ヨーロッパ周遊２００６ 〔２３〕 ～ブリュッセル編～

楽しかったブルージュの街に別れを告げ、鉄道でブリュッセルまで戻ります。
そこから特急列車のタリスに乗り、フランスはパリの空港まで向かうのです。
タリスは一等車の指定席を取ってある。
・・・あぁ、楽しみだなぁ～


ブリュッセルまで約1時間ちょっと。
車窓の外は朝靄に包まれています・・・
秋のフランドル地方、その田舎風景。
コンパクトデジカメで車内から撮るには、ちょっと難しい風景ですね。
写り込み激しいですが、止む無し。（苦笑）
出来れば下車して撮影したかったなぁ～






同行者の一人が『小便小僧』を見に行きたいという事で、寄り道する事に。
パリを発つのは夕方だから、時間の余裕はたっぷりあるしね
ここで一つ問題が発生。
・・・あの～、ここ、「ブリュッセル南駅」なんですけど・・・
小便小僧を見に行きたいなら中央駅まで行かなきゃ。
駅が1つ違いますよ～
・・・と進言したんですが。
以前来た事があるというある方が「ここで間違いない、見覚えがある」と言い張るので、お任せする事にした。
・・・あ～あ、もう勝手にして。（苦笑）


・・・地図と照らし合わせるも、全然要領を得ない様子。
当たり前じゃん、そもそも場所が違うんだから。
内心そう思いましたが、面白いから放っておく事に。（笑）
駅周辺を彷徨う事約20分ほど、通りすがりのお爺さんに訊ねる事にしたようです。
英語で喋れないお爺さん、一所懸命にベルギー語（？）で説明してくれます。
こっちも言葉が分からないながら・・・どう見ても違うってジェスチャーしてるよ？（苦笑）
だから最初に言ったじゃない
あ～・・・ふと見上げれば高層ビルが綺麗だなぁ・・・






ブリュッセル中央駅まで移動。
南駅で道に見覚えがあると力説してた御仁、何のことはない、以前来た時は南駅から小便小僧の所まで歩いたんだと
そりゃ見覚えがあるだろうよ。
でもね、そもそも出発点からして間違っていたのですよ。（笑）
南駅からじゃ、距離がありすぎます・・・
「道理で遠かった訳だ・・・」とは御仁の弁解の論。
・・・あぁ、思い込みの激しい人と居ると疲れるな・・・


名所旧跡には余り興味がないのですが、せっかくだから小便小僧を見に行こう。
まずはグランプラスを目指すか・・・








駅からしばらく歩くと世界遺産のグランプラスにたどり着きます。
おぉ、さすがに綺麗な広場ですね～
朝にもかかわらず、結構な数の観光客がいました。














グランプラスを抜け、更に通りを行くと小さな人垣が。
む、あそこに小僧が


実物はとても小さい可愛らしい像でした。（笑）
小僧と真向かいのレストラン、店名はそのものずばり「マヌカン・ピス」。










ここで帰ろうとすると、メンバーから新たな情報が。
「小便少女の像という物があるらしい」
・・・え何それ。（笑）
どうやら、ガイドブックに書いてあるとの事です。
半信半疑ながら興味が出てきたので探してみました。


対になる像だと思うんだけど、小僧の近くには少女はいなくて・・・
グランプラスを挟んで反対側のレストラン街、ちょっと治安に不安がありそうな地区にその像はあった・・・










・・・身も蓋もない・・・本当に少女の像だよ・・・
どうやらエイズ撲滅キャンペーンの一環で作られたらしいのだが・・・
何でこんなうらぶれた場所にあるんだろう？？（苦笑）
この少女、行った時は水が出ていませんでした。
横に解説のプレートがありましたが・・・英語を読むのは面倒だなぁ～








う～ん、とっても微妙な物を見てしまったような気がする・・・
帰り際に日本人の観光客と擦れ違った。
こちらと同じく少女を見に来たらしい。
・・・もしかして、こんなのわざわざ見に来るの日本人だけなのか（笑）
路地の突き当たりに少女の像があるんですけどね。
・・・この場所は、ちょっと怖いな。






次回予告
『パリ編』