warning!!これは管理人である梨が好き勝手、もっともらしく妄想したものです。
カプコンの設定にケチをつける気はありません。
さて、モンスターハンター3rdも発売されましてハンターの皆様は狩り場に入り浸りの日々を過ごしていることと思います(人によっては火山に引きこもりでしょうか)。今回はそんな我々が狩るモンスターのオスとメスの違いについてです。
モンハンのモンスターにはオスとメスで明瞭に違いが見られるものがあります。リオレウスとリオレイアがわかりやすいですね。彼らはまず、体色が異なりますし、生態も陸と空に少しずつ分かれています。最近の作品ではこのようにオスとメスで差があるモンスターがさらに増えています。ジャギイとジャギイノス、ロアルドロスとルドロスなどは生物学的に同種ですが、形態や大きさに違いがあります。
このように、生殖器以外でオスとメスの差を区別できるものを性的2形と言います。
現実の生き物で言えば、ニホンジカのオスとメスは角の有無で区別できますし、カモのオスが冬にきれいな羽をつけるのも性的2形ですね。このように、性的2形が出来る背景には、オスとメスで子孫を残すのに求められるものが異なることがあげられます。
ロアルドロスを例にしてみましょう。ロアルドロスは立派なたてがみを持ち、複数のルドロス(メス)を従えたハーレムを形成しています。ほとんどの動物では性比は1:1なので、ハーレムを作る生物では、ハーレムを作ることができた者とできない者に分かれることになります。となると、メスをめぐってオス同士で競争が起きることになります。この時、急所を保護するたてがみや大きな体格は武器になります。その結果、たてがみや大きな体格を持つ個体が子孫を残し、その形質が子供に遺伝し、広まっていきます。実際の生物でも、ゾウアザラシのようにオスがハーレムを作る動物では、オスはメスより体が大きくなっていることが多いです。
これは配偶者をめぐる競争で性淘汰と呼ばれるものの一種です。
ところで、それならば、なぜロアルドロスはそれほど大きくないのでしょう?ロアルドロスは海竜種の中でも小型の種で、最大でも20mにも達しません。30mを超えるアグナコトルなみに大きなロアルドロスは確認されていません。体が大きいことがハーレムを作るのに有利であれば、もっと巨大化した方が有利ではないでしょうか?この疑問への答えの一つとして、体やたてがみを成長、維持するのにコストがかかることが考えられます。彼らは得られるエネルギーの一部をそういった器官の成長、維持に回しているわけですが、その一方で健康的に日々を送らなくてはなりません。得られるエネルギーで支えきれないような大きな体やたてがみを持っても、それは本末転倒というわけです。
いくら女の子にモテたいからといって、収入を大幅に超過するようなものを買うのに日々の生活を切り詰め過ぎるのは健康に良くないようなものですね。
そんなわけで、彼らの体の大きさは、現在の環境で投資できるエネルギーと実際に得られるメリットの間で最適化されていると思われます。
カプコンの設定にケチをつける気はありません。
さて、モンスターハンター3rdも発売されましてハンターの皆様は狩り場に入り浸りの日々を過ごしていることと思います(人によっては火山に引きこもりでしょうか)。今回はそんな我々が狩るモンスターのオスとメスの違いについてです。
モンハンのモンスターにはオスとメスで明瞭に違いが見られるものがあります。リオレウスとリオレイアがわかりやすいですね。彼らはまず、体色が異なりますし、生態も陸と空に少しずつ分かれています。最近の作品ではこのようにオスとメスで差があるモンスターがさらに増えています。ジャギイとジャギイノス、ロアルドロスとルドロスなどは生物学的に同種ですが、形態や大きさに違いがあります。
このように、生殖器以外でオスとメスの差を区別できるものを性的2形と言います。
現実の生き物で言えば、ニホンジカのオスとメスは角の有無で区別できますし、カモのオスが冬にきれいな羽をつけるのも性的2形ですね。このように、性的2形が出来る背景には、オスとメスで子孫を残すのに求められるものが異なることがあげられます。
ロアルドロスを例にしてみましょう。ロアルドロスは立派なたてがみを持ち、複数のルドロス(メス)を従えたハーレムを形成しています。ほとんどの動物では性比は1:1なので、ハーレムを作る生物では、ハーレムを作ることができた者とできない者に分かれることになります。となると、メスをめぐってオス同士で競争が起きることになります。この時、急所を保護するたてがみや大きな体格は武器になります。その結果、たてがみや大きな体格を持つ個体が子孫を残し、その形質が子供に遺伝し、広まっていきます。実際の生物でも、ゾウアザラシのようにオスがハーレムを作る動物では、オスはメスより体が大きくなっていることが多いです。
これは配偶者をめぐる競争で性淘汰と呼ばれるものの一種です。
ところで、それならば、なぜロアルドロスはそれほど大きくないのでしょう?ロアルドロスは海竜種の中でも小型の種で、最大でも20mにも達しません。30mを超えるアグナコトルなみに大きなロアルドロスは確認されていません。体が大きいことがハーレムを作るのに有利であれば、もっと巨大化した方が有利ではないでしょうか?この疑問への答えの一つとして、体やたてがみを成長、維持するのにコストがかかることが考えられます。彼らは得られるエネルギーの一部をそういった器官の成長、維持に回しているわけですが、その一方で健康的に日々を送らなくてはなりません。得られるエネルギーで支えきれないような大きな体やたてがみを持っても、それは本末転倒というわけです。
いくら女の子にモテたいからといって、収入を大幅に超過するようなものを買うのに日々の生活を切り詰め過ぎるのは健康に良くないようなものですね。
そんなわけで、彼らの体の大きさは、現在の環境で投資できるエネルギーと実際に得られるメリットの間で最適化されていると思われます。