宇宙のめいぐると

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許されざる者

2008年05月13日 00時06分44秒 | CINEMA
つぐない」、有楽町スバル座にて。
原作はイアン・マキューアンの「贖罪」、
監督は「プライドと偏見」のジョー・ライト。
出演は「プライド~」に引き続いてキーラ・ナイトレイ、
そしてジェームズ・マカヴォイ。
キーラの妹役で物語の主人公にシアーシャ・ローナン、
ロモーラ・ガライ、ヴァネッサ・レッドグレーヴが
3世代に渡って演じています。
少女時代を演じたシアーシャ・ローナンは今年の
アカデミー賞主演女優賞にノミネートもされました。


少女ゆえの過ちを生涯かけて償う事になる女性の物語。

恋心と嫉妬(これは両方に対してか?)で彼女は決定的な過ちを犯す。
それによって姉セシーリアと使用人ロビーの
2人は引き離されてしまいます。

大河メロドラマ風なたたずまいの作品ですが、
内容はもっと深く重い。
長回しのダンケルクの戦地シーンは圧巻。
またそこにたどり着くまでの
荘厳とした風景との対比が良かったです。

タイプライターの音が次第に主題曲の主旋律に
シンクロしていく音楽はインパクトありました。
北野武の「座頭市」を連想させましたね。

ジョー・ライトの演出も見事でした。
物事をいろんな角度から描写する所なんか、
見る人によって捉え方が違うという正にこの作品のキモの部分。

ラストシーンは、
ブライオニーにとってのせめてもの償いなんでしょうね。

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