未熟なカメラマン さてものひとりごと

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熊本の旅 その1 ぱん君とジェームズに会えた!!

2011-05-28 01:23:08 | 動物

晴れ間も見える草千里ヶ浜

とにかくお天気が心配でした。刻々と変わる天気予報は悲観的な方向に向いているようでした。最初は「晴れのち曇り」でしたが、直前の予報では、「曇りのち雨・降水確率50%」にまでになりました。
旅館を予約しているので、日程の変更はできません。あとは運任せです。愛犬のムックをペット美容室に預け、しばしの別れをして出発です。笠岡ICでの通過時刻はちょうど8時頃でした。
 途中、壇ノ浦SAで軽い昼食を摂り、6時間半掛かってようやく、熊本ICに到着です。最初の目的地は、天才志村動物園でお馴染みのパン君とジェームズがいる阿蘇市のカドリー・ドミニオンでした。「みやざわ劇場」最終の3回目の公園時間が15時半からでしたので、1時間ほど余裕がありました。この待ち時間を利用して、草千里ヶ浜や米塚を見てくることにしました。
 この登山ルート、阿蘇パノラマラインと呼ばれているそうですが、それにしても、この季節、阿蘇の草原は緑のジュウタンで覆われ、なんと気持ちのよいことか。放牧されている牛や馬も絶好の被写体ですが、雄大な阿蘇に広がる緑の台地のなんとも素晴らしい眺望。ちょっと危険でしたが、景色のいいところでは、たびたび車を停めて撮影をしました。あの米塚もありました。高校の修学旅行以来、実に数十年ぶりのご対面です。かわいいとてもきれいな小山。中央に走る線のようなものは、土塁だそうです。そして目的地、草千里展望台までやってきました。
 眼下に広がる草千里ヶ浜、どこか鳥取砂丘に似ていると思いました。馬の背に揺られて散策する人も見えます。左手の向こうには、噴煙を上げる阿蘇の火口付近の様子も見えます。この頃、一時的に空が晴れてきました。日が当たり、ますますその輝きを見せる山や草原。気温は30度ぐらいまで上昇していましたが、さわやかな風
に吹かれてとても清々しい気分です。


劇場内は撮影禁止のみやざわ劇場

そろそろ時間になったので、カドリー・ドミニオンに急ぎました。入園料2300円(ちょっと高い)を払って、みやざわ劇場へ向かいますが、これが結構、距離がありました。確か420メートルだったと思います。時間がないので急いだためと坂道で、息も切れ気味です。
相当に広い劇場、この公演では、客席の3分の2ぐらいが埋まっていました。声がとてもかわいい、メイドカフェのような衣装を着た若い女性スタッフが説明します。カメラ、携帯、ビデオ撮影はやはり厳禁でした。でも最後に、パン君とジェームズと一緒に1000円で写真が撮れるコーナーも用意してありました。
このパン君とジェームズ、毎日出演しているわけではないので注意が必要です。土日は大丈夫なようです。かわいいニホンザルやオウムも出演してバラエティーに富んでいます。チンパンジーのパン君、小さいニホンザルの後だったためでしょうか、テレビで見るのと違って随分大きく見えました。宮沢さんも「テレビで見るより大きいでしょ!」と紹介。パンくんと宮沢さんが名探偵に扮して難事件を次々に解決する、爆笑サスペンス劇場「名探偵パン~ジェームズ殺人事件」が今日の催しもの。パン君の出番が意外と少なく感じました。チンパンジーは絶滅危惧種に指定されているため、なかなか規制も多いようです。人間と生活し、人間の服を着て過ごさせることは、動物園の本来の姿に反することとか。最近では、パン君、テレビ撮影もこのカドニー・ドミニオンだけで行われているようです。

みやざわ劇場を楽しんだ後、園内のベアバレーで、こっちこっちと餌を催促してポーズを捕るクマや、スイングステージショーのバンペイユ太郎が鬼を退治するという、桃太郎の桃を、熊本産のバンペイユに置き換えたショーなどを楽しんでカドリー・ドミニオンをあとにしました。時刻はもう17時過ぎ。大観峰を経由して黒川温泉を目指します。(つづく)

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撮影日記 湧永満之記念庭園

2011-05-24 22:42:35 | 庭園


5月15日は、福山ばら祭でしたが、あの人ごみと駐車場のことを考えると、どうしても億劫になりました。結局、湧永庭園にもバラ園があったと思いだし、今日は、そちらの方に行くことにしました。以前は、182号線を北上し、東城ICから中国自動車で高田IC経由というルートでしたが、最近は、笠岡ICから三原・久井ICまで山陽自動車道で、あとはひたすら486号線を進むというルートにしています。
この田園地帯をひたすら進むコース、信号はほとんどなく、交通量もほとんど無い、まさに快適ドライブコースです。ちょうど、田植えのシーズンで、水が張られた田んぼで代掻きをしている様子など、なんだかとても懐かしい景色が広がっています。湧永満之記念庭園、ナビで検索すると湧永製薬の本社にセットされるので、注意が必要です。近くまで来たら、標識を見て進むのが一番間違いありません。
こちらの庭園の一番の特色は社員手作りの庭園だということ。しかも入園料がタダときていますので、とてもありがたいのです。ただ、団体さんは事前の予約が必要です。この日は天気も良かったせいもあって、入園者は多いようでした。駐車場も、近場のところは満車の状態です。この日の一番の目的は、冒頭にも書いたように、バラでしたが、なんとバラ園のバラはほとんどがまだつぼみの状態。これには相当、がっかりしました。思えば、今年はこの「がっかり」を何度体験したことか! 寒かったので、例年になく開花が遅れているとはわかっていたのですが、福山ばら祭や、途中で寄った福山西SAの満開のバラを見ると、湧永庭園も満開と無意識に思ってしまっていました。ここは県北なので、平地よりもだいぶ遅いのです。唯一、咲いていたのは、ピンクのハマナスが数輪だけでした。
こちらの庭園は、世羅の観光農園や、庄原の国営備北丘陵公園のようにスケールを売り物にするのではありません、手入れされた庭園の随所に花壇が設けられ、そのハーモニーを楽しむものです。芝の広場もあり、寝っ転がって、昼寝をするのもよし、本を読むのもよし、お弁当を広げるのもよしで、近くなら毎週でも来てみたいお勧めの庭園です。

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撮影日記  =岡山県笠岡市= 菅原神社のカキツバタ

2011-05-17 20:47:19 | 撮影

眼鏡橋とカキツバタの組み合わせは最高の被写体です。

5月14日(土)数日前の地元の新聞に、「菅原神社のカキツバタが咲き始め」という記事が掲載されていました。もう数日、経ったのでそろそろ見ごろになっているのではと、期待しながら、久しぶりに菅原神社を訪ねました。時刻は、朝の7時前。随分早い時間ですが、神社前の道路は狭く、参道も脇に多くの民家があって車の出入りもあり、おまけに駐車場も狭いので、この時間なら誰も来ていないだろうと思ったからです。
案の定、それらしい観光客の姿はなく、じっくり撮影ができました。この菅原神社のカキツバタは約2000株と言われ。色はメインが赤紫で、黄色や白も少しだけあります。開花状況は、7分咲きといったところでしょうか!朝日が差し込むよいお天気でしたが、何か発色がよくありません。本当は雨が降った方がしっとりとして、よかったのかもしれません。やはり今年の開花は、例年に比べ10日ほど遅いようです。
この神社には、眼鏡橋があって、支柱となる石橋のその二つの円形は真円で、とても美しくカキツバタとのコントラストはまさに最高の被写体なわけです。2000株というと相当な気がしますが、逆の方角から見ると池のほんのわずか、あまり期待して行くと、初めての方はがっかりされるかもしれません。この池は御手洗池と呼ばれるそうですが、私のお気に入りは、亀島。背中あたりにサツキが植えられていて、後ろ脚もリアルです。ほんとによくできているなと、いつも感心しています。



亀の後ろ足はとてもよくできていてリアル

石橋の上で、池のかわいい亀(本物)を見ていると、年配のご夫婦がやってきました。こちらを見て「おはようございます!」と奥様からごあいさつをいただきました。そして目をそらすと、すぐに「パン!パン!」とリズミカルに手をたたく音。遠くから拝んでおられるのかなと、そちらに目をやると、なんと、鯉に餌をやるために合図を送っているのでした。まさか、この池に鯉がいるとは思いもしませんでしたが、その音で、黒い鯉が10匹ほど、すぐに集まってきました。これは条件反射というべきか、毎日の習慣と呼ぶべきか、石橋の上からぱらぱらと餌が撒かれると、大きな口をあけて餌を食べています。鯉に交じって亀も数匹、ゆらりゆらりと泳いで近づいてきました。亀は水中潜航型かと思ったら、こちらの方が自然なのですね。
これがご夫婦の朝の日課なのでしょう。この間、たったの数分、ご夫婦は、さっさと神社の石段を登っていきました。
それから、写真を続けて何枚か撮っていると、次に箱型の軽でやってきたのが、笠岡市役所のMさん、数年前、真鍋島のウオーキングでお世話になったことがありました。こちらは、たったの30秒ぐらい。デジカメで2・3枚、撮影してすぐに帰っていきました。
カキツバタの開花状況を確認しに来られたのでしょう!
私も10枚ほど撮影して、神社をあとにしました。滞在時間は30分ほどでした。効率のよいなんだか清々しい朝のひとときでした。

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撮影日記 神戸市立フルーツ・フラワーパークとモンキーズショー

2011-05-16 20:49:26 | 公園


5月4日(水)連休中は高速道路がさぞかし混むのではと思いながらも、ネットで渋滞情報を調べていたら、関西方面でも、朝早く出れば渋滞を避けられることがわかりました。前日は、曇り空と黄砂のため、お隣の高梁市川上町高山の弥高山公園を訪ねましたが、今日は、天気も良さそう、GW最後のチャンスということで、朝7時に自宅を出発しました。行き先ですが、以前、どこかで入手した神戸の観光施設のパンフレットに載っていた、山陽自動車IC近くで便のよい、神戸市立フルーツ・フラワーパークにしました。
幸い高速道路は、さしたる渋滞もなく、約2時間半で目的地に到着しました。

神戸市立フルーツ・フラワーパーク、建物は壮大でどこかヨーロッパの歴史的建造物をほうふつとさせます。中央に花壇を設け、花と建物のコントラストは私にとって最高の被写体です。
入園料は、大人500円で駐車場は無料でした。結構空きスペースがあり、GW連休中なのにこの状態で大丈夫なのかな、と心配するほどでした。花壇はとてもきれいに整備されていましたが、チューリップは入口付近に多く、中ではほとんど目にしませんでした。ポピーは5分咲きの状態でした。どこも閑散としていて、少し寂しい感じもしました。とりあえず、お茶でもと軽食喫茶のお店に入り、カレーとコーヒーを注文しました。中央広場では、ポニーの乗馬を楽しむちびっこが何人かおり、かわいいその様子をしばらく眺めていました。




実は、こちらでの一番の楽しみは関西初といわれる神戸モンキーズショーでした。専用の建物もあります。この日は3回公演があり、1回が40分ほど。最初の公演の11時を待ちます。GWだというので、通常1500円のところが、今日は特別に1000円になっていました。開園15分前から、並びましたが、ほとんどが、小さい子連れのファミリーで、私たち大人の夫婦はほかにいません。少しはずかしい気がしているうちに、開園となりました。
若い女性スタッフの紹介で、けたたましい音響とともにショーのスタートです。ジャニーズ系のトレーナーにかわいいお猿さんが2匹。名前は、ナルトとピグモン(だったと思います)。とても活発で運動神経抜群のナルトと、とてものろまなピグモンのショーは滑稽です。この施設、600人収容だそうですが、この11時の公演での入館者は100名程でした。
公演中のカメラは、残念ながら禁止となっていました。それにしても猿の能力は素晴らしいものがありますね。一番感心したのが、人間のことばを理解できるということです。ためしにトレーナーが後ろの見えない位置から指示しても、正確に動作する様子に感心しました。また2mもあるような竹馬を、あのちっちゃいナルトが、自分で棒を立てて器用に登り、そして歩く、いや、素晴らしい、のひとことです。
お猿の公演が終わって、外に出て見ると、かなり入園者が増えているようでした。特に人が多かったのが、バーベキューハウス。食材は、ビーフ館で買わないといけませんが、その列に並ぶ人のなんと多いこと。あたり一面、いいにおいが立ち込めています。
もう一度、園内をぐるっと散策して、公園をあとにすることにしました。実は、帰りに岡山県和気神社横の藤公園に寄って見たかったからです。入園ゲート付近は駐車場に入る車で大渋滞になっていました。

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撮影日記 =香川県= 岩田神社のフジ

2011-05-11 06:48:48 | 撮影


前回からの続きです。
公渕公園の公渕池の周遊道をしばらく歩くと、目的地のぼたん園、シャクナゲ園に着きました。池の淵に近い傾斜地に、ボタンとシャクナゲが区分けして植えられています。シャクナゲは、少し見ごろを過ぎた感じでしたが、ボタンは、ほぼ満開に近く、見ごろとなっていました。シャクナゲは白、ピンク、赤など、特に赤のある種は、丈が3m~4mもありそうな、とても大きなものでした。このように大きなものは初めてみましたが、ひとつ残念だったのは、背丈があるがゆえに必要な支柱が、鉄パイプだったことです。少し趣きに欠けるような気がしましました。入園者は、20名ほどで高年齢者が多いようでした。
池に陽がいい感じで射しこみ、淵の水面がまさにエメラルドブルーに輝く中、新緑の黄緑色との抜群のコントラストは、とても美しいものでした。
さて、この森林公園、今回歩いたのはほんの一角ですが、この公渕池を中心として、総面積93ha、レストハウス、芝生広場、キャンプ場などがあり、遊歩道の総延長は実に15キロにも及ぶそうです。ウオーキングには最適で、間違いなし。もう少しゆっくりしたいところですが、次の予定があるので、1時間ほどで公園をあとにしました。

次に向かったのが、フジで知られる岩田神社です。国道11号線まで戻り、目的地を目指します。住宅地に入ると、「藤まつり」と書かれた藤色の幟があちこちの道路脇に見えてきました。神社の入口付近にも駐車スペースはあるようでしたが、すでに満車の状態で止む無く他の人に倣って、参道脇の空きスペースに車を停めました。次から次へと観光客がやってきます。この岩田神社のフジですが、情報によりますと樹齢800年、そして房の長さは2mにも達するそうです。私の経験では、いまだかつて、そのような房は見たことがありません。和気町の藤公園でも1メールもあったかどうか、伝説では、春日大社直会殿前のフジは、「砂ずりの藤」と云われ、美しいフジの花穂が1m以上垂れ下がり地面の砂を擦るほどのびることから、この名前がついたそうですが、岩田神社のフジの樹齢も同じ。期待も膨らみます。




そして、境内に入ると、すぐ左手にフジ棚がありました。あれ、どうしたことでしょう?まだ早かったのでしょうか!房は、せいぜい50㎝から75㎝ほど。どう見ても2mにはほど遠いものがありました。これには、正直、随分がっかりしました。このフジはオオフジ、別名「孔雀藤」とも言われています。背中に「孔雀藤」と書かれた藤色の法被を被った地区の案内の説明によりますと、今年は、花芽が付いてから2回、消毒をしないといけないのに、それができていなくて、結果、虫がついて先の方まで開花しそうにない、とのことでした。1週間ほど後にきても、おそらく今と変わらないだろうという悲観的なものでした。説明を聞いていた、別のお客さんの話だと「以前来たときには、確かに1mはあった!」とのことでしたので、今年の出来は、相当、良くない、ということでしょう!フジの根元は、随分太く、石の石柱を飲み込むばかりに太いものでした。一番いい時期にもう一度来てみたいと思いましたが、高速道路が値上げになることもあって来ることができるかどうか。少し心残りな感じで神社をあとにしました。

追記
日本の藤の情報を調べてみると、日本一と云われるのが「あしかがフラワーパーク」500畳分の藤棚を持つ樹齢140年の大藤4本、花房は160㎝にも達するとか。また花の咲き具合で料金が変わるというのもおもしろいと思います。公平でいいですね。無料駐車場は最大6000台といいますからすごいですね。
また、歴史的には、江戸時代、安藤広重も描いた、東京の亀戸天神社の藤。NHKの「日本の庭園の美」でも見たことがあります。藤が咲くころ、江戸時代の庶民の最大の行楽地だったのでしょう。
また、品種的には、九尺藤というのが有名だそうです。花房は100㎝から200㎝といわれており、春日部市牛島の藤花園のものは、樹齢が1200年といいますからすごいですね。この九尺藤でよく紹介されるのが、兵庫県丹波市「白毫寺」の藤。これはまさに150㎝の花房、ライトアップされた藤棚は、幻想的で素敵です。兵庫県なら、お隣の県なので、行ける可能性大です。

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