ようやく確定申告を始め。
ようやく作付計画を練り始める。
毎年、確定申告は実家に飛び込んで子供達を見てもらい、溜まったレシートと格闘する。
農業を志した一年目、新規就農フェアーだったかな?就農相談コーナーがあって「有機農業をしたいんです」と。返って来た答えが「お金が掛からなくて良いね。」だった。詳しい内容は覚えていないがあっさりと答えられたのを覚えている。
そして就農する直前、奈良県庁の新規就農課だったか?これも曖昧なのだが新規就農支援金の貸付相談で訪れた事がある。(市役所から回された)
「農地も研修も受けたんだね。優秀だね僕はもう言う事がないね。それなら資金は簡単に借りれるよ。僕の担当ではないけどね。」と、またそっから2時間掛かる普及所に回されたことがあった・・・。
レシートを眺めながら思い出したのだが「どちらも無責任だなぁ」と思う。
そりゃ大きなハウスを建てて機械を買ってという農業経営と比べれば微々たる物だろうけど、お金が無ければ野菜は作れない。
種だけでも年間20万はいく。今年はまだ分からないけど。
肥料だって、資材だって、燃料もそう安くは無い。
そして新規就農支援金なんて全く貸す気の無い制度で結局諦めたのだった。(普及所に着いて頭にそう言われた)
まぁ新規就農窓口ってそんなものだったということ。
この時期は1年で何を作るか、どこに植えるか、どれくらい作るかをざっと計画する。
少し遅いのだが・・。
少量多品目栽培では年間60,70品目の野菜をパズルのように当てはめて作っていく。
これが難しい。
区画整備されていない農地は大きさや形がさまざまだし、その土地の性質もある。
湿気が多いとこ、少ないとこ。湿気を好む野菜や嫌う野菜。
水があるとこ、無いとこ。
ナス科、トマトやナスやピーマンなどは1回作ると3年は休ませたい。
モグラが多いところは根菜は作れないし、鳥が来る所は果菜が作れなかったり。
と結構頭を捻るのだ。
毎年夏は草に追われ「もう土地は広げないでおこう」と思うのだが、この時期になるともっと土地が欲しいと思う。危険な時期。
これ以上借りると1ha以上になる。ん~。
少ない面積で収量を上げた方が確実に経費や労力は抑えられるのだが・・・。だが余裕を持って作るというのは作物に良い面もあるし・・。
と、とりあえず計画を練ってからにしよう。
先日も貼り付けた写真。
源助大根。
この大根は在来種と言って昔から作り続けられ種が採れる品種。
F1種は種を採っても同じ野菜が出来ない一代限りの交配種。今栽培されている殆どの野菜はこのF1種。
でもこの写真見て面白い。
先が細かったり、丸かったり。
腹が出ていたり、細っていたり。
寸胴だったり、頭でっかちだったり。
と形が揃わないのだ。
スーパーの野菜って同じ形のものばかりなのはF1種だから。
本来、野菜って同じ大根でも一つづつ違うもの。
だからこの源助もスが入りやすい性質はあっても、それぞれ早く入ったり入らなかったりする。
昔の農家さんは半分に割ってスが入り難い大根を選抜して種を採ってきた。
市場出荷ではこういう野菜は作れない。
規格外ばかりになるから。
有機農業のセット販売の面白さってこういうところにある。
ようやく作付計画を練り始める。
毎年、確定申告は実家に飛び込んで子供達を見てもらい、溜まったレシートと格闘する。
農業を志した一年目、新規就農フェアーだったかな?就農相談コーナーがあって「有機農業をしたいんです」と。返って来た答えが「お金が掛からなくて良いね。」だった。詳しい内容は覚えていないがあっさりと答えられたのを覚えている。
そして就農する直前、奈良県庁の新規就農課だったか?これも曖昧なのだが新規就農支援金の貸付相談で訪れた事がある。(市役所から回された)
「農地も研修も受けたんだね。優秀だね僕はもう言う事がないね。それなら資金は簡単に借りれるよ。僕の担当ではないけどね。」と、またそっから2時間掛かる普及所に回されたことがあった・・・。
レシートを眺めながら思い出したのだが「どちらも無責任だなぁ」と思う。
そりゃ大きなハウスを建てて機械を買ってという農業経営と比べれば微々たる物だろうけど、お金が無ければ野菜は作れない。
種だけでも年間20万はいく。今年はまだ分からないけど。
肥料だって、資材だって、燃料もそう安くは無い。
そして新規就農支援金なんて全く貸す気の無い制度で結局諦めたのだった。(普及所に着いて頭にそう言われた)
まぁ新規就農窓口ってそんなものだったということ。
この時期は1年で何を作るか、どこに植えるか、どれくらい作るかをざっと計画する。
少し遅いのだが・・。
少量多品目栽培では年間60,70品目の野菜をパズルのように当てはめて作っていく。
これが難しい。
区画整備されていない農地は大きさや形がさまざまだし、その土地の性質もある。
湿気が多いとこ、少ないとこ。湿気を好む野菜や嫌う野菜。
水があるとこ、無いとこ。
ナス科、トマトやナスやピーマンなどは1回作ると3年は休ませたい。
モグラが多いところは根菜は作れないし、鳥が来る所は果菜が作れなかったり。
と結構頭を捻るのだ。
毎年夏は草に追われ「もう土地は広げないでおこう」と思うのだが、この時期になるともっと土地が欲しいと思う。危険な時期。
これ以上借りると1ha以上になる。ん~。
少ない面積で収量を上げた方が確実に経費や労力は抑えられるのだが・・・。だが余裕を持って作るというのは作物に良い面もあるし・・。
と、とりあえず計画を練ってからにしよう。
先日も貼り付けた写真。
源助大根。
この大根は在来種と言って昔から作り続けられ種が採れる品種。
F1種は種を採っても同じ野菜が出来ない一代限りの交配種。今栽培されている殆どの野菜はこのF1種。
でもこの写真見て面白い。
先が細かったり、丸かったり。
腹が出ていたり、細っていたり。
寸胴だったり、頭でっかちだったり。
と形が揃わないのだ。
スーパーの野菜って同じ形のものばかりなのはF1種だから。
本来、野菜って同じ大根でも一つづつ違うもの。
だからこの源助もスが入りやすい性質はあっても、それぞれ早く入ったり入らなかったりする。
昔の農家さんは半分に割ってスが入り難い大根を選抜して種を採ってきた。
市場出荷ではこういう野菜は作れない。
規格外ばかりになるから。
有機農業のセット販売の面白さってこういうところにある。