9月の京都

シルバー連休中に開催されていた会議も無事終了し、ちょっと一息ついています。会議中はどこへも行けなかったのですが、聞くところによると、連休でどこへ行っても満員状態だったそうです。

それにしても、９月の京都は素晴らしい。気温もちょうどよくて、歩いていると心地よい風が吹いていました。昨日は、京都に住んでいらっしゃるT教授親子と、夷川通りにあるとても素敵な京割烹のお店で食事をしました。よく冷えたトマト、京野菜やら、秋の秋刀魚、それに鰹や平目などが盛りあわされたお造りが、とてもおいしかった。最後は自家製の黒ゴマアイスクリームでした。

夕食後、鴨川沿いまで歩いていって、三条にあるスターバックスでお茶をしました。鴨川に突き出したパティオ（日本名は何でしたっけ？）に腰掛けて、心地よい秋風とともにおいしいコーヒーを楽しみました。

素晴らしい京都の一夜でした。

P.S.トミーさん、コメントありがとうございました。冒険を恐れず、いつも前向きに物事を考え実行し、素晴らしい研究者になってください。期待しています。

京都国際会館にて

月曜日から始まった国際会議出席のため、京都宝ヶ池にある国際会議場に来ています。ここは北山に近く緑が多くて、京都市内にくらべてちょっと気温が低いような気がします。

一日中興味深い講演や活発なディスカッションに参加できて、大変楽しい有意義な時間を過ごしています。細胞生物学の学会ですので、私の専門とは少し離れますが、異分野の最先端の仕事を勉強することは大変参考になりますし、刺激になります。また、新しいアイデアや研究方針を決めていくのに、きわめて重要です。

会議場の隣にあるホテルでの滞在も快適です。毎朝、朝食バイキングを食べ過ぎてしまうのが、気がかりです。時差ぼけの朝は、お腹がすいています。明日の朝は、ちょっとひかえよ～、っと！

2009 Terry Fox Run

今日はTerry Fox Runがありました。Terry Foxについては、前に紹介したことがありますので、そちらをご覧ください。

グラントの準備を朝早くおきて開始し、出かける前に一仕事済ませました。そして、10時ごろから近くの公園に行って１０ｋｍを家族皆で完走(完歩と言ったほうがより正確）しました。もちろんナナちゃんも一緒に行きました。ナナちゃんは途中かなりバテていましたが、元気いっぱい走りました。出会った人々にかわいいと言って、かわいがられていました。

無料のホットドックととうもろこしを食べてから、昼すぎに帰宅しました。皆疲れて、ちょっと昼寝をしました。そして、またグラントの仕事に取りかかりました。

今年はTerry Fox Runに家族皆で参加できて、本当によかったです。

秋のかおり

あっという間に日が短くなり、最近は6時半でもまだ暗く、大気も冷たくなってきて、夏の終焉を感じています。

グラントも山場を迎えていますのでここ数日は大変忙しい限りです。でも、明日は、Terry Fox Runがありますので、家族で参加する予定です。

「癌研究にもっと寄付金を！」と30年前にTerryが祈り走った精神が、いまカナダの人々に受け継がれています。また、明日報告します。

そういえば昨日、いつも出張の手配でお世話になっているIさんから、ブログの写真を褒められてちょっといい気分です。前回の朝顔の写真とイタリア旅行でとった夕暮れのピサの斜塔の写真を絶賛してもらいました。それから、ナナちゃんの成長も見てくださっていました。

こういう励ましの声があると、ブログをやっていて本当によかったと思います。皆さん、つまらないブログですが、いつも見てくださって、ありがとう！

Morning Glory

今年は朝顔が咲くのがとても遅く、９月に入ってから家の朝顔が満開を迎えています。今朝は６個の花が咲いていました。

ところで、私はあまり他の人のブログを見ることはないのですが、たまに訪問するのが桂三枝の落語的日常というサイトです。そこに三枝師匠が朝顔の花を載せてくれました。英語の名前がお気に入りのようです。

こそでカナダの朝顔の写真をアップロードすることにしました。今年も素晴らしい青色の花を楽しませてくれています。

またもやグラントシーズン！

短かった夏が終焉を向かえ、９月になってしまいました。バックヤードから見えるカナディアンメープルの木々に少しだけ赤みがかかった部分が見え始めました。

秋ももうすぐそこという感じですが、グラントのシーズンが始まります。昨日一つを書き終え無事投稿しました。９月１５日がデッドラインのグラントがあります。そして、１０月１５日までにもう一つ。何とかせねばなりません。

と同時に、論文も投稿しないと実績を証明できないので、そちらも早く片付けなければなりません。こういうあくせくとした状況は私だけではないとは思いますが、サイエンスも競争の世界で、それに何とか勝ち残っていかないと仕事が前に進みません。

予算がなければ、研究ができない。研究成果を出さなければ予算をとれない。サイエンスの世界も現実は厳しいのです。なすべきは、前進あるのみ！毎日の努力の積み重ねしか他に回答はありません。少なくとも私がこれまでやってきて出した答えです。

前進しても、前進してもやることはまだまだたくさんあります。だから面白い！私は将棋の升田幸三名人の言葉が好きです。

「たどりきていまだ山麓。」

名人になっても、まだまだ修行が足りない、学ぶべきこと、磨くべきことが山ほどあると思われての言葉だと思います。当時向かうところに敵なしだった升田名人をして言わしめたこの言葉には、実に感銘深いものがあります。