つぶやき①

みなさん、
2年間応援をありがとうございました。

知らないということほど怖いものはありません

2005年05月19日 | 私の体験

病気ひとつしたことがなかった元気印の私の
病名は重症性 壊死性急性膵炎 という国で認定された
難病でした。1999年10月20日のことです。
普通、お酒やタバコをたくさん飲む人が罹り易い病気だそうです。

私はお酒もタバコもしませんが、胆石が原因でした。
会社の検診で胆石とわかっていたのですが、
痛くなければ切らなくても良いと言われたので、
病院嫌いの私はそのことを信じ込み安心していました。

その結果、リフレッシュ休暇中に激痛がはしり緊急入院
することになりました。
入院してからも、胆石を軽い病気と思い込んで1ヶ月もすれば
退院できるぐらいに簡単に考えていたのでした。

生存確率が僅かだったことも、何一つ知らなかったのは私だけ
だったようです。胆石を放置していたため胆管が詰まり、
膵液が逆流しお腹の中は泥水状態でした。膵臓も壊死して
いたそうです。

手術後は開腹したままの治療が必要で、それは痛みを伴うという
理由から薬で眠らされました。 
そのたった2ヶ月間の間に私の筋肉は無くなってしまいました。
ナースコールを押すことも、人工呼吸器が入っているので喋ることも
出来ず、多くの管と器械に繋げられていたそうです。

そんな重症の患者でしたから、命が助かっても廃人か植物人間に
なるとさえ言われていました。
けれども主治医の先生の「泣こうが喚こうが心を鬼にした治療」の
お陰で今日の私があります。


胆石は痛くなくても治療・手術すれば、開腹せずにお腹4箇所に
穴を開け3週間ほどで退院できるそうです。
正しい知識があればこんなことにはならなかった・・・・という思いは
消えませんが、命が助かった私がこの病気の怖さを伝えていくべき
だと、それが私の使命だと強く感じています。

そして、入院中にいろんなことを反省し考えました。
人生において、人は頑張ることと同じくらい無理をしない勇気が、
バランスよく必要であると気が付きました。
無理をしない勇気とは頑張ることを止めてしまうという消極的な
ことではなく、周りの人を最大限に活かし切ることだと思っています。



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★コメント  (5) 

・難しいご病気なんですね。知りませんでした。
 人間というのはいつどんなことが起きるのかわからない、
 ということがわかります。無理せず、焦らず、貴方自身の身体を
 いとってくださいね。
   2005/5/4(水)  Ampm

・ありがとうございます。私には病気に対する知識が
 なさ過ぎました。だからみなさんには調子がおかしかったら
 すぐ病院へ行ってくださいと言っています。
 「主治医は自分と心得て」お身体を大切にしてくださいね。
 でもたくさんの方の励ましのお陰でこうして自分の体験を
 伝えられるまでになりました。ただただ感謝です。
 ですから誰かのお役に立たせていただきたい・・・
 そんな気持ちです。ありがとうございました。
   2005/5/4(水)  未歩

・初めて知りました。胆石からですか・・・痛くなければ
 きっと私もそうしていたと思います。
 本当に知らないということはどんなことになるのかわかり
 ませんね。ついついまあいいかで過ごしてしまっています。
   2005/5/6(金)  マーヤ

・なんでもそうですが、知らなかった・・・ということほど
 怖いことはありません。私は身をもって体験しました。
 石の落下位置が僅かでもずれていたらこんなことには
 ならなかったそうです。「運が悪かったんやね」と
 看護婦さんに言うと、「ううん、その逆、運が良かったから
 命が助かったんじゃない」と。
 本当にそうですね。感謝しかありません。
   2005/5/6(金)  未歩

・看護婦さんの仰る通りですね・・・いのち・・
 本当に不思議です。 自分の思いを超えていますね。
 掛け替えのないいのちを頂いていますね。
   2005/5/7(土)  マーヤ








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11 コメント

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よかった♪ (Hiromi)
2005-09-13 14:51:38
 何故、未歩さんが車椅子での生活をすることになったのかが、分かりました。

運がよくて、よかった…ね☆

“止める勇気”難しいことですよね。

私もそれがなかった故に、辛い思いをすることになりました。(笑)

頑張りすぎもホドホドに…、教訓です。(^^ゞ

hiromiさんへ (未歩)
2005-09-21 11:15:40
この記事にもコメントいただいていたんですね。

ありがとうございます。

過去の記事なのに・・・感謝です。

hiromiさんもお辛い経験を乗り越えられたんでしたね。

私と違って、お若いときだから、

さぞお辛かったですね。



こうして、出逢わせていただけたことも

ご褒美ですね。

そう信じています。

私でお役に立つことは何でもさせてくださいね。

本当にありがとうございました。

涙を拭き拭き、打ちました。
よく頑張ってこられましたね! (ひまなこ)
2005-09-29 14:21:31
こんにちは~

私も未歩さんが車椅子の生活は何故なのか、知りませんでした。

気が付かれてからの苦しみは如何ほどかと思います。

それを乗り越えられて、此処まで来られるには並大抵の事ではなかったでしょう!



これからも無理せず諦めずに毎日をゆったりと過して下さいね。



はじめまして (青森太郎)
2006-02-12 10:04:03
書き込みありがとうございました。

リハビリを頑張りながら、車イスの姿勢でのブログ更新に頭が下がります。

 私も18年前、大怪我をして、腰椎をボルトで固定しワイヤーでグルグル巻きにする大手術をしました。1ヶ月は寝たきり、2ヶ月間は胴体を固定するギプスを付けて車イスを利用しての入院でした。都合6ヶ月会社を休み、その後徐々に体力も回復して、現在は冬はスノーボードに夏はゴルフにと普通に何でも出来るまでになりました。

 どうか未歩さんも焦らず、無理せずリハビリ頑張って下さい。
ありがとうございます (☆青森太郎さんへ☆)
2006-02-12 11:17:48
そうでしたか。

そんな大変な大怪我をされたのですね。

よろしかったですね。

随分とリハビリをがんばられたのですね。

キャリアが違います。

私も太郎さんのようにがんばります。

過去記事も読ませていただきたいので、

またお邪魔させてください。

ヨロシクお願いします。



青森の地名の由来も分かりました。

「青森は、善知鳥(うとう)村と言われた漁村が、寛永元年(1624年)に派立(はだち)となり、

港町となったが、町の中央部にあったいつも青々としていた松の森が、

それまで入船の目標として親しまれていたことから、「青森」と呼ばれるようになったと言われている」とホームページにありました。



青森と言えば「ねぶた」と「りんご」が有名ですね。

またそちらのブログで教えてもらいますね。

ありがとうございました。
こんにちわ! (青空天井)
2006-03-11 15:52:05
カフェテラスで、時々 お目にかかっています?さっき、anikobe さんに お伺いのメール送信 さっそくお返事いただきました。

私も ブログ 書いてますが、みなさんのような、自然を愛し 四季の移ろいを 肌で感じ、あるいは、病と 闘っておられる、そういうブログではありません。

大半が 株 こちら、下世話な話題で恐縮ですが、「つぶやき」のページを ブックマークに登録させていただきたく。

全く異質だからこそ、お役に立てるかも知れないと思ったもので?よろしいでしょうか?

http://blog.goo.ne.jp/medaka77/

コメント は、殆ど 0 ですが、最近 閲覧増えてきましたので、基金に役立てればと。

お身体、くれぐれも、お大事になさって下さいませ m(__)m

それでは。
お越しいただいて (☆青空天井さんへ☆)
2006-03-11 20:00:33
ありがとうございます。

過去記事を読んで、ブックマークのお申し出、

とてもありがたく思います。



anikobeさんのブログでお名前を存じていました。

こちらこそ、ヨロシクお願いします。



まなちゃんの募金達成、もうすぐです。

ひとりの力は小さいですが、集まれば大きいです。

ありがとうございました。
はじめまして (かめこ)
2006-08-12 10:55:21
どこの書いていいか、わからなかったので。



私は、遺伝性球状性赤血球症という、病気で、手術し、脾臓と胆嚢がありません。

つるちゃんも、私の数年後に、同じ手術を受けました。

開腹は、みぞおちからへそ下まで、縦。

娘二人も、同じ病気です。

上のミニーは、一度、発作(大きい貧血)を起こし、手術を勧められています。



乳がんの手術を受けたことは、プロフールにもありますし、たまに話題にします。

全摘出。1年後に再建手術。

再建、大変でした。(完成はしていない)



ケロイド体質なので、傷跡をきれいにする手術も、再建の時、同時に受けています。





以上、かめこの手術体験の自己紹介でした。
ようこそ (☆かめこさんへ☆)
2006-08-18 10:36:12
お越しくださいました。

そうでしたか。

大変なお病気をされ、その上、献身的な介護をなさってみえるのですね。



かめこさんのブログ記事は介護をされている人にも

病気と闘っている人にも勇気を与えてくれます。



今後もよろしくお願いします。
素晴らしい! (さとゆみ)
2007-01-26 21:10:33
頑張っている未歩さんに拍手をおくります。

私も国が指定している難病のひとつ潰瘍性大腸炎ですが、
未歩さんの病気のことは初めてしりました。

私は自分がそんな難病になるなんて・・・っていう気持ちが大きくて、発症初期はかなりうろたえました。
しかし、病気を受け入れ、病気と上手く付き合っていくしかない!とわかった時、
気持ちが軽くなりました。

リハビリ、頑張ってくださいね!
ブログも拝見に参ります。

これからもよろしくお願いします。