新緑空間・東福寺

 

昨日の「ただ翠、そこにありて」は、東福寺の写真でした。

新緑といったらココです。２年ぶりに行って来ました。





どこへ連れて行かれるか分からない、魅力的なエントランス。

　臥雲橋　です。ここから、東福寺のシンボルが　通天橋　が望めます。




そして続く、緑のトンネル。

もうここだけで癒し効果抜群。影が綺麗です





臥雲橋から眺めた通天橋から、両脇の紅葉庭園に出ました。





少し下から見上げてみました。

東福寺には洗玉潤という渓谷があり、昔はここを上がり下りしなくてはなりませんでした。

僧の苦労を労い、南北朝時代に架橋されたのが通天橋。

それも伊勢湾台風で倒壊し、現在のは昭和36年に再建されたものです。





緑の庭から、その渓谷まで降りることができます。

ここまで来ると本当に静か・・・

・・・ですが、臥雲橋を通る人の感激の声が降り注ぎます(笑)





時間をかけて、ゆっくり境内を歩きました。

緑の中でひときわ鮮やかだったこのお堂は、 愛染堂  。

その名のとおり、愛染明王が鎮座されていました。

重要文化財で、元は京都五山の一つ、万寿寺のものだそう。





通天橋から、開山堂へ上がってきました。ここは初めて。

緑の庭に目を奪われました！　江戸中期の作だそうです。

サツキが咲き始め、菖蒲もちらほら見受けられました。





反対側は市松模様の枯山水庭園。面白い！斬新なデザインですね。

ここでしばらく、お庭を眺めながらボンヤリさせてもらいました。


次は、またお庭を見に方丈へ足を運びました。別料金なんだよねぇ…





【八相の庭】の東庭。

ユニークな配置は、北斗七星をイメージ！砂の波紋もいいですね。

左奥の植え込みが天の川だそうです。





南庭は広大な枯山水。





庭の緑を気持ち良く眺めながら廊下をめぐると・・・





北庭の市松模様に目を奪われます。丸い刈込みのサツキと好対照。

あのイサム・ノグチも「モンドリアン風の新しい角度の庭」と評したそう。

モンドリアンとは、画家さんの名前だそうです。イマイチ意味が分からず





またグルッと回って西庭。市松模様はサツキの植え込みで表現。

面白いですね～。この市松模様が見たくなったんですよ。

２年ぶりの再会にちょっと嬉しくなりました。


さて。


この日、ちょっとおもしろいことがありました。





武者！！？？





武者！！？？



そう、時代劇の撮影をしていました。

何でもイギリスのBBC社がドキュメンタリー映像を撮っていたようです。

南庭を独占して撮影。時折、「本番！」の声が飛び、私達も制限されました。

東映の撮影所が協力していましたが、役者はたいがい、イギリス人。

空き時間に「no flash?」とか言いながら記念写真する殿様がいたり(笑)


動きを止められていた間、観光のおじさんとお喋りに花を咲かせてました。

教わったのは蜂からの逃げ方(笑)

「一人で回ってるの？えらいね～。彼氏置き去りにしてねぇ～」

と、途中からあらぬ誤解が。

と、そんな出会いがあったりハプニングがあったり。






最後に立派な三門を正面から見ていきました。

やっぱりいつ見ても・・・

（－ロ－）!!

の顔に見える(笑)



この日はカメラの充電も切れそうだったので、３時間ほどの滞在で帰りました。

　臨済宗大本山　恵日山　東福寺　

住所／京都市東山区本町15丁目778
拝観／午前9時～午後4時
料金／通天橋・開山堂　400円　　方丈庭園　400円