霞みゆく道の中で

将来と言う言葉に戦き、生来と言う言葉に疑問し、招来と言う言葉に憧れ、show lineという言葉と共に消えゆく。

勝手に分析

2016年05月15日 01時00分14秒 | Weblog
先日、初めてボクシングの生の試合を観に行った。

テレビとはまた違う、熱気があり、面白い。

さて、そのような中で思ったことをつらつらと。

素人意見の為、的外れなことを言っているかもしれないが、

素人が外から見て思ったことである。

1、八重樫さんの試合

今回、2-1で辛くも防衛に成功した試合。
申し訳ないが、負けと判断されてもしょうがないかなと思いました。
素人目には、ポイントの差がよくわからないのですが、
手数が多く、攻めている印象は相手側でしたので。。。
また、ダウンがなかった為、決定的なポイント差にならなかったことも、
結果へのわかりにくさがあります。
本人もすっきりわかりやすい勝利にならず申し訳ないというニアンスの発言もしており、
正にかなと思いました。

八重樫さんのファイトスタイルは、非常に怖いもののように思いました。
一言でいえば、タフネス。
本当に、この一言に集約されるのかと思います。
極端な攻撃特化(ライト級のように、軽い級では少ないですしね)ではないですし、
テクニシャンというわけでもないようでしたから。
顔を打たれても、体を打たれても倒れない、崩れない。
手ごたえがある一撃が入っても、
動じない姿は恐ろしいですよね。
今回、序盤は本人も言っていたように、
きれいに戦おうとしていました。
結果、試合が全く動かず、
むしろ、
相手の手数が多い分、ポイントは差がついていったのではないでしょうか。
3Rあたりから、攻めていくスタイルというか、乱打戦にもっていこうとする。
殴られて殴られて、殴り返す。
あと、気になったのは瞼。
顔で受けることも多かったので、
正直いつきれて、ドクターストプになるかヒヤヒヤしていました。
タフネスな方なので、
それを狙う方が勝率上がるのじゃないのと勝手に夢想しました。

始めに述べたように、タフネスなこの戦い方は、
選手生命は長くないかなと思います。
本当に、体をお大事に!



2、井上さん

さんざん、周りからモンスターと呼ばれていいたので、どのような試合をするのか楽しみでした。
が、今回はなかなかいいところなかったように思います。まあ、相手もうまかったということなのかと思います。戦績が引き分けは馬鹿みたいに多いけど、負けは1回だけというのは、素直にすごいと思います。

試合というか、スタイルは、今回色々試してみるというていたように、
形が定まらない感じでした。
ただ、すごく構えから準備、攻撃の仕方は基本通りだと思いました(=隙がない)。
観ている側からは、すごく安置しており、あまり(負けるのではという)怖さはなかったです。
気になったのは、今回の試合、インサイトが極端に弱かったこと。
相手がうまかったから相対的にそのように見えていたのかもしれませんが。
中に入っても、入られても、相手の方がうまかったです。
中に入られると、大降りになりすぎて、あたらない、インパクト与えられないとなっていたり、
中に入っても、簡単に相手にいなされて、カウンターを食らいかけたりする。
どう考えても、距離を取って戦いましょうという感じでした。
相手のダウン?でしたか、とった後の次のラウンドで、
一気に攻めようと走って相手の中に飛び込んだ時は、
面白いようにインサイトファイトでカウンター食らっていたり。
また、攻撃力もあるためか、
コンビネーションが少なく、
ヒット&アウェイのようになっていました。
途中、相手は連続攻撃への警戒が緩んでおり、
一発目をどのように潰すか構えている状態になっていましたしね。
敢えて、一撃離脱スタイルにしたのかわかりませんが。。。
もしくは、ここぞという時のコンビネーションを入れる時の為の布石だったのか。。。

見切りや攻撃力含めて、本当に隙の少ない、安定感のある方のように感じました。
課題ももちろんありますが、あれだけ基本通り&身体能力ありですと、理詰めのように「負け」しかないですね。
相手は。

以上。

初めて生で見たボクシングの感想、個人的分析でした。