まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

観戦記~オリックス対阪神交流戦第3戦(これが現場、これが実情、これは修行・・・)

2017年06月08日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
「今夜のチケットがあるんやけど、どうや、行かんか?」

8日に出社した時に、職場の方から声をかけていただいた。この日の大正ドームのバファローズ対タイガースのチケットがあるのだが、その方は業務で行けなくなったので、無駄にするくらいなら代わりにどうかというものである。

交流戦、中でもタイガース戦である。平日ということもあり、前の記事でああいうことを書くくらいなので観戦予定はなかったが、私をバファローズファンと見込んでのせっかくのご厚意をありがたく思い、仕事帰りに急遽行くことになった。

ドームに着いたのは試合開始後、2回表。初回にバファローズが小谷野のタイムリーで先制した後だが、タイガースも鳥谷の内野ゴロの間に1点を入れて同点というところ。飲食物を仕入れて一塁のA指定席エリアに向かう。普段内野の上段で観ているのに比べて景色が新鮮に見える。

平日ということで同じような仕事帰りのグループが多いが、このエリアにも何らかの「黄色い人たち」が多数を占める。同じ黄色でもホークスならまだしも、タイガースとなると・・・そこは私も燃料を入れて、ダミ声を出すしかない。前の記事では関西マスゴミの悪口のようなことを書いたが、こうして現地に来ると余計にむかつく。ただそれに燃えていつもより熱を入れて観戦できた。

試合はバファローズがディクソン、タイガースがメッセンジャーの先発で、1対1で中盤に入ったが、5回にタイガースが中谷のタイムリーで勝ち越し。さらに6回には福留のタイムリーで追加点。がぜん一塁側もタイガースへの声援が大きくなった。

バファローズも6回には代打モレルの二塁打で1点返す。球場に来てから初めてのバファローズの得点だったが、この時に歓声を挙げた人が周りでは数えるほどしかいなかったのが残念。

・・・でも、これが現実、これが関西のプロ野球の勢力図。アホな会話で騒いで、野球の中身はよくわからないがメガホン叩いて何か知らんけど盛り上がって楽しいわぁ~・・・というのがスタンダードだというのを改めて体験した。一塁側スタンドに陣取る中、「これは修行」という思いも頭をよぎったくらいだ。まあ、関西のマスゴミもそうした人たちに合わせた報道をしなければならないのなら、仕方ないなと思う。

試合は3対2でタイガースリードのまま9回へ。バファローズもランナーを出すが後続なくそのまま試合終了。これで交流戦負け越し。また明日は関西マスゴミのバカ騒ぎなのか。スポーツ紙、テレビ、ラジオは封印やな。

・・・それでも、普段なら感じられない交流戦独特の雰囲気、それも毛嫌いしているチーム相手の、ホームゲームなのにアウェイの中での観戦は楽しかった。「タイガースに勝ってや!」と送り出してくれた職場の方の期待に応えられなかったのはファンとしても申し訳なかったが、貴重な機会をいただいたことに感謝である。また次からのカード、頑張れ・・・。
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