おひとりさまの健康な食卓

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キャセロールはリサイクルの味方:ビーフと山芋のキャセロール、豆腐サラダ

2009-10-12 13:46:06 | オーブン料理
10月11日(夕食)

キャセロールというのは、蓋がついた厚手の両手鍋で、
そのまま食卓にも出せる鍋のこと。
それでつくったオーブン料理もキャセロールといって、
アメリカの家庭料理の定番だ。
どこがグラタンと違うか、というとぜんぜん違わない。
なんでもかんでも材料をトマトソースやクリームソースと混ぜて、
チーズを上に乗せて、オーブンで焼く、というお手軽料理。

アメリカの家庭でいちばんポピュラーな料理のひとつが、ツナ・キャセロール。
つくり方はキャンベルのクリーム・スープに、
ツナ缶とじゃがいもなどの野菜とチーズを混ぜて、
オーブンで焼く・・・・と極めてアメリカ的。
ブロッコリー・チキン・キャセロールは、
キャンベルのチキンクリーム・スープに鶏肉とブロッコリーを混ぜる。
かの地では、キャセロールとキャンベル・スープはほとんど一体で、
アメリカ映画のお葬式のシーンで、近所の人が家にもってくるのが、
たいてい、この組み合わせのキャセロール。

キャセロールは、残り物のリサイクルには最適だ。
かの地でも、ステーキの残ったの、じゃがいもの残ったの、なんでもかんでも入れ、
キャンベル・スープとチーズをぶっかけて、オーブン焼きしてしまう。

ただし、日本でやるのであれば、もう少し材料を楽しみたい。
残りものは、数日前のメキシコ風煮込み。そうだ、ナスのオーブン焼きの残りもある。
ソースは、キャンベル・スープでは芸がないし、脂分や添加物も気になるので、
ヘルシーに長芋を使うことにした。

まず長芋をすりおろす。これに卵を1個、牛乳か豆乳を少々。
そこにチーズを混ぜれば、ソースは完成。
耐熱のグラタン皿に牛肉を敷いて、その上にナスを乗っけ、
ソースをかけて、飾りのトマトなんかを最後に乗せる。
これで20分ほどオーブン焼きすれば、ビーフ&長芋キャセロールの出来上がり。
もちろん、オーブン・トースターでも簡単にできる。

ソースはつぶしたじゃがいもを使ってもいいし、里芋もおいしい。
豆腐があれば、それを加えてもいい。
残りものがなにもなければ、ツナ缶を使ってもいいし、ネギなんてのもおいしそう。
炒めた玉ねぎを使えば、オニオン・キャセロールになる。
長芋や里芋とチーズとの組み合わせは絶妙で、
それだけをお好み焼き風にフライパンで焼くだけでも、粋なお酒のつまみになる。

今回も豆腐を加えようと思ったが、サラダに利用。
牛肉と同じときにつくったひよこ豆のディップは、
練り胡麻ペーストを加えて、塩とレモン汁で味をもう一度調整し、
アラブ料理のフンモス(ひよこ豆のペースト)風にリサイクル。
サラダ・ディップに使うことに。

残りものが楽しく生き返った。



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