新MICHY WORLD 

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溜飲をさげていていいのか

2013-09-25 19:44:47 | 読書の世界
テレビドラマ「半沢直樹」が、高視聴率で最終回放映された。

テレビを見る前に、半沢直樹シリーズ

『オレたち バブル入行組』(池井戸潤作 文春文庫)

『オレたち 花のバブル組』(池井戸潤作 文春文庫)

『ロスジェネの逆襲』(池井戸潤作 ダイヤモンド社)

を立て続けに読んだ。


銀行組織の中で、上層部の不正に立ち向かう一銀行員、半沢直樹。

貶められても、出る杭たたかれても、「やられたら、倍返し」「10倍返し」

オー! スカッとする。

銀行が預かったお金は、銀行が儲けるためにあるのではなく、

国民のため、額に汗してコツコツと築きあげてきた働く日本の働く人たちのためにある。

いいことを言ってくれるね。

「サラリーマンは決してまねをしないでください」の但し書きがあるように、

倍返しどころか、やり返す、言い返すこともできないサラリーマンは、

テレビドラマを見て、ドラマの中だけのできごととして、

「よくぞやってくれた、半沢直樹」と溜飲をさげる。


これだけ、このドラマがもてはやされるのは、

やっぱり抑圧されたサラリーマン、労働者がいっぱいいるということだよね。



この3冊のあとに、

『助けてと言えない 孤立する三十代』(NHKクローズアップ現代特別報道部編 文春文庫)

を読み、殊更、現実の重さに胸が痛む。

こちらは、ドキュメンタリーで、「助けて」と書いたメモを残して

餓死した三十代の青年の事件から、

ホームレスとなって、なかなかその生活からはい出せない

三十代の青年たちの生活を追いかけて取材したもの。

半沢直樹シリーズでいうと、3冊目のロスジェネ世代の現実。


半沢直樹は、同期入行組の結束と友情で、

助けられ、励まし励まされて、挑んでいくが、

ロスジェネ世代は、その友情や同期結束という部分も薄い。

半沢に引きつけられて後にくっついて行動し、成長する青年、

どうぞ、サラリーマンよ、まねしてください。

同期でなくとも、結束して。


立て、万国の労働者! 「やられたら、100倍返しだ!」

あれっ、何か話が逸れてきてしまった。


テレビ「半沢直樹」 最終話は、私も視聴率あげるのに貢献しました。

「あまちゃん」も、もう文句なく面白く1日に何回も見てます。

あと、数回で終わってしまうなんて、寂しいよ~。








わーっ! 火がついてしまった

2013-09-13 19:40:52 | オカリナ世界
オカリナの発表会 「大人の晴れ舞台」まで1カ月余

短時間ですが、毎日練習しています。

7人での合奏。

何年も一緒にやってきているメンバーの中に入ったので、

演奏の足を引っ張らないようにと、練習に励みます。

月2回の練習日では、合わせるのも大変です。

先生も、あと2回しか練習日がないんだねとちょっと焦り気味。


そんなある夜。

「大沢聡さんのコンサートがあるのですが、来られませんか」という

『Ocarina』誌の出版社からの電話。

以前にアンケートに答えた人をお誘いしているとのこと。

コンサートの後に、「Q&Aコーナーもありますから、質問してください」とも。


とびつきました。

蓋を開けてみると、コンサートではなく、オカリナ講習会で、

なんと、来ていたのは7名でした。

最低催行人数が3人という講習会だったので、出版社さんも人をかき集めたのかもしれません。


でも、でも、です。  行って よかったぁ!!!!

参加者の「オカリナ演奏上の悩み」に大沢聡さんが答えるという形で進められた講習会。

質問がいっぱいで、コンサートをする時間がなくなってしまったにもかかわらず、

とてもとても満足できる会でした。



いやあ、大沢聡 講師の回答が、全編 “目からウロコ”の内容で、

もうもう感動して帰ってきました。今も興奮が冷めやらずです。


構え(俗に言うオカリナの持ち方、咥え方)にしても、

穴の押さえ方にしても、息継ぎの仕方にしても、

基本中のキなのだけれど、

じぇじぇじぇじぇじぇ! 「あ~ そうだったのかぁ!」 ということばかり。

更に、演奏に臨む姿勢についても、すごくすごく刺激を受けました。


私のオカリナライフのターニングポイントになった日と言えるかもしれません。

もう、オカリナのコンサートの予約を2つ入れ、

新しいオカリナの購入計画を立て、わくわくしています。

まずは、発表会に向けての練習だけれどね。




繋がり継ぐ世界に期待しよう

2013-09-10 12:32:31 | オッカケ世界
ずいぶんと久しぶりのアップです。

アップするような内容がなかったわけではなく、

本もいろいろ読んだので、いずれそのことも書きたいと思っています。


でー、今日はとりあえず感動が残っているうちに

9月7日の司平コンサートのことを。


埼玉の30代半ばの青年実業家の方が実行委員長となっての

「東日本大震災復興支援チャリティーコンサート」です。

実行委員長の彼は、

小学生中学年の頃に、母親に連れられて司平さんのコンサートに行き、

「折り鶴」の歌を聴いて泣いたそうです。

主催者あいさつで彼は、

司平さんの歌を聴いて、「新しい世界の1つの扉を開いた」と。

そして、その後も数回コンサートに行き、

いつか自分がコンサートを主催しようと決意したといいます。


サッカーのプロ選手を目指し、サッカー留学もしましたが、

プロになる道は厳しく、

今は地元のサッカーチームを育てる活動をしています。


その彼が中心になっての今回のコンサート。

チャリティーで、コンサートの収益金、募金で、

被災地にサッカーボールを送る予定だそうです。

とても元気な青年でした。


ちょうどこの日は、新しいCD「望郷 ふる里からの手紙」の発売日となり、

ふくしま組曲 3部作がコンサートで正式披露されました。

CDの方はやさしい声で歌っていますが、

ライブでは、重みのある声で圧倒されました。




また、ロビーで買い求めた絵手紙はがきは、

楢葉町の障害者施設職員早川千恵子さん(現在いわき市で避難生活中)が、

「原発事故が招いた結果を、多くの人に知ってほしい」と描いたもの。



現実をしっかり見つめること、忘れないことを

改めて心に刻みました。



コンサート終了後のロビーでは、

サッカークラブの少年、青年たちが、

募金箱を抱えて募金を訴えており、

この子たちも新しい世界の扉を開いたのかもしれないと

うれしい気持ちで帰途についたのでした。