憲法九条2項

護憲の立場から発言する。特に九条2項の交戦権否認を守る仲間を拡大する。

5月3日は憲法記念日 GW後半の始まりじゃあないのだ・・

2012-05-03 16:10:14 | Weblog
●5月3日は憲法記念日
 だが、
 マスコミは挙って、後半GWの始まりだと
 休日を喧伝する(意図的憲法軽視と勘ぐってしまう)

●TV番組
 NHK午前10:05 憲法記念特集
 「震災と憲法」を取り上げている
 他局には影すら見えない
 残念でならない(口惜しい限りだ)

●地方紙・上毛新聞に注目した論説があった
*無署名だが、共感できる論理である
 一部を紹介したい(記事掲載者の了解は取っていない)

※日本国憲法施行から65年の記念日を迎えた
 ・・中略・・

※憲法の本来の目的は
 “国家権力の制限にある”
 国が権力を行使できる範囲をしっかりと線引きして、
 市民の自由や権利を確保するのが憲法の使命だ。
 また、多様な価値観が等しく共存できるように、
 話し合いで調整し妥協する仕組みを提供するのが、
 憲法の役割だ。
 ・・中略・・

●現状のねじれ国会を
 何も決められない国会と批判し
 一院制導入等の憲法改正の提案があるが
 (自民党やみんなの党や維新の会・・)

 “憲法は、権力の集中を防ぐ為にある”

 両院がぶっつかり対立するのは
 権力を分散させる憲法の当然の姿だ。
 多様な価値観を調整し
 妥協の上で決定を行う仕組みを捨てていいのか
 ・・中略・・

●多様な価値観の共存という意味では、
 自民党改憲案の前文に、
 国への誇りや「和」を尊ぶことなどがうたわれ、
 国旗・国歌の尊重を求める条項があるのは、
 いかがなものか。
 立憲主義の趣旨を考えれば、
 私人の価値観に立ち入らないのが
 肝心なのではないだろうか。
・・後略・・

※改憲政党の安易さに疑問を呈している(再考を促す)

●改憲論議には
 “占領軍に押し付けられた憲法を正すという民族的感情が出がちだ”
 しかし、
 逆境を契機として、提示された憲法案に
 「健康で文化的な最低限度の生活(25条)や義務教育の無償化(26条)」を
 押し込んで先進的な憲法を作り出した
 当時の政治家たちの前向きな精神も、今こそ思い起こしたい。
 と結んでいる。

●●●
※公開された論説を無断転用することは罪になるのか?
 気にはなるが、
 論説に共感できる内容が多くお叱り覚悟の上に借用した
 お許しを頂きたい!!
※昔は、憲法記念日と言えば
 最高裁長官憲法談話が出された
 素晴らしい憲法感覚に感動したものだ
 今のところ最高裁長官は記念談話を発していない
 とても寂しい悲しいことである
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