つぶやき①

みなさん、
2年間応援をありがとうございました。

7回目の春を迎えました

2006年04月21日 | 私の体験
  

 


          

みなさん、おはようございます。
今日は4月21日、「がんばった自分にご褒美をあげる金曜日」です。


 


            
 私の体験 

昨年の6回目の春を迎えましたから、私の近況に触れておらず

ずっと体験の続きを書きたいと思っていました。
4/27で初めての退院後、丸4年になります。

現在は、月1回の内科と週2回のリハビリに通院中。

2003年6月の再入院以来、順調に来ており感謝しかありません。


三人目の主治医の先生がおっしゃいました。

○○(未歩)さんはたくさんの後遺症が残ったけれど
いのちと引き換えだから
「不幸中の幸い」と思わないといけないよ。


        ベビーシッター(とんすけ)


これだけ大きくおなかを切っているから(おなか横一直線)
あとからいろんな病気が出てくる可能性は高い。
また逆に何も起こらないかもしれない。

だからと言って、そんなことをクヨクヨ思っていたらいけないよ。

交通事故が多いからといって、家の中ばかりで外に出なければ
事故には遭わない。け・れ・ど・も
外での楽しみを味わえないよ。



この言葉は、今も心に強く残っています。

いのちと引き換え・・・
だから私は不自由であることを不幸とは思いません。


病気の原因の過去記事で

「正しい知識があったなら、こんなことにはならなかった」
という思いは消えないと書いています。


       ダンス


消えていました。

私はこの後悔の気持ちは一生消え去ることはない・・・そう思っていました。

しかし、ココロの貯金を始めたら、「生きられる」ことへの感謝しかなくて、

こだわりがなくなりました。もう過ぎてしまった過去のこと。

大切なことは今をどう生きるかだと・・・・。



とても重い記事になりました。
しかし、この気持ちの変化をどうしても書き残したかったのです。
先生からいただいた「暖かいお言葉」とともに記しました。
最後まで読んでいただき、感謝です。

みなさんのお心は軽くなってくださることを
望んでいます。
ありがとうございました。

       おねだり(とんすけ)


 ちょっとお口直し

   かわいい子たち とっても癒されます。



 みなさんにプレゼントです

   お楽しみ袋①    お楽しみ袋②

  ①の画像が出るのに少し時間が掛かる場合もあります。
  ①・②、どちらもゆったりとした気分でご覧ください。









 花摘み(ミニー)  ピクニック  ランチボックス
    

          「自分みがきを余裕で楽しむ土曜日
 
          「ずっとやりたかったことをする日曜日」 



      たのしい週末をお過ごしくださいね。
     来週月曜日にお会いしましょう。








          


  





 病気メモ (1999~2005までは前ページのとおり)

2006年
2006.01.05 年初リハビリ
2006.04.01 今春より病院の点数変更・集団リハビリ廃止。
2006.04.11 1回だけ「初寝返り」成功
2006.04.17 朝がた「寝返り」1回だけ成功
2006.04.19 寝返りのコツを掴む。ウレシイ。
2006.04.22 左向きの方が上手に出来ること発見。毛布とお布団がなければ
        楽である。夏には上手に出来そう。
2006.05.09 歩行器で歩く距離180メートルだと判明(300だと勘違い)
2006.05.16 歩行器で200メートル
2006.05.18 内科受診1ヵ月半ごとになる。230メートル歩く。
2006.05.25 歩行器で260メートル歩く。先生の証明サインもらう。


 現在の状況

○廃用性筋力低下による四肢体感機能障害 1級
○歩行器で260メートル歩く その間立ち止まり3回。
○トイレには壁面のバーを持ち、2・3歩歩き方向転換。
   障害者用トイレ肘つき・センサーにて水洗
○介助スプーンで食事。お箸も少々使える。
○車椅子使用、立つことが出来ないので、要介助。
○聴覚障害者 補聴器使用。補聴器なしではテレビは消音状態
○通院 1ヶ月半に1回の内科検診と週2回のリハビリ
  ヘルパーさんの送迎依頼 
  今春より送迎代有償に。
  今まで払っていた料金に運賃は「無償」だったとの説明。
  ヘルパー代は2倍以上に変更。
  運賃は自宅から目的地までの距離にて算出。


 2006年の目標

○寝返りが出来るようになること。→ 完全にマスターする。
○歩行器で立ち止る回数を減らすこと。5→2 5/25現在3回





6回目の春を迎えました

2005年05月19日 | 私の体験



病後6回目の春を迎えました。
回を重ねることに元気に、そして強くなれました。

今は、月1回の内科検診と週2回・1時間のリハビリ通院をしています。
内科の先生はもう7人目。けれども、しっかり引継ぎをしてもらって
いるので、『お腹が痛くなったら、とにかくすぐに来てよ』と
いってくださいます。

リハビリは、ずっと同じ先生に診てもらっています。
とても信頼できる先生です。
リハビリは、意識が戻った4日後に開始されました。
2000年の1月11日でした。ですから今年で丸5年。
今年のリハビリ開始は1月11日。
まるで元気になった私をお祝いしてくれているみたいです。

意識が戻ったという表現より、クスリで眠らされていた訳ですから
「クスリが切れた」といったほうが適切かも知れませんね。
目覚めたのは、2000年1月7日、21世紀になっていました。
1999年11月1日の手術から68日間、眠り続けていたのでした。

私は人工呼吸器が入っていて言葉がしゃべれず、
2000年なのに、どうして病院に寝ているのか不思議でした。
手術した時から全く記憶がないのです。
だから、「何かの原因で病院に運ばれたんだ」とばかり思っていました。

それが『胆石』で大手術をし,奇跡的にいのちが助かったことを聴かされ
本当にビックリしたのです。

たった2ヶ月間、クスリで眠っている間に手足の筋肉はなくなり、
ナースコールさえ押せなくなっていました。
そんな重症患者でしたから、車椅子ながら、
こうやってブログが出来るなんて夢のようです。

励まし続けてくださった方々へのお礼の気持ちを込め、
記事を書かせてもらっています。
  
 「こんなに元気になれました。本当にありがとうございました。」


 私の病気メモ

1999年
1999.10.20 入院
1999.11.01 手術

2000年
2000.01.07 目覚め68日ぶり
2000.01.11 リハビリ開始
2000.05.26 人工呼吸器はずれる
2000.05.30 お腹の傷完全にふさがる
2000.11.24 車椅子初練習
2000.12.29 リハビリ最終

2001年
2001.01.04 年初リハビリ
2001.08.16 腰が上げられる
2001.12.27 リハビリ最終
2001.12.31 初めての外泊

2002年
2002.01.03 初雪の為病院への帰り1日遅れる
2002.01.04 年初リハビリ
2002.04.27 退院
2002.12.26 リハビリ最終

2003年
2003.01.07 年初リハビリ. 
2003.06.08 二回目の入院
2003.06.11 内科的手術 1回目
2003.06.30 内科的手術 2回目
2003.11.08 二回目の退院
2003.12.25 リハビリ最終

2004年
2004.01.06 年初リハビリ
2004.12.28 リハビリ最終

2005年
2005.01.11 年初リハビリ 5年前のリハビリ開始と同じ日
2005.12.29 リハビリ最終 祝日診療


  (以後2006年の病気メモは次ページに記載)




------------------------------------------------
★コメント  (14)

・お体、大事になさってくださいね!でも、できる限り
 このステキなブログは止めないで、いつまでも私たちの
 「心の支え」になってくださいm(__)m
   2005/5/11(水) EVO

・EVOさん、たくさんコメントありがとうございます。
 私のニックネームまで覚えていてくださって感激しました。
 私には出来ないことがいっぱいあります。
 ひとつでもみなさんにお返ししたいという感謝の気持ちを忘れず、
 がんばります。ありがとうございました。
   2005/5/11(水) 未歩

・励ましの言葉って大きな力になりますよね。
   2005/5/11(水) フィジー

・フイジーさん、こんにちは。ブログを読んでくださって
 ありがとうございました。あなたに負けないように
 楽しく過ごします。今日もステキな日でありますように。
   2005/5/11(水)  未歩

・さて、何を書けば良いのか・・さっきから。
 人は弱いもの・・しかし強くもなれるんですね。
 何が有ろうと全てに感謝出来る人は強いと感じます。
 人それぞれに出来る事出来ない事が有りますが・・・
 出来る事をやっていけば良いのですね。有難うございます。
   2005/5/11(水)  hide

・hideさんのおっしゃるとおりです。出来ないことを嘆くより、
 出来ることを喜びたいと思います。
 そして、出来ないことは人様に夢を託し、その人を応援したいです。
   2005/5/12(木)  未歩

・人の生命力の強さに、目をみはるばかりです。
 いつもコメント下さり、ありがとうございます^^。
 たくさんの「言葉の書庫」、ゆっくり拝見させて頂きますね。
   2005/5/11(水)  SAY-KA

・SAI-KAさん、ブログを読んでくださってありがとう
 ございます。本当にステキな詩を書かれておられ、
 心が豊かになります。またおじゃまします。
   2005/5/11(水)  未歩

・一日一日を確実にしっかりと・・かつゆっくり焦らず
 送っていきましょう。陰ながら応援します^^
   2005/5/11(水)  KAI

・KAIさん、おはようございます。そうですね。
 応援ありがとうございます。心待ちにされている方に笑顔を
 届けてあげてくださいね。笑顔は病人にとって
 「元気のミナモト」でしたから。
   2005/5/12(木)  未歩

・感動しました。人間の生きる力って、測り知れないものが
 ありますよね。自分にもそれぐらいすごい力があるんだと
 思ったら、悩みなんか本当にチッポケなことに思えてきます。
   2005/5/12(木)  Ampm

・そうですね。私も人間の生命力ってすごいと思います。
 私はCTを撮ってもすい臓が映らないのですが、
 インシュリンを打たなくても生活できることを考えると、
 細胞が生き残っていたとしか考えられないと、
 医者から言われました。
 「諦めなければ春は必ず来ます」の言葉どおり、
 私にも春が来てくれました。感謝。
   2005/5/12(木)  未歩

・こんばんは。何回読んでもじ~んとくる記事です。
 数々の困難を乗り越え、今こうして未歩さんとブログで
 やりとりできる奇跡、本当に素晴らしいことだと思います。
   2005/5/22(日)  ゆうこ

・ありがとうございます。私も生きているからこそ、
 こうして記事が書け、未知の方とも出逢うことが出来ました。
 生きていなければ、味わうことは出来ませんでした。
 「もっともっと世の為、人の為、使命を尽くせ」ということだと
 思っています。ありがとうございました。
   2005/5/22(日)  未歩






  










知らないということほど怖いものはありません

2005年05月19日 | 私の体験

病気ひとつしたことがなかった元気印の私の
病名は重症性 壊死性急性膵炎 という国で認定された
難病でした。1999年10月20日のことです。
普通、お酒やタバコをたくさん飲む人が罹り易い病気だそうです。

私はお酒もタバコもしませんが、胆石が原因でした。
会社の検診で胆石とわかっていたのですが、
痛くなければ切らなくても良いと言われたので、
病院嫌いの私はそのことを信じ込み安心していました。

その結果、リフレッシュ休暇中に激痛がはしり緊急入院
することになりました。
入院してからも、胆石を軽い病気と思い込んで1ヶ月もすれば
退院できるぐらいに簡単に考えていたのでした。

生存確率が僅かだったことも、何一つ知らなかったのは私だけ
だったようです。胆石を放置していたため胆管が詰まり、
膵液が逆流しお腹の中は泥水状態でした。膵臓も壊死して
いたそうです。

手術後は開腹したままの治療が必要で、それは痛みを伴うという
理由から薬で眠らされました。 
そのたった2ヶ月間の間に私の筋肉は無くなってしまいました。
ナースコールを押すことも、人工呼吸器が入っているので喋ることも
出来ず、多くの管と器械に繋げられていたそうです。

そんな重症の患者でしたから、命が助かっても廃人か植物人間に
なるとさえ言われていました。
けれども主治医の先生の「泣こうが喚こうが心を鬼にした治療」の
お陰で今日の私があります。


胆石は痛くなくても治療・手術すれば、開腹せずにお腹4箇所に
穴を開け3週間ほどで退院できるそうです。
正しい知識があればこんなことにはならなかった・・・・という思いは
消えませんが、命が助かった私がこの病気の怖さを伝えていくべき
だと、それが私の使命だと強く感じています。

そして、入院中にいろんなことを反省し考えました。
人生において、人は頑張ることと同じくらい無理をしない勇気が、
バランスよく必要であると気が付きました。
無理をしない勇気とは頑張ることを止めてしまうという消極的な
ことではなく、周りの人を最大限に活かし切ることだと思っています。



-----------------------------------------------------
★コメント  (5) 

・難しいご病気なんですね。知りませんでした。
 人間というのはいつどんなことが起きるのかわからない、
 ということがわかります。無理せず、焦らず、貴方自身の身体を
 いとってくださいね。
   2005/5/4(水)  Ampm

・ありがとうございます。私には病気に対する知識が
 なさ過ぎました。だからみなさんには調子がおかしかったら
 すぐ病院へ行ってくださいと言っています。
 「主治医は自分と心得て」お身体を大切にしてくださいね。
 でもたくさんの方の励ましのお陰でこうして自分の体験を
 伝えられるまでになりました。ただただ感謝です。
 ですから誰かのお役に立たせていただきたい・・・
 そんな気持ちです。ありがとうございました。
   2005/5/4(水)  未歩

・初めて知りました。胆石からですか・・・痛くなければ
 きっと私もそうしていたと思います。
 本当に知らないということはどんなことになるのかわかり
 ませんね。ついついまあいいかで過ごしてしまっています。
   2005/5/6(金)  マーヤ

・なんでもそうですが、知らなかった・・・ということほど
 怖いことはありません。私は身をもって体験しました。
 石の落下位置が僅かでもずれていたらこんなことには
 ならなかったそうです。「運が悪かったんやね」と
 看護婦さんに言うと、「ううん、その逆、運が良かったから
 命が助かったんじゃない」と。
 本当にそうですね。感謝しかありません。
   2005/5/6(金)  未歩

・看護婦さんの仰る通りですね・・・いのち・・
 本当に不思議です。 自分の思いを超えていますね。
 掛け替えのないいのちを頂いていますね。
   2005/5/7(土)  マーヤ