自分のモノサシ

~日々のあれこれを感じたままに~

『兄弟』という繋がりの、呪縛。

2013-02-07 | 日々のこと
2013020701
兄弟 (新潮文庫)



今頃~?ですが、
参考資料として買った
作詞家・なかにし礼さんの自伝小説です。


昨夜寝る前に
いつもの自分のペースの長さだけ読みかけて、
さておやすみ~って
一度ライトを消したのだけれど、


眠れない。


どよどよした気持ちが騒ぎだす。


もっと読んで
すっきりするところで区切ろうと、
またライトをつけて……


結局、明け方までかかって
読み切ってしまいました。


壮絶。悲壮感。渾身。


これだから
この方の書く言葉には
命が感じられるのか……。


兄が
小樽の坂を上ってくるシーンや
浜のかがり火の淡々とした明るさ、
姉と弟の命がけの航海…


どれもが色つき、ニオイつきで、
頭の中にはっきりと
映像が浮かびます。


ちっぽけな私などには
とても理解できないでしょうが
自分なりに、少し
近づけた部分を感じることができました。


読み終わって倦怠感で眠りにつき、
お昼近くに目が覚めました。


ゆっくり半身浴をして
やっとスッキリです…。

コメント
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