ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

生物多様性EXPO2010に行ってきた

2010-03-21 22:22:18 | Weblog
 今日は大阪で行われた生物多様性EXPO2010に行ってきました。これは環境省が主催する展示会で様々な団体がブースを出しています。会場にはアサヒビールのような企業のブースから地域の自然保護団体、NPO、大学のブースまで幅広くありました。面白い話が多く聞けましたし、中でもNPO生態工房の方とは外来生物などいろいろとお話をさせていただきました。
今日はその中でも現在タイムリーなトキの話題について情報を仕入れてきました。
会場に「朱鷺と暮らす郷づくり推進協議会」というところのブースがあり、そこで朱鷺の放鳥についていくつか聞いてきました。まず、佐渡市は「朱鷺と暮らす郷づくり 認定制度」というものを使ったコメ作りを推進しています。これは認定基準を満たした農家のコメを「朱鷺と暮らす郷」米として認定、出荷するものです。内容としては、減農薬の田んぼ、魚道の設置、冬水田んぼなどを用いて、トキとその周辺をとりまく生物にやさしい環境を作っていくもののようです(パンフを見た感じでは)。こうして作られたコメはキロ600円でイトウヨーカドーなどで販売されているようです。ここからが個人的に気になっていたのですが、こうした活動においてドジョウなどの放流は避けているというお答えをいただきました。あくまでその土地にいる生物で保全を進めていくという認識があるようです。
会場に同じく再導入されたコウノトリのブースがあったので、そこでも同様のことをお聞きしたところ、やはりドジョウの放流は避けているというお答えをいただきました。ただし、小学生向けのイベントなどでフナの放流などはあるようです。
生態工房の方ともお話した時、東京ではドジョウのつかみ取りと称してドジョウの放流が行われているとのことでした。ここは気になるので調べてみます。

最新の画像もっと見る