ミクロネシア 青年海外協力隊環境隊員のブログ

ミクロネシア連邦国において環境分野で活動する青年海外協力隊、シニアボランティアからの報告。コメントお待ちしています。

ヤップのデング熱

2019-10-05 06:20:06 | ヤップ州

今までの病室がデング熱患者で一杯になったので……


待合スペースにブルーシートで囲いを作り臨時の病室

ブルーシートの中は……
Dengue Fever in Yap
「ヤップのジョギング」「ヤップのクリーンデー」で述べたが、ヤップではデング熱が流行っている。8月23日に衛生局からデング熱注意メッセージを携帯電話で受信したが、ヤップ州の病院(一つしか無い)の患者数が500人を超えたとか。ヤップ本島の人口が約7,300人なので、患者の割合は約7%!ピークは過ぎて減少してきたが、まだ横ばい状態とのこと。6~8月夏休みの後、新学期の9月の初めから学級閉鎖していた公立小学校も、今月初めにようやく再開される。
デング熱の予防は「蚊に刺されない事」。しかし、病院の待合所、診察室、病室に「蚊」が飛んでいる…もちろん職場にも、家にも、レストランにも…。
コスラエ時代、同時期に活動していた教育隊員がデング熱に罹った。状態が落ち着いてポンペイで療養しようと飛行機(UA)を予約しようとしたら、デングの患者は乗せられないと断られたとのこと。結局、コスラエで療養。また、ブータン時代は、カウンターパートがデング熱に罹った、もちろん即入院。ヤップでは、身近な人は罹っていないな…教育隊員がフィージーで罹ったらしいが…。
埋立場にはハエが異常に多い。蚊は多分いると思う。残飯を漁る犬・猫が集まっているが、ごみに湧いている虫を求めて多数の鳥もやってくる。白くて大きなきれいな鳥、スズメ等々。ごみの衛生処理には焼却が最適だと思うんだけど…焼却炉の導入は難しいのかな?でも埋立場にはドラム缶焼却を大きくしたオープンバーニング缶がある。日本はオープンバーニングをもちろん禁止している。日本の規制に準じた焼却炉をヤップにも導入したいものだ。
ごみに湧く虫を求めて鳥たちが集まってくる

中央左がオープンバーニング用鉄の囲い、
中央右が病院から運んできた古い焼却炉(病院には新しい医療廃棄物焼却炉が設置された)

坂根篤(ノバ)


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