今週のNEWSWEEK誌より～ＳＵＰＥＲ ＣＥＯｓ

今週のNEWSWEEK（日本版）の表紙は「ルールを壊し、アイディアで勝つ世界の新リーダー注目の１２人～ＳＵＰＥＲ　ＣＥＯｓ」でした。

CEO（Chief Exective Officer）は「最高経営責任者」などと訳されて世間にも馴染んできていますが、未だに、社長や会長との違いが分からずにいます。「会長兼社長」とか「会長兼CEO」と称している場合もありますし。どれも、取締役会が任命する役職のようです。会社により、責任者が社長の場合と会長の場合の双方のパターンがあり、なんとなくうやむやになりがちですが、CEOは文字通り「最高」の経営責任者ということで、ただ一人、「責任を取る人」になるのでしょう。「社長や会長」といえば、オーナー社長とか、出世の階段を登り詰めたサラリーマン社長というイメージなのですが、CEOというと、「起業家」や「会社経営業の専門家」というイメージになります。

この記事では、既存のビジネスのルールにとらわれない、新しいアイディアを持つ１２人のCEOを特集しています。アメリカだけでなく、ヨーロッパ、アジア、中米、中東のCEOも取り上げられており、CEOも世界的な規模での現象であることがわかります。新しいアイディアといっても、決してネット関連、IT企業だけではなく、ドイツの流通企業、中南米の外食チェーン、アメリカの出版会社・ヘルスケア関連会社、バーチャル製薬会社、中東の物流管理会社とさまざまです。どれも、同じマーケット・同じルールの中で売り上げ・シェア・利益を伸ばしたCEOではなく、新しいアイディア、ビジネスモデルを産み出したCEOというのが特徴のようです。

ある調査結果によると、若者が尊敬するリーダー像も、アメリカのアップル社の創業者・CEOであるとか、googleの創業者のコンビであり、いわゆる大企業の経営者や政治家の名前はあがらなかったようです。もちろん、この調査結果が全てではないのですが、このようなリーダーが求められているということは確かなようです。