これは一体、なんなのだろうか・・・あまりにもシュールで笑えないコメディである。


まぁ、Sealdsの「戦争はんたーい」運動があれだけ持ち上げられたことを思えば、
右翼も左翼ももはや理屈ではなくイメージで戦っているのかもしれない。

「なんとなく」既存の権力と戦っていそうな人物をフィーリングで選ぶ。
 これが大半の人間の民主主義なのかもしれない。


最近、河出書房から出版された奥田愛基氏のプロマイド写真が表紙になった
ものすごく気持ちの悪いゴミなんかはその辺をよく表現していると思う。
(そういう意味ではあの本は芸術品か・・・)



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都知事選挙に小池さんが自民党を割って自民党と対決する
ドン・キホーテとして出てきたのは、良いことと感じましたね。

女性が政治や仕事で活躍することを一番嫌っているのは、
男性優位な戦前の守旧的社会を目指している今の与党なわけで、
東京都知事が女性になったらそれは痛快だなと思いましたね。

http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1906323.html
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私は以前、ヒラリー・クリントンについて
「女性」という自分が持つ属性を最大限に利用して悪意を隠す狡猾な老婆と評したような気がするが、
まさに小池は日本版ヒラリーと言える人物だ。


騙されるな! 小池百合子は“女性の敵”だ!
待機児童を狭い部屋に詰め込み、女性だけに育児押しつけ、性差別丸出しの少子化論も…
(http://lite-ra.com/2016/07/post-2436.html)

小池百合子の選挙狙い「コミケを応援します」にオタクは騙されるな!
マンガやアニメの規制を主張した過去が
(http://lite-ra.com/2016/07/post-2443.html)

そういう意味では、まだ増田や鳥越のほうがまだマシだと思えるのだが、
ねこねこブログ管理人氏は、小池を女性の味方、言葉狩りの被害者であるかのように認識している。


もはや事実と判断が逆転しており、事実をもとに判断を下すのではなく、
判断を下すために事実を歪めているような、ネトウヨと大差ないレベルに陥っている。

どうしてこうなったのかと考えてみたところ、思い当たる節があった。


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日本経済新聞「トランプ氏 在日米軍撤退も」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS04H1C_U6A500C1PE8000/


共和党のドナルド・トランプ氏は4月、外交政策に関して演説し「米国第一」の原則を掲げた。
米国の利益にならない海外の米軍を縮小。
中国、ロシアとの関係改善を唱え、米外交を大胆に転換しようとしている。

対日政策は強硬だ。日米安保条約は「不公平だ」として、
在日米軍の駐留経費で日本の負担を大幅に増やさなければ撤収すると表明した。


日米安保なくなるかもしれませんね…。
いまだに、「アメリカが日本を守ってくれる」などと考えるのは
ミュンヘン会談において「英仏がチェコを守ってくれる」という考えなみにありえないかと…。



まさに、
「すべては終わった。見捨てられ打ちのめされた日本は
 沈黙と悲しみと包まれて闇の中に退場する」という感じですね…。

結局のところ、アメリカの石油確保戦略として、中東・日本を繋ぐシーレーンが必要だっただけで、
シェールオイルで全部まかなう戦略においては、アメリカ単独にとってみれば
このラインはいらなくなる、ゆえにモンロー主義的に振舞うなら、
日本を捨てて東アジアを中国に任せても問題ないという判断なのかなと思いますね…。

小松左京の「アメリカの壁」ですね…。


日米安保がなくなった場合、中国がダイレクトに日本の本州に攻めてくる可能性は低いと思いますが
(中国が日本を武力制圧しようとする場合、先に韓国を制圧しないと日本を武力制圧するのは難しい)、
尖閣諸島のような島嶼部は武力によって占領されるかも知れませんね…。

あと、日本はシーレーンを中国に封じ込められたら戦わずして終わりなので
(憲法九条の縛りで日本から打って出ることはできないため、海洋封じ込めされた場合、何も行動できない)、
日本政府は米軍撤退後は中国に完全に服従するという選択をとる可能性が高いと思います…。


かんべむさしのSF「サイコロ特攻隊」は日本が海洋封鎖されただけで壊滅する話ですが、
実際にそうなると思いますね…。

~中略~

日本が中国の支配下に入った場合、日本の一般的な生活水準が大幅に低下する上に、
様々な自由(民主主義的な権利)が束縛されることは間違いなく、
日本に生きる全ての人々の未来がなくな
るわけで、
しかし日本の国内政治的・国際地政学的現状においてどうしようもなく(手のうちようがない)、
本当に悲しむべき残念なことです…。

http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1900596.html
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典型的な中国脅威論。


私は思想の基軸が「反共」であるために簡単に右翼と手を組む左翼を反共左翼と呼んでいる。


彼ら反共左翼の何がすごいかというと
中国や北朝鮮をヘイトするあまり、右翼と大差ないレベルの主張を取っていることだ。


例えば軍事問題一つを考えてみても、そこには「日本」の防衛が念頭にあり、
米軍に脅かされている現地の女性のことなどは全く眼中にない


そのくせ都合の良い時にはいかにも女性の地位向上を願っているかのように演じて見せる。
そういう薄っぺらいフェミニズムは、反フェミニズムに対する何より心強い応援である。


普段は「戦争はんたーい」と言っておきながら、
いざ現実的な中国との外交に関すると途端にタカ派と大差ない意見を取ってしまう。

そのため、きっかけさえあれば簡単に右翼を支持する。

ちなみに軍事に対する小池の姿勢は以下の通り。

酷すぎる安倍政権の沖縄いじめ…
米軍属事件対策の防衛省パトロール隊が基地反対派を監視! 小池百合子も沖縄ヘイト



まさに「中国が攻めてくるから米軍は残るべきだ!」という意見は安倍政権と全く同じものである。
こういう思想的な脆さを抱えながら反グローバル(笑)を掲げていれば、まぁ結果は推して知るべしだ。


今回の都知事選、小池に票を入れるのは右翼だけではない。
場合によっては、去年の夏に「戦争はんたーい」と叫んでいた人間もまた
フィーリングでなんとなく抱いた「女性の味方」というイメージに則って投票するかもしれない。


そういう輩は私たちの予想以上に多い気がする。

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北朝鮮における牧畜業

2016-07-28 00:20:19 | 北朝鮮
朝鮮新報からの記事。

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朝鮮では近年、江原道の洗浦郡、平康郡、利川郡にまたがる広大な土地を開墾し、
大規模な畜産拠点(洗浦地区畜産基地)を建設する事業が国家的に推し進められてきた。


域内には「愛国牛牧場」という名の生産拠点もあり、牧畜がすでに行われている。


江原道・元山市中心部から車で約2時間、
洗浦地区畜産基地の中の洗浦郡部分に位置する場所に、「愛国牛牧場」がある。
牧草地面積は800ヘクタール、そのうち人口草地が約520ヘクタールで自然草地が約280ヘクタールだ。


「愛国牛」(애국소、朝鮮語でエーグッソ)とは、
かつて在日同胞が祖国を支援する目的で日本から贈った牛で、品種は日本の東北北部原産の日本短角種にあたる。

商工人たちを中心とした総聯岩手県本部傘下の同胞たちはこれまで、
金日成主席生誕70周年(1982年)と80周年(1992年)の2度にわたって、合計182頭の牛を祖国に贈った。
金日成主席はこれを、在日同胞の真心こもった牛ということで、「愛国牛」と名づけたという。

岩手の同胞たちは当時、トラクターなどの農業機械をはじめ、さまざまな支援物資も一緒に贈った。


~中略~

農業と同じく、畜産においても優れた品種を確保することはとても重要な問題だ。


畜産業の発展に関心を払う金正恩委員長が2015年1月に発表した労作
「洗浦地区畜産基地の建設を推進し、畜産業の発展に新たな転換をもたらそう」でも、
「品種問題を解決することは畜産業発展の前提条件」であるとの指摘があり、
飼料消費量が少なく短期間で育成できる品種を確保することが強調されている。

愛国牛はこれまで交雑を行わず、ずっと純粋種として飼育されてきた。


洗浦地区畜産基地の建設事業は金正恩委員長の発起によって2012年12月に始まった。

これまでの約3年間、江原道の3つの郡にまたがる土地に広大な牧草地をつくり、
牛、羊、ヤギ、豚、ウサギ、アヒルなどを育てて食肉を生産する畜産拠点が建設されてきた。


朝鮮でこのように数万ヘクタールにも及ぶ牧草地を造成して
大規模な畜産拠点を建設するのは今回が初めて。

そのため、当初は想定できなかったさまざまな問題に直面することも多かったが、
現在は完工に向けて順調に作業が進んでいるという。


「3年前までこの一帯は、ごつごつした岩がむき出しになった荒れ地だった。
 今こうして草原が広がっている光景は、当時は考えられなかった」。

洗浦郡出身のパク支配人は、自分が生まれ育った地が
短期間で見違えるように変わったことが本当に感慨深いと話していた。

「洗浦郡一帯は自然条件が厳しく、来たことのある人間なら誰しもが『人の住める場所ではない』と言う。
 解放後、この地帯に対する開発は何度か行われてきたが、
 今回のように大規模に国家的な投資が行われ、かつての姿が見受けられないほど変わったことはなかった。
 金正恩委員長の構想通り、立派な畜産拠点が必ず完成されるという確信を持っている」(パク支配人)

新しく造成された牧草地で、愛国牛が群れをなして歩く姿を見ながらパク支配人は、
「あのとき牛を寄贈してくれた同胞に、今こうして元気に育つ牛をぜひ見にきてもらいたい。
 これからもわれわれは牛を一生懸命育てて生産を拡大し、同胞たちの気持ちに応えていきたい」
と話した。

(金里映)

http://chosonsinbo.com/jp/2016/07/26riyo-jjj01/
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北朝鮮の食糧事情において最も欠けているのが上のように、
北朝鮮政府が金正恩政権に代わって以降、農業の発展に力を入れるようになったことだろう。


当たり前の話だが、北朝鮮だって優秀な人材を育てるために誰もが最低限の生活を送れるように努力している。
それが成功しているのか失敗しているのかというと、今のところ「まずまず」といった調子だが、
だからこそ、今後も継続して食糧自給率を完璧にするために、この分野に投資し続けている。


この点を無視して実際は通常兵器より比較的安価で開発できる核開発への移行に対して
「核を開発するには~円の費用がかかる。
 これだけの資金があれば北朝鮮の民に十分な食料が配れるのに云々」
といった無知にあふれた発言がよくされているような気がする。気のせいだろうか?


現在の北朝鮮は「並進路線」といって、
核開発によって浮いた軍事費を経済発展に費やすという方針を取っている。

合わせて、アメリカが韓国との合同軍事演習を中断すれば自国も核開発を中断すること、
ならびに平和条約を締結し、双方の安全を保障することを長年にわたって主張してきた。


北朝鮮が国民が飢えるのを気にもせず軍拡に専念しているというのは虚像でしかない。
むしろ、食糧自給率の低下など気にもせず、国内の農業に打撃を与える危険があり、
それゆえに農協や漁協が猛反対しているにも関わらずTPPへと駒を進める某国家のほうが考えなしだろう。

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神奈川の障害者殺人、ネトウヨが犯人だったそうな

2016-07-27 23:58:15 | 日本政治
神奈川の連続殺人事件が巷をにぎわせているが、これについてリテラが次のような記事を書いている。


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障がい者大量殺害、相模原事件の容疑者はネトウヨ?
安倍首相、百田尚樹、橋下徹、Kギルバートらをフォロー



そもそも、今回の事件に関しては、「容疑者はネトウヨ」というほうがまだ事実に近いのではないか。

たとえば、容疑者がツイッターでフォローしていた有名人を見てみると、
安倍晋三、百田尚樹、橋下徹、中山成彬、テキサス親父日本事務局、ケント・ギルバート、
上念司、西村幸祐、つるの剛士、高須克弥、村西とおると、ネトウヨが好みそうな極右政治家、
文化人がずらりと並んでいる。



また、その中身も、最近、右派発言が目立つ村西とおるの
「米軍の沖縄駐留は平和に大きく貢献している、米軍がいればこその安心なのです」
という発言をリツイートしたり、「在日恐い」「翁長知事にハゲ野郎って伝えて!!」といった、
ネトウヨ的志向がかいま見えるツイートも散見される。


もちろん、ネトウヨ思想を持つものがすべて凶悪事件に走るわけではないし、
この事件については、障がい者施設の職員の劣悪な労働環境という根深い構造的な問題もある。

また、責任能力の問題というのも今後は焦点になるだろう。これらの問題については追って報道するつもりだ。

しかし、容疑者は一方で、衆院議長公邸に
「私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活および社会的活動が極めて困難な場合、
 保護者の同意を得て安楽死できる世界です」といった手紙を届け、
「障害者なんていなくなればいい」と供述している。

今回の犯行は、その弱者を社会から排除するという思想の延長線上に出てきたもので、
“ヘイトクライム”的な側面があるのは明らかだろう。


そして、これはネットで在日韓国人や弱者に対して、
「死ね」「日本から出て行け」などと叫んで排除しようとしている、
ネトウヨ的なメンタリティと決して無関係ではないはずだ。


ネトウヨたちは、この凶悪事件に「在日の仕業」などと無根拠なデマを喚き立てる前に、
自分たちの内部にひそむ排除思想のヤバさに気づくべきではないのか。

http://lite-ra.com/2016/07/post-2447.html
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ナチスドイツがユダヤ人よりも先に障害者を「処分」していたことを思い出す。


優生学という学問を根拠に劣悪な遺伝子を処分することで強いアーリア人を維持するという思想。
実は、この発想のもとになったというかお手本にされたのが家畜に対する屠殺と品種改良の技術だったりする。


ユダヤ人と障害者。よそ者に対する激しい不安と蔑視がないまぜになっている。
そういう意味では、中国人や韓国人をわざわざシナ・チョンと呼ぶような輩はナチと同類なのだろう。


小池百合子の本性は“極右ヘイト”だ!
朝鮮人虐殺を扇動する在特会系団体との関係も発覚、知事になったら東京はヘイト天国に



もっとも、まだ異常者として確実に死刑に処されるだろう問題の犯人はまだかわいいほうで、
現実で差別政策を実行しようとしている人間が次の都知事になるかもしれないのが今の日本だ。


私がガッカリしているのは、
左翼の中にも小池を支持する連中がそれなりにいるということ。


少しでも政治をかじったことのある人間なら小池ゆり子が極右であることを知らないはずがない。
小池が在日コリアンを差別しようと歴史問題で嘘八百を並べ立てる扇動家であろうと、
民進・共産党が推す鳥越や自民党の擁立する増田に勝てるなら、小池で良い。そう考えているのだろうか?


トランプ氏「米はWTOから抜け、TTPの全協定を破棄する可能性」
(http://jp.sputniknews.com/us/20160725/2553261.html)

米世論調査:トランプ氏の支持率がクリントン氏を上回る
(http://jp.sputniknews.com/us/20160726/2557541.html)


同じく差別主義者のトランプも現時点ではヒラリーより人気があるようだが、
これは最悪の人間2人のうちどちらかを選べという話であり、
それもトランプがレーガン以降のアメリカの異常な好戦主義から撤退すること、
つまり本来の孤立外交(よその国に干渉せず、干渉させず)へと路線を戻すことを唱えているからだろう。


トランプは日韓からの米軍撤退を主張したが、小池は逆に日米軍事同盟の強化に着手してきた。
「女性の知事」ということに憧れを抱いている人間もそれなりにいるようだが。
 私は小池の主張からはトランプとヒラリーが融合したかのようなドス黒い意思しか感じない。

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北朝鮮の脅威について (そんなものはない)

2016-07-21 20:59:33 | 北朝鮮
虎穴に入らずんば虎子を得ずということわざがある。


子供の虎を捕まえるには虎の巣穴に入らなければならない、
転じて大きな成功のためにはリスクは避けられないということを意味するが、
このことわざ、よく考えるとなかなかおかしな例えである。


なるほど、狩る側にとっては虎の子を生け捕りにするのは「大きな成功」だろう。
だが、トラにとっては、人間の行動は住処を蹂躙し、我が子をさらう「侵略」でしかない。


危険であるのは人のほうであって虎ではない。


この故事成語は、そういう人間のエゴイズムを完全に無視し、正当化しているのだが、
現在の国際政治の場においても、前提条件の個所を取消し線で引き、加害と被害を逆転させる現象がある。



北朝鮮を滅ぼしたいがこのままでは虎に襲われるかもしれない。
 それゆえ、我々は十分に武装しなければならない。」



こういう理屈のもと、加害者側が「自国」の「安全」を保障するために
「他国」の領土に基地を建設し、ミサイルを設置し包囲網を築こうと邁進している。



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韓国での反米デモの継続


韓国人数千人が数度にわたって、アメリカのミサイル防衛システムTHAADの配備に抗議し、
ソウルにある国防省の前でデモを行いました。



ガッファーリー解説員

14日木曜、韓国で行われたデモは、THAADの配備に関する合意に抗議したものですが、
これまでのデモより大きなものとなり、韓国の政府関係者による強いメッセージを含むものとなりました。


韓国のデモ参加者は「政府の決定は、国内や地域に緊張を拡大させるだけだ」と述べています。
THAADは韓国南部のソンジュに配備される予定です。一部ではこの地域は戦略的地域と見られています。


韓国の抗議者と共に、中国、ロシア、北朝鮮も韓国政府の決定を
アジアにおけるアメリカのより幅広い駐留に向けた道を整えるものだとしています。



中国やロシアは、アメリカはできる限り、
東アジアや極東、東南アジア諸国との関係を見直し、強化しようとしていると見ています。


これは、この地域におけるアメリカのアジア政策の維持を再度強調するものです。

こうした中、アメリカのミサイルシステムTHAADの韓国配備はアメリカによれば、
単に防衛の側面を持ち、北朝鮮の核・弾道ミサイルから生じる脅威を抑制するためのものだということです。

アメリカは北朝鮮が日を追うごとにこれに関する自らの活動を拡大していると主張しています。

おそらく、北朝鮮にとって軍事的な優勢を手にすることは不可能でしょうが、アメリカは
防衛、治安、軍事戦略を進めることで、ある意味、戦争は実際外交の延長だと吹き込もうとしています。


こうした中で、一部の国は兵器競争の継続に懸念を表明しており、
その原因はアジアにおけるアメリカの軍国主義政策にあるとしています。



さらに兵器競争の継続はおそらく軍事的な衝突につながるでしょう。

このため、中国は何度となく朝鮮半島における核兵器廃絶を支持しており、
行動のイニシアチブをアメリカやその同盟国から奪い、
地域を危機から救い出すための最良の方法は、協議の継続だと考えています。

http://parstoday.com/ja/news/world-i12553
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韓国の星州(ソンジュ)郡ではすでに数日間にわたり、
米国のTHAADシステム配備への地元住民の抗議活動が続いている。

その主張は、THAADは韓国を守るための盾になるどころか、
最悪北朝鮮が韓国にミサイルを飛ばしてくる場合、THAADがあるソンジュが標的になるというもの。


実際、北朝鮮は闇雲にミサイルを飛ばすつもりはない。
上の記事にもあるように、北朝鮮が攻撃をする場合、その標的はアメリカの軍事施設である。



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Pyongyang, July 20 (KCNA)


-- Supreme Commander of the Korean People's Army (KPA) Kim Jong Un,

chairman of the Workers' Party of Korea (WPK)
and chairman of the State Affairs Commission of the DPRK,

provided field guidance to the drill for ballistic rocket fire of the Hwasong

artillery units of the KPA Strategic Force.

(要約)
朝鮮労働党委員長、共和国国務委員会委員長の金正恩・朝鮮人民軍最高司令官が、
朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊の弾道ロケット発射訓練を現地で指導した。


He, together with General Kim Rak Gyom, commander of the Strategic Force,
and other commanding officers, went round the firing sites to learn about
the preparations for ballistic rocket firing.
After hearing about its plan, he ordered to kick off the drill.

金正恩最高司令官は、戦略軍司令官の金絡謙大将をはじめとする指揮メンバーと共に
発射場を見て回りながら弾道ロケット発射訓練の準備状況を直接了解し、
発射計画を聴取した後、訓練開始の命令を下した。


The drill was conducted

 by limiting the firing range
    under the simulated conditions

     of making preemptive strikes
        at ports and airfields in the operational theater
      in south Korea where the U.S. imperialists nuclear war hardware is to be hurled.


演習は、作戦地域に当たる韓国の港や飛行場でアメリカ軍の核兵器が発射されようとした際に
先制攻撃を与える
ことを想定して射程を制限して行われた。


And it once again examined the operational features of the detonating devices of nuclear warheads mounted on the ballistic rockets at the designated altitude over the target area.


目標地域の設定された高度で弾道ロケットに装着した核弾頭爆発操縦装置の動作特性を再度検閲した。

http://www.kcna.co.jp/item/2016/201607/news20/20160720-02ee.html
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同様に、北朝鮮が日本にミサイルを撃ってくるとしても、それは在日米軍基地である。
あくまで、北朝鮮のミサイル開発はアメリカを対象としたものであることに注意しなければならない。



北朝鮮は、非核化について、次のような見解を述べている。


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朝鮮は5月に行われた朝鮮労働党第7回大会で、責任ある核保有国として、
核の先制不使用と核の非拡散を遵守し、「世界の非核化実現のため努力する」という立場を示した。


朝鮮政府スポークスマン声明では朝鮮半島の非核化について言明した。



まず、朝鮮半島の非核化は金日成主席と金正日総書記の遺訓であり
金正恩委員長が領導する朝鮮労働党と人民軍、人民の揺るぎない意志であるとせん明した。

そして朝鮮が主張する非核化は「朝鮮半島全域の非核化」であるとして、
米国とその追随勢力の「の非核化」要求を退けた。




非核化のプロセスに関しては朝鮮半島が「核化」した経緯、
すなわち朝鮮戦争以来、米国の核威嚇が続き、朝鮮が生存のために核抑止力を持つに至ったことに触れ、
「自衛のための核」より「侵略の核」の除去が先行されなければならないと主張した。



そして

▼南朝鮮に持ち込んで肯定も、否定もしない米国の核兵器を全て公開すること

▼南朝鮮から全ての核兵器とその基地を撤廃し、世界の前で検証を受けること

▼米国が朝鮮半島とその周辺に随時展開する核攻撃手段を二度と持ち込まないということを保証すること

▼いかなる場合も核で、核が動員される戦争行為で朝鮮を威嚇、恐喝したり、
 朝鮮に反対して核を使用したりしないことを確約すること

▼南朝鮮で核の使用権を握っている米軍の撤退を宣布すること



――を求めた。

朝鮮半島非核化を議題とする6者会談は8年間中断状態にあるが、
その間も朝鮮は非核化プロセスを稼働させるための努力を続けてきた。



「米・南の行動次第」

米国が南との合同軍事演習を「臨時中断」すれば朝鮮も核実験を「臨時中断」するとの提案を行い、
平和協定締結によって非核化実現の条件と環境を整えることをくり返し求めた。


しかし米国は朝鮮の要求を受け入れず、朝鮮に対する核先制攻撃を想定した米・南合同軍事演習を強行した

「史上最大規模」で行われた3月には、朝鮮も
「核先制攻撃の権利は米国の独占物ではなく、米国が朝鮮の自主権と生存権を核で脅かそうとする時には、
 ためらうことなく核先制攻撃する」と強硬な姿勢を示した。


米・南当局による核の恫喝がエスカレートしていくに従って、
「核には核で対応する」というスタンスを明確に示した訳だが、
今回の政府スポークスマン声明では、朝鮮半島非核化実現に向けた5つの要求を
米・南当局が満たし朝鮮の安全保障が実際に担保されるなら、朝鮮側もそれに合致する措置を取ると強調した。



http://chosonsinbo.com/jp/2016/07/15riyo-jjj02/
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北朝鮮のミサイルは米軍を狙ったものだ。

だから
仮に「北朝鮮の脅威」が存在するとすれば、それは米軍にとっての脅威である。


要するに、アメリカが平和条約を締結し北朝鮮を攻撃する意思を捨てること、
米軍が日韓から撤退することを決めれば問題は簡単に解決される。



虎穴に近づかなければ虎が人を襲うことはない。


では、北朝鮮の脅威を喧伝している連中はどのような行動を取っているのか?

アメリカと韓国は北朝鮮の申し出を断固拒否してきた。
これは日本もしかりで、これらの国は北朝鮮への制裁を強化することを強く主張している。

改憲しかり普天間基地しかりTHAADしかり、軍拡・軍拡・軍拡だ。
しかも、それに反対する市民が逮捕までされている。いったいどちらが私たちの脅威なのだろうか?


北朝鮮からの攻撃を恐れているのであれば、早急に平和条約を締結すべきだが、
オバマも安倍も朴も逆の方向に向かって全力疾走している。虎子を得ようとしているのだ。


私たちは北朝鮮を併合統一したい。韓国の領土にしたい。
だが、北朝鮮の攻撃は受けたくない。だから軍拡しよう。戦争が出来る国にしよう。


これが連中の言うところの安全保障である。

そういう意味では北朝鮮の脅威は元からそこにあるのではなく、現在進行形で作られている。
他ならぬ我々民主主義国家の元首たちの手によって。

次の記事を読めば、それがよくわかるだろう。

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【平壌7月21日発朝鮮中央通信】


朝鮮外務省のスポークスマンは
英国首相がわれわれの「核脅威」をうんぬんしたことに関連して20日、
朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。



最近、英国首相は議会で行われた自国の新型戦略原子力潜水艦建造計画に対する表決を控えて、
自国が「ロシアと北朝鮮のような国々から実際の核脅威を受けている」と発言した。



英国首相の発言は、驚かざるを得ない。
われわれの核兵器が英国に脅威になるということはそれこそ、理に合わない。

原潜を建造しようとするならそのまますることであって、
口実がなくて数千キロも離れているわが国にかこつけるのは実に気恥ずかしいことである。



英国が去る1950年代の朝鮮戦争に軍隊を派遣したことによって両国が戦ったことはあるが、
その後、われわれは相互尊重と平等に基づいて外交関係まで結んだので英国を敵と見なさない。


われわれが英国の核兵器をわれわれに対する脅威と見なさないように、
英国もわれわれの核兵器を自国に対する脅威と見なす必要がない。




英国が現世代と次代を保護するために核兵器を必要とするのと同じように、
われわれもやはり、米国がもたらしている極端で実質的な核戦争の危険から
自分を守るために核抑止力を打ち固めているのである。


われわれは、誰が何と言おうと、米国の核脅威から
国の自主権と民族の生存権を守るための自衛的核抑止力を引き続き強化していくであろう。

http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf#this
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なんと、イギリスは北朝鮮の脅威のために核兵器を製造しようとしているのである。


アフガンやイラク、リビア、シリアで空爆を行い、
あるいは現地の武装組織を支援しているイギリス。

つい先日も、サウジアラビアにクラスター爆弾を売却していたことがバレたばかりだ。
どう考えてもイギリスのほうが平和を脅かしているのだが、これまた加害と被害が逆転して語られている。


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イギリスが秘密裏に新型核弾頭を製造


イギリスが、密かに新型核弾頭を製造しています。          

プレスTVによりますと、イギリスの核兵器関連機関は、
より正確で性能の高い核弾頭の製造計画を実行しようとしています。

この計画は、
アメリカが、核弾頭W76の改良と
その耐久性の強化に向けて進めている計画と平行して実行されています。



さらに、アメリカとイギリスの専門家による合同グループが結成され、
この核軍事プロジェクトで両国が協力し、
アメリカの実験所で新型核弾頭を実験する可能性を整えようとしています。



ロンドンで、核研究の分野で活動する機関の責任者は、
「イギリスの核弾頭製造プロジェクトは、今世紀半ばまでに
 トライデントの耐久性が強化されることにつながり、イギリス政府によって、
 寿命の長い新型核弾頭の製造に莫大な投資が行われている」と語っています。

この報告によりますと、イギリス議会は、この計画の時期や費用については把握していません。

http://parstoday.com/ja/news/world-i10060
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私の知る限り、上のニュースは各新聞、テレビメディアでトップニュースにはならなかったし、
国際社会とやらが、上の英米の動向について経済制裁を加えたことも非難決議を下したこともない。


代わりに、この頃に日本を騒がしていたのが
オバマが広島に訪問して献花したというパフォーマンスだった。




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アメリカ軍備管理協会、「アメリカは核軍縮に努めていない」



アメリカ軍備管理協会が、
「アメリカ大統領が世界の軍縮に十分に取り組めていないことから、この計画が進んでいない」
としました。

イルナー通信によりますと、アメリカ軍備管理協会は、20日水曜、
“軍縮と核兵器不拡散の進捗状況に関する評価”と題する報告の中で、
アメリカは、2013年から2016年の間、核軍縮の目標の推進に向けてわずかな歩みも進めていない
としました。


この協会の専門家の一人であるフィリップ氏は、この報告の中で、
「アメリカは、保有している核兵器の強化に向けた大規模な投資に忙しく、
 そのために、世界における軍縮の流れが滞っている」

としました。

フィリップ氏はオバマ大統領に対し、アメリカの戦略的な政策において、
核兵器の役割を削減することに努めるべきだと勧告しました。

アメリカ軍備管理協会は、1971年、アメリカの軍備管理に関する一般の理解を促すために設立され、
毎月、「軍備管理の今」というタイトルの出版物を発行しています。

http://parstoday.com/ja/news/world-i12988
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そもそもオバマの来日の主要な目的は北朝鮮やロシアに対する制裁の強化であった。
虎穴に進もうとする意思確認がされたその時、我々はオバマこそ平和の守り神と崇拝した。



まさに虎は虎ゆえに悪であり人は人ゆえに善だった。加害と被害が逆転し、
虎子捕縛の野心は話題にすらならず、代わりに危機が喧伝され武装が囃された。


百歩譲って、イギリスやアメリカにとっては、北朝鮮は脅威なのかもしれない。
だが、北朝鮮にとってみれば、アメリカやイギリスこそ自分の土地を荒そうとする脅威である。

(しかも、両国はアフガン、イラク、リビア、シリアなど、前例をいくらでも持っている)


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イルナー通信によりますと、イギリスのファロン国防大臣は、18日月曜、
下院で、トライデントと呼ばれる同国の核防衛システムの更新計画の承認の必要性を強調すると共に、
イギリスはロシアやテロの脅威に対抗するため、核の抑止力の維持と強化を必要としている」と語りました。



ファロン大臣は下院でのトライデントの更新に関する票決を前に、
議会の労働党議員に対し、核の抑止力の問題を政治的な論争、ゲームに巻き込まないよう警告しました。


労働党の影の内閣の国防大臣は18日、ファロン大臣の発言に対して、
「トライデントの更新計画には賛成しないだろう」と述べました。


影の内閣の国防大臣はさらに、トライデントの更新計画への賛同を得る目的で
政治的なゲームを追求しているとして、保守党を非難しました。


労働党のコービン党首は以前、
「核兵器廃絶は労働党党首選挙の公約の一つであり、自らに票を投じた人々に対して
 この計画に反対することを約束している」と述べていました。

http://parstoday.com/ja/news/world-i12832
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現実として脅威があるわけではなく、北朝鮮なりロシアなりテロなり、
とにかく何者かが私たちを襲おうとしているから、それに備えなければならないと声高に叫ぶ。


自分たちが虎の巣に分け入って石油なりウランなり、
資源という名の虎子を得ようとする行為を透明化するために脅威という言葉が利用されている。



駐日米軍レイプ兵は本当に罰を受けたのか?

(http://jp.sputniknews.com/japan/20160720/2522704.html)

安全保障を声高に叫ぶ連中は上のクイズにどれだけ正解できるのだろうか?
現在進行形で実際に日本の国民に危害を加えているのはどこの国なのだろうか?


その国との軍事同盟を強化し、攻撃のマトになる基地を増やそうとしているのは誰なのだろうか?
北朝鮮や中国の安全保障を脅かすことは、私たち日本人の安全を脅かすことと同義なのである。

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韓国のTHAAD配備は現地の市民も反対

2016-07-17 00:45:23 | 北朝鮮
現在、韓国は「北朝鮮の脅威」を口実にアメリカの走狗となって軍拡を進めようとしているが、
日本と同様に、現地の住民から猛抗議を受け、四苦八苦している。


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韓国首相、瓶を投げつけられる、THAAD配備への抗議(写真)

韓国の黄教安(ファン・ギョアン)首相は15日、
米国のTHAAD配備先に決まった南部の慶尚北道星州郡で住民説明会に出席したなかで、
地元住民から瓶など様々なものを投げつけられた。


首相の説明会の様子はKBSテレビで生中継されており、
画面には住民が次々に投げつけられたものが映し出された。


首相の警護が演説の行われている最中、盾や傘で首相を守ろうとしたが、
演説は最後まで映し出されず、生中継は途中で中断した。


聯合ニュースの報道によれば、投げつけられた中には瓶も含まれていた。


星州郡住民は韓国政権がTHAADの配備先を住民との相談なく秘密裏に米国と取り決めたことに憤慨。
住民はまたMD用レーダーが自分たちの健康に害を及ぼす危険性があるとして憂慮している。



先に伝えられたところによると、韓国の韓民求(ハン・ミング)国防部長官は、
米MDシステムTHAAD探知レーダーの前に立ち、
レーダーの電磁波が危険であるかどうかを身を持って経験すると約束した。

http://jp.sputniknews.com/asia/20160715/2490111.html
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安倍政権は韓国のミサイル配備を支持する言葉を贈ったが、
こうしてみると現地の抗議を無視して軍拡を強行するという点で
安倍も朴も全く変わらないわけで、賛成こそすれ反対することなどありえないわけである。


ちなみに、朴槿恵は先の日本の参院選の結果を好意的に受け入れたのだが、
それは、もちろん、日本が韓国やアメリカと共同して戦争してもらうには
日本の改憲が必須だからだ。よく右翼は反日という言葉を好んで使いたがるが、
実際には反日・嫌韓であるはずの各国の権力者が結託して両国の軍国化に励み、
それに逆らう人間を弾圧しているわけで、どこまで行っても民族同士の対立というのは非現実的な表現である。

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今度の都知事選は増田に決まり

2016-07-16 23:38:31 | 日本政治
石田純一が「言論の自由」を剥奪された!
事務所が「今後一切の政治発言ができなくなりました」と発表

(http://lite-ra.com/2016/07/post-2421.html)

石田純一が今後、政治的発言をすることが出来なくなったとか。
逆を言えば、テレビでリベラルを気取っている連中がいかに仮面左翼かがよくわかるのではと思う。


はっきり言って、鳥越が都知事になっても私は全然うれしくない。

前回、前々回と次点を取った宇都宮健児氏に三度目の正直をさせてやれば良かったのに、
民進党が関わったばかりに「野党統一」の美名の下、立候補を断念せざるを得なかった。


前回、これまた民主党が細川元総理を応援したために、左派の票が割れてしまった。
(両名の票を合わせても舛添氏には一歩及ばなかったが)

宇都宮氏は、その時の経験を踏まえて自ら候補を降りたのではないかと思う。
まさに苦渋の決断。氏の無念を思うと残念で仕方ない。



宇都宮氏は長年、ヤミ金の被害者救済に携わってきた弁護士で、
日弁連の会長を務めた経験もある。加えて、現在は左派系雑誌『週刊金曜日』の編集者として
社会問題の告発に尽力しているわけで、都政の腐敗を正すには適任の人物だった。


共産党との仲も悪くないし、だからこそ前回の知事選でも応援してもらったわけだが、
恐らく、今回、民進党と合意するにあたって「宇都宮は嫌だ」という声があったのではないか?


実際、鳥越氏の話を聞いてみると、石田純一氏にも及ばない稚拙な内容で唖然とした。
当たり前のように脱原発を真っ先に主張していたが、
原発が多くあるのは福井や青森なのだから、やめたいならそういう所の知事になればよい。


仮にもジャーナリストならば、労働政策や福祉政策に気を遣うべきではないだろうか?
あの小池百合子ですら、一応福祉に力を入れるフリをしているというのに。


準備も間に合っておらず、事務所の見栄えが悪いのでカーテンで中が見えないようにしているらしい。


金銭的にも知識的にも準備不足のままネームバリューだけで勝ちに行こうとする鳥越と
強力な自民党のバックアップのもと、元総務相、県知事の経験を売り込む増田。


どう考えても、増田のほうが勝つ。

無論、増田も県知事時代にやんちゃをしているのだが、
過去の汚職については当然、メディアは大きく取り上げようとしない。


まぁ、増田はいまいちカリスマというか「こいつ誰?」感が凄いので、
都民の多くが有名人に投票しようとするならば話は別だが、そこまで馬鹿だとも思えない。


SEALDs創立メンバー奥田愛基が見た「参議院選挙」


今回の都知事選、宇都宮氏や石田氏のような人物が出馬せず、
鳥越のような政治家になるに値しない人物が出しゃばってきた時点で、始まる前からガッカリしている。


上のSEALDsの奥田氏の話を読んでも感じたが、
結局、主流左翼はどこまで行っても、民進党(昔なら社会党)中心主義で、
力のない小さな政党や政治家の気持ちなんてこれっぽっちもわかっていない。


小池にせよ増田にせよ、いずれの場合でもろくなことにならないわけだから、
今こそ、共産・社民が推薦した宇都宮氏がなるべきなのに、民進党がゴネて鳥越になってしまった。


一応、まだ70歳にはなっていないので、
宇都宮氏はこれにめげず、どうか長生きして次回の都知事選にて健闘してもらいたい。

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ロシア、北方領土の基地化へと邁進中

2016-07-11 22:09:39 | ロシア・ウクライナ
クリル諸島に防衛施設、試射場、弾薬貯蔵所建設へ
(http://jp.sputniknews.com/russia/20160711/2461746.html)


スプートニク紙が報じているように、今、北方領土はロシア軍による基地化が進んでいる。

当然、普段、北朝鮮の脅威なり中国の脅威なり、あるいは尖閣なり竹島なりに反応して
ギャーギャ―騒いでいるマスメディアや知識人、政治家、ネトウヨ等々は、
上の動きについても猛抗議する・・・はずなのだが、そういう現象は起きていない。


こういう点からも私は普段、安全保障だの固有の領土だのを唱えて
自国の軍拡を当然視する連中を一切、信用していない。


私自身はクリル諸島はロシアの土地でいいじゃんと考えている不届き者だが、
恐らく、ほとんどの日本人は北方領土は日本の土地だと考えているのではないだろうか?

ならばなぜ、その土地を勝手に軍事目的で開発しようとしている動きに対して一言も批判しないのだろう?

一般人なら単に知らないだけなのかもしれないが、政治家や官僚、記者は知っているだろう。
こういう点からも、何が脅威で何が脅威でないのかは権力者が構築するものであり、
大衆が追認・補強するものであることがわかるのではないかと思う。




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池上彰氏が語ろうとしないこと(2016年参院選、その結果と意味について)

2016-07-11 21:48:26 | 日本政治
今回の参院選、最終的な投票率は54%だったらしい(昨日の時点では30%と報じられていた)。
まぁ、2人に1人の割合ならまだマシなほうなのかもしれない。


三原じゅん子を一刀両断 池上彰氏の“無双ぶり”今回も炸裂
(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/185469)

なんだか、2014年の衆院選の頃に書いた池上彰氏への批判記事が読まれているので、
今回の参院選の彼の報道スタイルについても、一応、文句を言っておこうと思う。


今回の特番でも、三原じゅん子だの今井えり子だの、タレント議員に対して
池上無双(笑)をしていたそうだが、正直、あまり意味のないことをしているように感じた。


参院選について、より正確に言えば今の自民党政権についてもっとも語られていないこと。
これを説明して、はじめて彼のようなジャーナリストは評価されるべきだと私は思う。


それは「北朝鮮の脅威など存在しない」でも良いし、
「アベノミクスはとっくの昔に破たんしている」でも良いが、
今回の参院選でもっとも語られなかったのが
安倍政権が年金の積立金を株式に運用し、5兆円もの大金を溶かした
ことだろう。


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「年金5兆円運用損!」
 参院選争点隠しの安倍政権の狡猾 - アベノリスク「消えた年金5兆円」の真実

6月23日(現地時間)に実施された国民投票で、EU離脱を是とした英国。

そこを震源に世界が大きく揺れている。
予想通り、スコットランドでは英国からの離脱のうねりが再燃し、
意表を突く形でロンドン市でも英国離脱の動きが浮上。他のEU主要国の離脱可能性まで囁かれ始めている。


最も懸念されているのが、世界的な株安の再発と連鎖だ。
6月24日の東京市場では、日経平均株価が前日の終値から1200円超の大暴落。
その後も国民投票前とはほど遠い水準にある。

これが国民の生活に直結するのが、
国民から預かった巨額の年金基金を株式に投資している
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用損である。

GPIFからの正式な公表は例年よりも先延ばしされているが、
漏れ伝わる情報で報じられた2015年度の運用損は約5兆円と見込まれている。

http://blogos.com/article/182767/
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安倍政権は2014年の10月から株価対策のために
年金積立金をリスクの高い株式へ運用し、結果として巨額の損失を発生させている。


例えば、2015年夏の世界同時株安の際には、7兆8899億円の損失を発生させた。

もう一度書こう。7兆8899億円の損失である。
この損失額は600万世帯の1年分の国民年金受給額に相当する。


年金の納付額が今年になって急に上がったと感じた人がいるかもしれないが、
その原因の一つには、政府が年金のために使うはずの資金を株で溶かしたことが挙げられる。


2016年に入り、日経平均株価は1万5000円台に下落したが、その際に10兆円の損失が起きたとみられている。
こういう情報が選挙前に新聞やテレビ番組からシャットダウンされたのは書くまでもない。


この記事を読んでいる人の多くは年金保険料を毎月、納めていると思うが、
そのうちの数兆円分は、すでに安倍政権が株で溶かした。



そのくせ、福祉のための資金が足りないと語り消費税を上げようとしている。
資金が足りないのではなく、資金の運用が杜撰なのである。



こういうことを池上彰氏は今回の参院選の解説で少しでも触れただろうか?
私の知る限りでは、触れていないと思う。



今回の参院選、血税を溶かした連中にほとんどの人間が票を入れたわけだが、
これは自民党なら血税を株で溶かしてもOKということを意味してはいないだろう。

どうも、あまりよく考えずに自民党に入れたのではないかと感じてならない。

この「あまりよく考えず」というのは結構重要なことで、
世論調査でも半数以上が改憲に反対・アベノミクス成功を疑問視している今、
国民が「なんとなく」で選ぶ理由として、北朝鮮や中国に対する不安感があるのではないだろうか?

この両国に対しては、自民党は断固とした対決姿勢を見せている。
折しも先月末には北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射した。

この発射は先月中旬にグアムで行った北朝鮮への先制攻撃を想定した
アメリカの軍事演習に対するレスポンスなのであるが、まぁメディアはこういう肝心の情報は知らせない。


右翼も左翼も北朝鮮や中国を責め立てている現状、
「話し合いで解決を」などという答えになっていない答えを出す野党に対して
「断固とした制裁・非難」を強調する与党。この辺が参院選の結果に響いているような気がするのだが……


やはり、どこかで「北朝鮮や中国の脅威など存在しない」と言わなければいけない気がするが、
今や北朝鮮あるいは中国へのバッシングに加わらないだけでブーイングを受けるわけで、
このまま外国に向けて意味のない不安と敵意を見せながら
自分たちの生活を現在進行形で破壊している連中に唯々諾々と従っていくのではないかとふと不安に思う。

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参院選結果について一言

2016-07-11 00:47:51 | 日本政治
夜も遅いので少しだけ。

数時間前の情報では、投票率が3割しかなかったようなのだが、
10人のうち7人も投票所に行かないというのは、どうなのだろうか?

世論調査によると、アベノミクスが成功したと信じている人間は
自民党の支持者の中ですら少数派にとどまるし、実際にアベノミクスは失敗したと外国でも思われている。


経済政策の失敗、無謀な軍拡、消費税増税、オリンピックを巡る政府の黒いスキャンダル。
もはや自民党に入れる理由などどこにもないはずなのだが、それでも入れるというのは、
結局のところ、この10人のうち7人が棄権したことで政府への反対票が激減したということなのか。

あるいは、投票率が上がっても結果は変わらなかったのだろうか。

共産党は少しだけ議席を増やして11議席から14議席へと一応、躍進した。
とはいえ、おおさか維新も健闘しているわけで、これに自民や公明、民進を含めれば
国会議員のほとんどが右翼になってしまったと考えられる。これで本当に上手くいくのだろうか?

安倍政権の致命的な欠陥は、政府の無謬をひたすらに信じぬくことにある。
とっくの昔に失敗したアベノミクスもひたすらに成功していると言い張っているし、
消費税増税にしても猶予期間が伸びただけで、懲りずに実施しようと画策している。


すでに失策と判明した手段を意固地に続ける、
つまり自民党や安倍政権に間違いなど絶対にないと現実を無視して突っ走るのが今の与党。


反省する、軌道を修正するという考えを持たない点、このまま転がり落ちるしかない。
投票しないのは本人の自由だが、せめて結果に対しては責任を持ってほしいと思う。

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戦争中毒国家、アメリカ(韓国のTHAAD配備、中露朝への挑発病)

2016-07-08 22:00:41 | 北朝鮮
ロシア、中国、北朝鮮、そして何よりも現地の韓国国民に猛反対されていた
韓国へのアメリカのミサイル防衛システムの配備がとうとう決定された。正直、驚きを隠せない。


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米韓、韓国へのTHAAD配備の決定

米国防総省は7日、米韓は朝鮮民主主義人民共和国からの脅威に対抗するために
韓国領内への米ミサイル防衛システム THAADの配備に合意したことを明らかにした。


米国防総省の声明では
「韓国と米国は韓国およびその国民の安全確保のための防衛手段として、
 また朝鮮民主主義人民共和国の大量破壊兵器および弾道ミサイルから(両国の)
 アライアンスの軍事力を守るため、THAAD配備の決定を採択。」


これに対して中国外務省は断固とした抗議声明を表し、
米韓両国に対しこのプロセスを停止するよう執拗に呼びかけた。
中国外務省はこの決定は朝鮮半島の非核化という目的達成も半島の平和と安定の確保も促さないと指摘している。

一方で日本は米韓のTHAAD配備の決定を歓迎。
萩生田 光一内閣官房副長官は東京での記者会見で政府のこうした見解を発表した。

http://jp.sputniknews.com/politics/20160708/2444647.html
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あれだけやめろと抗議されていたのに、問答無用で決定してしまう。
今の韓国・アメリカ政府はここまで市民の言い分を無視してしまうものなのか。


ミサイル「防衛」と言えば聞こえは良いが、
実際にはアメリカと韓国はキー・リゾルブ、フォール・イーグル作戦をはじめとして
北朝鮮を先制攻撃するための軍事演習を10年以上、継続して行っている。


その要は、
1→まず軍事的に重要な地点を先制攻撃
2→反撃として撃ってきたミサイルをTHAADが迎撃。

というもので、先制攻撃ありきの「防衛」であることを忘れてはいけない。


実のところ、最近、アメリカはロシアに対しても同様の行動を取っている。
次のParsTodayの記事を合わせて読んでみたい。



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ミュンヘン安全保障会議のイッシンガー議長が、
「イランと6カ国の核合意により、もはやNATO北大西洋条約機構のミサイル防衛は必要ない」
と強調しました。


イルナー通信によりますと、イッシンガー議長は、6日水曜、
「現在イランの核合意は締結されており、
 このためNATOのミサイル防衛システムの配備に向けた戦略はまったく必要がない」と語りました。


また、
ルーマニアとポーランドのミサイル防衛システムの配備により、ロシアの懸念が高まると考えられる
 こうした中、ドイツは軍縮を目的にしたNATOとロシアの話し合いを深めることを求めている」としました。


さらに、
「NATOはロシアに対して賢明で冷静な政策をとるべきであり、
 すべての国が新たな兵器競争を防ぐために努力すべきだ」と語りました。

イッシンガー議長は、
「ワルシャワでのNATOの次期会合ではロシアとの協力に向けた扉を開くべきだ。
 なぜなら、ロシアとの話し合いは兵器管理につながる可能性があるからだ」としました。

http://parstoday.com/ja/news/world-i12031
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現在、アメリカはルーマニアとポーランドにミサイル「防衛」システムを配備しているが、
ここで唱えられているのが「イランの脅威に対抗するため」である。


上で言われているように、核合意が締結された今、イランの脅威というものは存在しない。
にも関わらずイランを自らの軍拡の口実として利用しようとしている。

「北朝鮮の脅威」「イラクの大量虐殺兵器」と同様のでっち上げだ。


その本当の目的はロシアの封じ込めなのだが
実のところ、韓国のミサイル防衛システム配備も、その真の狙いは中国の封じ込めだと言われている。

次のスプートニク紙の記事を読んでみよう。


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米韓は米MDのTHAADの配備の時期と場所についていまだ決定に至っていない。
韓国国防省のムン・サンギュ報道官が明らかにした。

この声明の前日、韓国政府は
これからの1-2か月内でMD配備の決定とその場所について公式的に明らかにするはずだった。


米MDのTHAADの配備について韓国社会ではますますさかんに公式的な声明が出されるようになっている。
一連の地方の代表者らからはすでに自分の地域では配備受け入れはないという言明がなされている。


野党の選挙での勝利によって議会内ではTHAADの配備についての態度が割れる結果となった。
これとは対照に韓国軍部は米MDへの関心を隠そうとはしていない。


軍事専門家でCIS諸国研究所のウラジーミル・エヴセーエフ副所長は
THAADは韓国国民を北朝鮮の核の脅威から守るどころか、
反対にその攻撃の対象としてしまうものだ

との考えを示し、次のように語っている。



韓国国民はTHAAD配備計画を不服としている。
 それは地政学的紛争が起きた際、その相手は北朝鮮だけでなく中国もなりうるのだが、
 MDは中国からのミサイル攻撃の対象になりうるからだ。

 なぜなら近い基地に配備されている中国の中距離ミサイルは
 日本へ仮に攻撃が行われる際にはTHAADの攻撃ゾーンの上空を通過するからだ。
 このため中国はこれを殲滅せざるをえない。

 核を積んだミサイルが攻撃されれば地域住民が被害を受けるのは当然だ。
 これは韓国国民は自国内へのTHAAD配備を熟慮する根拠を与えていると思う。

 第2に韓国の国民は国の指導部とは異なり、全員が反北朝鮮ではない。」


 米国はロシア、中国からの反対を恐れ、韓国に対して早急に決めるよう迫っている。
 ロシアと中国はTHAADの韓国配備に断固として反対しており、
 米国は韓国を単にグローバルMDシステムに引き入れようとしているとの見方を示している。

 エヴセーエフ氏は今の複雑な状況のなかで
 韓国指導部はなんとか巧みに切り抜けようとしているとの見方を示し、さらに次のように語っている。



 「韓国が示そうとしているのはこの状況を注視しているのは中国だけでなく、
  韓国領内にはTHAAD展開の必要性はないとする中国を支持しているロシアも同じだということだ。

  このことから韓国は極めて慎重な態度を取らざるを得ない。
  一方では米国が韓国に圧力を加えており、
  もう一方では中国、ロシアと深刻な問題を引き起こさぬようなんとか妥協の道を探さざるをえない。

  中国とは経済関係を損ねてしまう危険性がある。
  中韓には共通の市場を創設する計画がある以上、こうした関係悪化は韓国にとっては危機的になりうる。
  このことすべてから韓国指導部はジグザグ走行をせざるを得ない。

  だが韓国領内に最終的にこうしたシステムが出現した場合、中国はこの挑戦をかわすだろう。
  なぜなら中国はこれを脅威と受け止めているからだ。」

韓国が中国の憂慮をしっかり受け止められぬ場合、
たとえば韓国領内のMD施設に自ら攻撃をしかけるなど、中国は自力で解決策をとりかねない。

http://jp.sputniknews.com/opinion/20160707/2436268.html
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日米韓が朝鮮民主主義人民共和国のミサイル迎撃のための初の3カ国演習を行なった。
米海軍太平洋艦隊は演習に関して出した声明には
「この間、ミサイル発射は行なわれなかったものの、演習参加者らは連携行動を策定し、
 連絡チャンネル、データー収集、脅威への反応の可能性の評価を強化したことを明らかにしている。

これはつまり、仮想敵国の発射した弾道ミサイルのシュミレーション飛行が追跡され、
情報の交換が行われたことを意味する。



6月22日、北朝鮮は中距離弾道ミサイル「ムスダン」を発射。
ミサイル発射にあたって金正恩氏はこれは太平洋上の米軍施設を攻撃出来るものという声明を表した。


その理由は、理論上は北朝鮮のミサイルは
米国のこの地域における国境の警備拠点であるグアムまで到達できるものだからというのだ。

このため公式的な発表では日米韓の3国演習は
この諸国を多大に脅かしている北朝鮮の核ミサイル発射実験に関連して組織されたものとされている。

だがロシア科学アカデミー、経済研究所で朝鮮プログラムを率いるゲオルギー・トロラヤ氏は、
今回の演習はかなりの部分、中国に対抗する性格を持ったものとの見方を示し、次のように語っている。

「今回の演習は米国が北朝鮮の核ミサイルの野心に対してとった、かなり迅速な報復の手だ。
 だが北の野心は演習が行なわれる原因というよりも言い訳に近い。

 つい最近、ワシントンとサンフランシスコのロビーで米国人と話した際に、
 彼らは、米国は本当のところは北朝鮮が自分のほうから米国へ核ミサイル攻撃を行う能力があるとは
 誰も真剣にとらえていない
と語っていた。だがそのかわり米国にとってはこれは韓国にMDを配備し、
 日米韓の3国軍事ブロックを強化する上での格好のいいわけだ。


 もちろん、これはかなりの部分、反中的な方向性を持っている。
 それは米国の対中関係はパートナー関係、ライバル関係の段階から
 対立の段階へとますます移行しているからだ。北朝鮮というファクターは
 この上でこうした米国の行為には一種のフリップフロップの役割を演じている。

 しかも忘れてはならないのは北朝鮮が黙って何もしなかったとしても
 米国は他のきっかけを探し出しただろうということだ。

 もちろん北朝鮮は挑発的な行為を行なっているが、これは北東アジアの緊張増大の本当の原因ではない。」

 北朝鮮はイージスシステム搭載の軍艦が加わるこの演習を煽動と呼んだ。
 こうした厳しい反応を見せるだろうことは予想の範囲だった。

 北朝鮮指導部は米国が「核の脅威と制裁」を振りかざして北朝鮮への圧力を止めない限り
「対抗措置をとり」続けると約束している。


 さらに、「NATOとロシアはできる限りの協力と信頼醸成を追求すべきだ」としました。

 また、政府が崩壊したリビアなど、中東・北アフリカの数カ国について触れ、
 「NATOとEUはこれらの国の安定と平和において重要な役割を果たすことができる」としました。

http://jp.sputniknews.com/opinion/20160701/2402685.html
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アメリカの爆撃機が朝鮮半島上空を飛行
(http://parstoday.com/ja/news/world-i11851)

韓国が、北朝鮮の和平会議の提案を拒否
(http://parstoday.com/ja/news/world-i11449)

北朝鮮の指導者が、アメリカの制裁のリストに
(http://parstoday.com/ja/news/world-i12040)

韓国、北朝鮮要人に対するアメリカの制裁決定を歓迎
(http://parstoday.com/ja/news/world-i12052)


北朝鮮は、南北朝鮮の和平統一会議を、
8月15日の終戦記念日(韓国では光復節と言う)にあわせて開催するよう求めていた。


これに対して韓国は「核廃絶が先決だ」というアメリカの見解をいつも通りになぞり、
何十回目かわからない和平への誘いを断固として拒否し、アメリカの傀儡国家としての道を歩んでいる。


韓国にとっての米軍基地やミサイル防衛システムは日本にとっての沖縄のようなもので、
地元の住民は猛抗議をしているのだが、当局は問答無用で軍拡を進めている。


十年以上、和平(核兵器廃絶と引き換えの平和条約締結)を申し出ている北朝鮮に対して、
北朝鮮の一方的な核兵器廃絶を主張し、軍縮も軍事演習の中断も一切行わず、強硬姿勢に固執する米韓。


どちらがより好戦的かは、まともな人間なら誰でもわかることだ。


あわせて、北朝鮮がなぜムスダンを発射したかについてもおさらいしておきたい。
そのことで、いかにオバマ政権が好戦的で軍国主義であるかがわかるはずだ。


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北朝鮮が、地域におけるアメリカ軍基地に対する報復攻撃について、警告を発しました。

北朝鮮の公式メディアによりますと、北朝鮮の国防委員会のメンバーは、
20日月曜、声明を発表し、北朝鮮は挑発行為が確認された際、
地域のアメリカ軍基地を攻撃すると警告を発しました。

このメンバーはまた、爆撃機B52が配備されているアメリカ・グアムのアンダーセン基地や、
アメリカの原子力潜水艦のための海軍基地は、
しばらく前から北朝鮮の正確な攻撃の射程範囲に入っているとしました。

北朝鮮の声明は、今月13日にアメリカの原子力潜水艦ミシシッピが韓国南部のプサン港に入り、
またグアムの米軍基地でB52爆撃機による軍事訓練が行われた
ことに反発して、発表されました。



北朝鮮の国防委員会のメンバーは、
このような北朝鮮に対する挑発行為は、朝鮮半島における核戦争の勃発の危険性を増しているとしました。

以前にも北朝鮮外務省は、巡航ミサイルを搭載した原子力潜水艦をプサン港に派遣するアメリカの決定は、
北朝鮮と地域全体に対する直接的な脅迫とみなしているとしました。

この声明ではまた、
アメリカは北朝鮮の原子力発電所と核施設に対する先制攻撃にむけた準備を検討しているとしました。

原子力潜水艦ミシシッピは世界最新鋭の原子力潜水艦とみなされています。

http://parstoday.com/ja/news/world-i10237
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この記事が書かれた2日後に北朝鮮はムスダンを発射した。

もうおわかりだと思うが、北朝鮮を先制攻撃するための演習が行われたのが先で、
グアムを標的とした中距弾道ミサイルの発射実験が行われたのが後
である。


その後、日米韓は、合同軍事演習を敢行、そして今回のTHAAD配備である。


挑発しているのは、客観的に見ればアメリカであり、
北朝鮮は常に後手で対応しているのだが、西側諸国ではアベコベの報道がされている。


人民日報論評、米国の武力誇示が中国の懸念を深めた
(http://j.people.com.cn/n3/2016/0627/c94474-9078049.html)

人民日報が論評で米国によるフィリピン周辺海域での武力誇示を強く非難する
(http://j.people.com.cn/n3/2016/0624/c94474-9077099.html)

露外務省、米THAADの韓国配備で朝鮮半島非核化は複雑化
(http://jp.sputniknews.com/russia/20160708/2446399.html)


NYT:米国務省で「ユーゴスラビアのシナリオ」によるシリア空爆が呼びかけられる
(http://jp.sputniknews.com/us/20160623/2356565.html)

クリントン氏の電子メール公表、シリアのアサド政権の転覆を支持
(http://parstoday.com/ja/news/world-i11911)


重要なのは、アメリカは何も北朝鮮に対してだけ強硬姿勢を取っているのではなく、
イランやシリア、中国、ロシア、要するに敵国のいずれに対しても好戦的な態度を見せ、
特にシリアに対しては、貪欲に同国の消滅を主張し続けている。

その代表的人物が我らが民主党大統領候補、ヒラリー・クリントンである。

全方位にむけ、争いの種を撒こうと躍起になっているのが今のアメリカだ。
正直、これはブッシュ政権よりも性質が悪い。極悪といっても良いレベルである。


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最高指導者、「イスラム世界の情勢不安の元凶は、アメリカを筆頭にした覇権主義大国」

~中略~

全ての国や大国が、表面的にテロへの嫌悪を表明し、
テロとの戦いの偽りの連合を結成していることに触れ、
「大国は、その主張に反し、実際には、テロを支援し、広めている」と述べました。


ハーメネイー師は、シリア危機が始まった当初、反体制派の中にアメリカの大使がいたことや、
シリアの政治的な対立を内戦に発展させるための動き
に触れ、

彼らは政治的な対立を同胞の殺し合いに変え、その後、資金や武器を供与し、
 不当な石油収入により、各地からシリアとイラクに戦闘員を集め、
 地域に現在の混乱や情勢不安を生じさせた
」と述べました。

また、「一部の主張に反し、イランはバーレーン問題に干渉しておらず、今後もすることはない。
この国に政治的な見識が存在するのであれば、政治的な対立が内戦に発展するの許してはならない」
と強調しました。


ハーメネイー師は、イエメンの状況と
この国の人々の住宅、病院、モスク、インフラに対する日常的な爆撃に触れ、
「侵略者は攻撃をやめるべきであり、イスラム世界も侵略者を処罰すべきだ」と強調しました。

(http://parstoday.com/ja/news/iran-i12001)

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米国務省 イラク戦争に関する英委員会の報告書検討を拒否
(http://jp.sputniknews.com/politics/20160707/2440956.html)

アメリカ軍のアフガニスタン駐留継続
(http://parstoday.com/ja/news/world-i12064)

英のイラク参戦誤り 独立調査委が報告書
(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-07-08/2016070801_04_1.html)

日本は南中国海でどのような役割を演じたいのか
(http://j.people.com.cn/n3/2016/0705/c94474-9081776.html)


サウジアラビアのような正真正銘のテロ国家が野放しにされる一方で、
オバマが固執するアフガン侵略戦争は未だに終わる気配がなく、イラク戦争参戦を誤りとし、
ブレア首相(当時)を非難する調査結果に対しても特に反省しようともしない日米。


それどころか、これらの国の指導者は次の戦争に備えて着々と準備を進めている。

今の日韓米の指導者の頭の中にあるのは「戦争・戦争・戦争」だ。
こういうテロ脳の持ち主が国を牛耳る今、各国の社会不安はますます増大する一方である。


今回のTHAAD配備は単に北朝鮮だけに関わる問題ではない。
全体を眺めれば、これはアメリカが現在進行形で行っている軍国主義の一環であり、
それに喜々として従おうとしている日韓与党の戦争病を如実に示すものなのだ。


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