中津川 オンブズマン・トーク

中津川市の市政を中心に内外の政治経済社会状況についてのトーク

希望の党  小池百合子氏

2017-10-01 22:48:01 | 無農薬野菜栽培

都議選で都民ファーストが、大勝利したことを 原 は喜びました。 都民ファーストの考え方がいいと思ったし、その政策の一丁目一番地は「徹底した情報公開」だと言うことだったからです。 「情報徹底公開こそ、すべての基本、民主主義の基本」だからです。

しかしその後、築地の移転問題など、小池さんの歯切れがあまりすっきりしない。「豊洲に移って、築地を再生する」が具体性がないし、分からない。しかも豊洲の安全対策さえ確定していない。こうしたことから、小池さんに失望を感じていました。特に築地の「女将さん会」が反対しているが、知事は積極的に話し合っている様子がない。「都民ファースト」である限り、知事は女将さんがたと、膝つき合わせて徹底的に話し合わなければならないのではないか。それがなぜ行われないのか。

そうしている中で、安倍内閣がメチャクチャの急きょの解散総選挙を打ち出しました。言われている通り「森友」「家計」隠し、そこからの逃げ、野党の体制のととのはない、いまこその狙いの党略解散です。この事態に「都民ファースト」は 「希望の党」を立ち上げました。 「希望」  なにか[青い山脈」的な高校生の演劇クラブの演題の感じですが、それはまあーいいとしましょう。そして合わせて驚いてしまったのは、民進党が自ら解党して、そこになだれ込むと言う決定をしたことです。民進党は今こそ哀れな姿ですが、一時は政権を担ったことがあり、数百万人の連合と言う組織労働者を基盤にしているはずです。その党が一回の選挙のためにそんなに簡単なことでいいのか  と言うことです。民進党のそのことの議員総会は、さしたる反対もなく2~3時間で決まってしまったようです。

そしてさらに問題は、民進党のこの度の立候補予定者は、全員が「希望の党」の候補者にはなれないと言うのです。いわゆるリベラルといわれる人は「希望の党」の候補者から排除されると言うのです。全く恐れ入ってしまいました。こうしたことが交錯する中で、原はこれまで小池百合子氏の経歴については、元自民党員だった以外は殆ど知らなかったのですが、いろいろ報道されて分かってきました。例のいはば教育勅語の「日本会議」のメンバーであり、天皇陛下さえまいらない靖国神社参拝者であると言うことです。小池百合子氏はレッキとした「靖国派」なのです。道理で「希望の党は温和な保守主義だ」  などと言っているのですね。今日の日本に「温和な保守主義」で解決できる問題なんか一つもないのです。国財政の問題も、少子高齢化の問題も、格差拡大問題も温和な保守主議で一つも解決しないのです。激しい革命的な闘いの中でしか解決しないのです。

さらに情けないもう一つ  希望の党にお願いする民進党の態度です。民進党議員総会に提案する前原代表の"顔つき"が気に入らない。なにかとてもいいことを提案するがごとく、にこにこ顔で提案しているのです。悲壮感なんか微塵もない。ここで思い出します。原は30歳頃大阪の松下電器労働組合の本部書記長でした。その在職中松下電器創業者松下幸之助が組合本部事務所に 原 を訪ねてきました。 曰く 「原書記長の意見が聞きたい それは商売だけやっていても世の中良くならない。政治を良くしなければ・・。そのために松下政経塾を開いて、若手の政治家を育てたい  どう思う?」 と言うのでした。  原は 「会長そらあきまへん。大阪や京都の一流大学出のエエとこのぼんぼんを教育して育てると言うことでしょうが、政治家と言うものは、労働者や農民や商人など本当に生活の苦労を経験した中からでてこなアカンのです。松下政経塾 やめておきなわれ」  と一言しました。松下幸之助は「そうか?」 の一言を残してすごすごと帰りました。しかし彼は私財で結局開設しました。民進党前原代表もそして前の野田代表も松下政経塾出です。やっぱり50年も前に原が云った通りですね。

民進党の皆さんに言いたい。来たる選挙に「希望の党」が出てくることもあって、選挙は厳しいと思う。議席がもっと減っても仕方がない。大切なことは筋を通すことです。大衆は見ている。筋をキチンとしておけば、必ず勝つ日が来るのです。言い古された言葉ですが、大衆をトコトン信じるのです。