ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

【報ステ】加計学園問題・前川前次官単独取材その2→『秘』にしてはいけないものを知らせなければならない

2017年06月01日 | 日本とわたし
前回の記事に続く、前川前事務次官への単独取材その2を紹介させていただく前に、どうしても読んでいただきたいものがあります。
前川氏の証言を恐れた官邸がリークしたものを、下衆い想像を付け加えて記事にした読売新聞や、
此の期に及んでもまだ、『なぜ前川喜平前文科次官は「出会い系バーで貧困調査」という苦しい釈明をしたのか』などという長文を記事にしている産経新聞。
それを読んで、まともに受け取り、勘違いをしている人が少なくないことが、腹立たしくてなりません。

官邸の謀略失敗?
前川前次官 “出会い系バー”相手女性が「手も繋いだことない」と買春を否定、逆に「前川さんに救われた」と

【LITERA】2017年6月1日
http://lite-ra.com/2017/06/post-3207.html

加計学園をめぐる官邸の圧力を、実名証言した前川喜平前文科事務次官に対して、
案の定、官邸と御用メディアは、「出会い系バー通い」を前面に出して、前川攻撃を展開している。
 
菅義偉官房長官は、「貧困調査のために行った」とする前川氏の説明について、
「さすがに強い違和感を覚えた。多くの方もそうだったのでは」
「教育行政の最高の責任者が、そうした店に出入りして小遣いを渡すようなことは、到底考えられない」などと、
まるでワイドショーのコメンテーターのような調子で、前川氏を攻撃。
NHKや産経新聞も、前川氏が会見で、出会い系バー通いについて弁明した際に、大量の汗をかいていたことをわざわざクローズアップし、前川氏の説明が嘘である、との印象を強調した。
(実際は、この会見場は非常に暑くて、前川氏は最初から汗をかいていたし、記者たちも汗だくだったのだが)。
 
さらに、ネトウヨ番組『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)では、例の沖縄ヘイトにも関わっていたジャーナリストの須田慎一郎氏が、問題の出会い系バーに取材に行き、
前川氏を相手した女性から、話を聞いたとして、「前川さんと◯◯(ピー音)に行った」「裏取りした」などとコメントした。
「裏を取った」というなら、なぜピー音をかぶせるのか、まさに沖縄ヘイトのときと同じ、イメージ操作の臭いがぷんぷんするが、
とにかく連中は、「前川氏が、出会い系バーで買春行為をしていた」という疑惑をふりまくことで、加計学園疑惑に蓋をしようと躍起になっているのだ。
 
だが、もし仮に、前川氏が出会い系バーに行って、買春行為をしていたとしても、それと前川氏が告発した問題は、まったく別の話だ。
文科省の事務方トップが、加計学園の獣医学部を早期開学させるよう、官邸から圧力があった、
「総理のご意向」文書が文科省に存在する、と証言した事実はゆるがないし、
安倍政権の不正を、なかったことにできるわけではない。

 
しかも、ここにきて、連中が頼みの綱にしている、その出会い系バー問題も、かなり雲行きが怪しくなってきた。
きょう発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、出会い系バーで、前川氏と出会った女性の告白を掲載しているのだが、女性は、買春行為を全面否定。
むしろ、「貧困調査のために行った」とする前川氏の説明に、説得力を与えるような証言をしているのだ。


■ 相手の女性は「口説かれたことも手を繋いだこともない」と証言

この女性は、問題の出会い系バーで、前川氏に声をかけられ、その後、前川氏と頻繁に会うようになったという。
「あの店で会った子の中で、私が前川さんと一番仲がいい」と語り、友人などもまじえて、3年間で30回以上会った、と証言している。
 
しかし、「文春」記者から、肉体関係について聞かれると、女性はこう答えている。

「口説かれたこともないし、手を繋いだことすらない。私が紹介した友人とも、絶対ないです」
「夜10時くらいから食事を始めて、いつも12時くらいになると、前川さんは『もう帰りたい』って、一人でそそくさと帰っちゃうんです」

 
また、この女性は、前川氏が、自分や友人の悩みについて、親身に相談に乗ってくれたエピソードを、具体的に明かしたうえ、「前川さんに救われた」とまで語っている。
 
そして、今回、「文春」で証言した理由についても、こんな説明をしていた。

「記者会見のあった25日に、お母さんからLINEが来て、『まえだっち(引用者注・前川氏に彼女がつけたあだ名)が、安倍首相の不正を正してる』。
それで、お父さんとテレビ見て、『これは前川さん、かわいそうすぎるな』と思って、お話しすることにしました。(略)
私は、前川さんのおかげで今がある、と思っていますから」

 
どうだろう。
「出会い系バーへ言ったのは、貧困の調査のため」という前川氏の説明を、報道で知った人の多くは、
「そんなことあるわけがない」と、逆に胡散臭さを感じたと思うが、この記事を読むと、印象はかなり変わるのではないか。
 
実は、「貧困の調査」という前川氏の説明が、“苦しい言い訳”でもなんでもなく、本当の話なのではないかという声は、
会見の直後から、前川氏をよく知る人たちの間で、静かに広がっていた。


■ 身分を隠して貧困の子ども支援も行っていた前川前次官

というのも、前川氏は、本当に熱心に、「貧困問題」に取り組んでいたからだ。
在職中は、高校無償化や、大学の給付型奨学金の実現に奔走し、
退官後も、二つの夜間中学校の先生、子どもの貧困・中退対策として、土曜日に学習支援を行う団体の先生として、三つのボランティア活動をしている。
 
前川氏は、今年1月の退職時に、文科省の全職員に、「文部科学省のみなさんへ」と題して、メールを送っているのだが、
そのなかで、
「特に、弱い立場、つらい境遇にある人たちに、手を差し伸べることは、行政官の第一の使命だと思います」としたうえで、
「文部科学省での最後の日々において、給付型奨学金制度の実現の見通しがついたこと、
発達障害や外国人の児童生徒のための、教職員定数改善に道筋がついたこと、
教育機会確保法が成立し、不登校児童生徒の学校外での学習の支援や、
義務教育未修了者・中学校形式卒業者などのための、就学機会の整備が本格的に始まることは、私にとって大きな喜びです」
と綴っている。
 
さらに、低所得の子どもの学習支援をする、NPO「キッズドア」代表の渡辺由美子氏も、同団体の活動に、前川氏が参加していたことを明かしている。
渡辺氏は、直接面識がないというが、前川氏を知る担当スタッフによると、
「説明会や研修でも、非常に熱心な態度で、ボランティア活動でも、生徒たちに一生懸命に教えてくださっているそうだ」
「2017年度全ての学習会に参加すると、○をつけてくださっていて、本当に頼りになるいい人です」といい、
渡辺氏も、
「年間20回の活動に、必ず参加すると意思表明し、実際に現場に足を運ぶことは、生半可な思いではできない」と、
前川氏が、決して付け焼き刃で活動しているわけではないことを語っている。
 
さらに渡辺氏は、前川氏が、この活動にかかわるようになった経緯を、こう明かしていた。
「素性を明かさずに、一般の学生や社会人と同じように、HPからボランティア説明会に申し込み、その後、ボランティア活動にも参加してくださっていた」
「現場のスタッフから、「この方はもしかしたら、前文部科学省事務次官ではないか」という報告は受けていたが、
私が多忙で時間が合わず、また、特になんのご連絡もなくご参加されるということは、特別扱いを好まない方なのだろう、という推測の元、
私自身は、実は、まだ一度も、直接現場でお目にかかったことがない」

 
文科省の事務次官だったという身分を明かさず、ホームページから飛び込みで申し込んできた。
このエピソードを聞くと、「テレビで興味をもって、飛び込みで出会い系バーに足を運んだ」という前川氏の話も、ウソとは思えない。


■ やましさがない証明? 読売報道前に自ら出会い系バー通いを告白

また、5月28日放送の『週刊報道LIFE』(BS-TBS)では、前川氏が、読売報道が出るずっと前に、
自分から、貧困調査のために出会い系バー通いをしていることを、関係者に告白していた
ことも明らかになった。
 
前川氏は、義務教育を十分に受けられなかった高齢者のための、学習支援のボランティアに参加していたのだが、
同番組では、そのボランティア団体のスタッフが、取材に応じ、
前川氏が、新幹線を使って地方に通ってきていたこと、
勉強を教えるだけでなく、お茶の時間も、生徒たちとにこやかに話すなど、溶けこんでいたこと、
いつもはカジュアルな格好の前川氏が、今年2月天下り問題で、国会に参考人招致された日は、その足で背広姿のままやって来て、生徒たちが感動したエピソードなどを紹介。

さらに、生活保護を受けた経験があるという女性の話をきいた前川氏が、
「僕も、貧困に興味を持って、バーとかに行ったりしてるんだよ」と、話していたことを明かしたのだ。
 
これは、前述したように、「読売新聞に記事が出る前の話」で、そんなことを自分から言うというのは、
前川氏が、出会い系バー通いに、まったくやましさを感じていなかったということの証明だろう。
 
実際、このスタッフは、前川氏の会見で語った、「貧困調査のため」という説明についても、
「前川さんを知っている者からすれば、前川さんの言う通りだと感じた」と、感想を語っている。
 
しかも、前川氏の“無実”を主張しているのは、前川氏と親交のある人たちだけではない。
実は、“出会い系バー通い”を使って、人格攻撃を仕掛けている御用マスコミの報道からも、逆に、前川氏に違法性がないことが、浮かび上がっている
 
たとえば、30日放送の『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ)では、前川氏が通っていたとされる、出会い系バーの店員に直撃。
「あまり、女性とお話を率先してされるというタイプではない。基本的にゆっくりしていた」
「店内でお話しても、2〜3時間、1人の女性と話をされたりしている印象」
「(女の子を店外に連れ出すとかは)記憶では、1回あったかないかくらい。印象がない」
「遊びではなく、見学に来ているように見えた」
「前のめりになってるほかのお客さんとは、ちょっと違った」
「領収書は渡したことがない」
などと語った。

『グッディ』では、これらの証言をもとに、「女性と話さないと調査にならないのでは」とか、「調査なら領収書をもらわないとおかしいのでは」、などとツッコミをしていたが、むしろ領収書をもらっていたほうが問題だろう。
 
さらに、「FLASH」(光文社)17年6月13日号でも、出会い系バーで、前川氏から同席希望を受け、店外で食事をしたという女性が、
「一応、私から“この後どうします?”って聞いたら、「何?」と聞き返してきたので、“大人のおつき合い”と言うと、「僕はないなあ」と。
5千円もらって「(時間が)遅いけれど気をつけてね」と言われました」
、と証言している。

この女性が知り合ったのは、「昨年の夏前ごろ」で、「仕事のこととか聞かれたけど、個人的なことは答えられないので、ごまかした」と語っており、「週刊文春」で証言している女性とは、明らかに別人だ。
「FLASH」はほかにも、前川氏と店外で食事したという女性に接触したが、その女性も、女性の知り合いも、お小遣いはもらったが、肉体関係は否定したという。
 
ようするに、調べれば調べるほど、「違法性がない」「貧困の調査目的」という前川氏の主張を、補強するような事実がでてくるばかりなのだ。


■ 官邸と警察のデッチ上げ逮捕の動きを許すな

もちろん、現在、官邸、警察、内調、さらには御用マスコミが、総力を結集して、前川氏の問題を探し出そうと必死になっているというから、
この先、何かが出てくることはあり得るし、デッチ上げ逮捕の可能性も、十分考えられる。
 
しかし、あらためて強調しておかなければならないのは、これから何が起きるにせよ、それが安倍政権による、“告発潰し”であることは明らかだということだ。
 
会見前の24日に、前川氏は、「AERA」(朝日新聞出版)の取材に応じ、
「すでに辞任し、一私人となった今、なぜあのような記事が出るのか不可解だ。
記事を読み、『加計学園のことは話すな。話すとひどいことになる。こうして実際に起こったでしょ』と、私に対する威嚇と感じました」
と語っている。
 
威嚇を感じながら、それでも前川氏は、会見に踏み切った。
実名証言などしなければ、こんな人格攻撃や、誹謗中傷にさらされることはなかったはずだ。
 
それでも証言に踏み切ったのは、前川氏が、
大きな権力に屈して、黒を白と言ってはいけない、
行政は、権力者のお友だちだけのものでなく、国民に等しく公正でなければならない、
そうした強い危機感があった
からだろう。
日頃、官邸の圧力にさらされている官僚はもちろん、メディアのなかにも、前川氏の勇気に励まされた人は少なくないはずだ。
 
この動きがつぶされないよう、本サイトは、今後も、前川氏の人格を不当におとしめる動きや、でっちあげ逮捕などがなされないよう、官邸、御用メディアの動きを注視していきたい。
(編集部)

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【報道ステーション】加計学園問題…前川前次官に単独取材2
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000102133.html

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加計学園の獣医学部新設をめぐり、文部科学省の前川喜平前事務次官は、当時の内閣官房参与である木曽功氏の訪問が、一つの転機となったことを明かした。
木曽氏は、加計学園の理事で、系列の大学の学長でもある。
前川氏は、
「去年8月、木曽氏が訪ねてきた際、『国家戦略特区における獣医学部の新設の件、よろしく』『国家戦略特区諮問会議が決定するから、決定に文科省は従えばいいんだ』と話した」と語った。

前川氏は、この訪問で、事態が動き出したと感じたという。
木曽氏は、
「面会の用向きは、前川氏の退官後の身の振り方について、考えを聞いてほしいと知人からの依頼を受けて、意向を確認しに行った次第。
人事の話の後、雑談で、私が、4月から加計学園の経営する千葉科学大学の学長であることから、今治市の国家戦略特区の話も出た。
加計学園は申請をしている立場なので、社交辞令として『よろしく』くらいは言うかもしれないが、
特区の件は、手続きに従って進んでいたころであり、具体的なお願いをする必要はないし、まして圧力をかける理由もない」
とコメントした。

前川氏は、
「総理が、友達のために『何とかしてくれ』と言ったかはわからない。
国の将来に役立つ、規制緩和をするだけの意味があると、筋が通っていれば、総理の意向がどうであれ構わない。
総理との関係が理由になって、特例が認められるのであれば、それは悪い特別扱いだ」
と語った。

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前川前次官は、一連の問題で、感じていることがあります。











前川前次官は、小泉政権時代、三位一体改革で、義務教育費の在り方が変わろうとした時、公然と政権に反旗を翻した過去があります。








小泉政権時代と今で、違うこととは。




















































































加計学園のことでも、共有ホルダーを調べたけれども無かった、で終わっちゃって再調査しないって言ってるんですけれども、

















もし今、自分が、事務次官の立場だったら?














































【報ステ】加計学園問題・前川前次官に単独取材その1→「当時の内閣官房参与の訪問が一つの転機となった」

2017年06月01日 | 日本とわたし
報道ステーションが、加計学園問題について、前川前事務次官に単独取材をしました。
その模様は、以下↓のサイトでご覧ください。

【報道ステーション】加計学園問題…前川前次官に単独取材1
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000102126.html

動画をここに載せることはできませんので、切り撮った写真を載せさせていただきます。

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加計学園の獣医学部新設をめぐり、文部科学省の前川喜平前事務次官は、当時の内閣官房参与である木曽功氏の訪問が、一つの転機となったことを明かした。
木曽氏は、加計学園の理事で、系列の大学の学長でもある。
前川氏は、
「去年8月、木曽氏が訪ねてきた際、『国家戦略特区における獣医学部の新設の件、よろしく』『国家戦略特区諮問会議が決定するから、決定に文科省は従えばいいんだ』と話した」と語った。

前川氏は、この訪問で、事態が動き出したと感じたという。
木曽氏は、
「面会の用向きは、前川氏の退官後の身の振り方について、考えを聞いてほしいと知人からの依頼を受けて、意向を確認しに行った次第。
人事の話の後、雑談で、私が、4月から加計学園の経営する千葉科学大学の学長であることから、今治市の国家戦略特区の話も出た。
加計学園は申請をしている立場なので、社交辞令として『よろしく』くらいは言うかもしれないが、
特区の件は、手続きに従って進んでいたころであり、具体的なお願いをする必要はないし、まして圧力をかける理由もない」
とコメントした。

前川氏は、
「総理が、友達のために『何とかしてくれ』と言ったかはわからない。
国の将来に役立つ、規制緩和をするだけの意味があると、筋が通っていれば、総理の意向がどうであれ構わない。
総理との関係が理由になって、特例が認められるのであれば、それは悪い特別扱いだ」
と語った。

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富川アナウンサー:
この加計学園の問題が、動き始めたなと思ったのは、いつ頃の、どんな出来事がきっかけですか?












木曽功氏は、文科省の元官僚で、総理に助言などを行う内閣官房参与を勤めていました。


さらに、加計学園の理事で、系列の大学の学長でもあります。
その人物が、「よろしく」と発言した、というのです。







































その頃、前川前次官は、担当課からの説明で、加計学園の加計孝太郎理事長が、安倍総理の友人だと知ったそうです。



担当課は、この写真を示した、と言います。






加計学園の木曽理事は、前川前次官と面会したのは事実だとした上で、こうコメントしました。












































この時のことについて、和泉補佐官は、


官邸や内閣府から、複数のルートで、獣医学部新設への対応を急ぐよう求められていたという文科省。




前川前次官は、官邸側に、真意を問いたださなかったのでしょうか。





























安倍総理からの指示はあったのでしょうか。
それとも、周りが、忖度した結果なのでしょうか。






















【報道ステーション】加計学園問題…前川前次官に単独取材2につづく