おひとりさまの健康な食卓

毎日の食事から考える「おひとりさまライフ」

味と安全、どちらを選ぶ?:サーモンのソースミモザ、かぼちゃとさつまいものヨーグルト&チーズサラダ

2009-10-23 18:08:12 | 魚料理


10月22日(夕食)

秋の味、サーモンというわけか、
最近、近所のスーパーでもやたらと鮭のセールが多い。
でも、よく見ると、季節には関係のないチリからの養殖トラウトサーモンがほとんど。
チリはノルウェーに次ぐ、世界第二位のサケ養殖国で、
日本の輸入サケの3分の2はチリから。
コンビニ弁当のサケから、スーパーのサケ、果ては寿司屋の握りまで、
いまや私たちが見かけるサケのほとんどが、チリのトラウトサーモンだ。

ふだんは横目で見ながら通り過ぎるだけだが、
なんとも見事な刺身用アトランティック・サーモンを格安で売っていた。
狭いイケスで飼われている養殖のサケは、抗生物質と殺菌剤、発色剤漬け。
しかもチリの養殖サケは、ダイオキシンの含有量の多さが報道されたこともある。
しかし、うむむ、この安さと見事さ・・・。
20センチ近くのサクが450円! ぶあついサーモンソテーが、2枚できる。
ハムレットもどきに悩んだあげく、「刺身で食べるんじゃないから」と買ってしまった。

実は天然ものの紅鮭を解凍し、ソースミモザで食べると決めていた。
しかし、こちらの天然ものは生ではなく甘塩で、しかもごくごく小ぶり。
骨もいっぱいついているので、別の機会に別のレシピで調理しようと、
冷凍庫にUターン。

ソースミモザというのは、友人のフレンチシェフから教わったソースのひとつ。
ゆで卵とオリーブ(シェフは赤ピーマンでやっていたが)をみじん切りして、
レムドレ(マスタード&ビネガーソース)を混ぜ、タルタルソース状にしたもの。
シェフの店では、スモークサーモンを使った前菜として登場するが、私はふつうのサケで。

塩・コショーして、白ワインを少し加えておいたサケに、
皮なしなので崩れないよう、小麦粉を少しつけて、ニンニクを炒めたあとの油で焼く。
下にレムドレをちょっと敷き、上からソースをかけ、
炒めニンニクなどを乗せれば出来上がりだ。

あとは、チンしたカボチャとさつまいもにクリームチーズを加え、
ヨーグルトで和えたサラダ。
いつもはヨーグルトだけでやるけれど、ふと思いついて
熱いうちに野菜をつぶしながら、キューブ状のクリームチーズを1個混ぜたら、
味がまろやかになって、とてもいい味になった。
ついでにレーズンもたっぷり入れる。
このサラダの味付けは塩・コショーだけと、シンプルなほうがおいしい。



野菜をもう1品。エリンギとチン野菜のブロッコリーを炒める。

さて、養殖アトランティックサーモンのお味はというと、
食べ友も私も「おいしい!!」と絶賛。
とりわけ魚の骨の苦手な食べ友は、おおよろこびだ。

しかし、食の安全を考えると、私はウムムと考えてしまう。
でも、天然もののキングサーモンなんて、とても手が届かないし、
まっ、1年に1回くらいなら、いいかしら・・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿