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リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

臆病な独裁者

2011-05-26 06:17:56 | オヤジの日記
石原都知事は、独裁者。
そして、橋下府知事も独裁者。

大きな自治体の二人の知事が独裁者。

「君が代」で立たない教師はクビ。

今度は、鳥取県の県議は6人でいい、という橋下氏の出鱈目な主張だ。

県議員は10万人に一人でいいから、60万人の鳥取県には、県議は6人でいいという単純な思考方法である。

それは、それぞれの県の実態を無視した数字の遊びであって、自治体理論とは言えないものだ。

そもそも「10万人に一人でいい」というその「10万人に一人」の根拠が不明だ。
地方自治の法則があるのなら、明確な根拠を提示して欲しいものだ。

もし明確な根拠がないのなら、それは独裁者の発想だ。

そして、もし自分に反発するものの意見を感情的な言葉の勢いだけで遮るなら、その態度は、吠え声には、より大きな吠え声で返す臆病な番犬と同じである。

都知事もよく吠える人だが、府知事も、遠くで見た限りでは、よく吠える人という印象が強い。

都知事と同じで、議論が怖いのだろうか。
弁護士だから、自分が弁が立つことを過度に自己評価して、他人が馬鹿に見えるのかもしれない。

そして、弁が立って頭のいい俺が、もし議論で負かされたら、という恐怖もあって、言論を抑えつけようとしているのかもしれない。

これも都知事と同じで、負けるのが怖いのだろうか。
「馬鹿なものども」に、負けるのが我慢できない、という幼児的性格か。

夜郎自大、唯我独尊、傲岸不遜。

パーソナル・テリトリーを普通の人より過度に大きくとる人間には、臆病ものが多い。
たとえば、チンピラやヤンキーが、肩を怒らせ大きく振りながら、がに股で歩くのが「俺に近づくな」のサインだと判断すれば、それは臆病な心の裏返しだと言える。

歯をむき出して吠える。
問答無用で、噛み付く。

歴代の独裁者が、そうやって人民を支配してきた。

彼らに理屈などないのだ。
ただ、自分に従わない人間は、劣等人種だという信念を持ち、しかしながら心の奥底では、人民を怖がっている。

怖がっているから、対話ができない。
弾圧する。


対話をするためには、相手をパーソナル・テリトリーに導き入れなければならない。

それが、怖い。

そこで、結局、一番簡単に相手を黙らせる方法である「吠える」を選ぶ。

怖いから、吠える、遠ざける、敵対するものは権力を振りかざして弾圧する。
「吠える」「噛み付く」だけで、頼もしい政治家と思う有権者の意識が、私には理解できない。
見境なく「吠える」だけで支持率が上がるなら、これほど楽なことはない。


繰り返すが、「県議は10万人に一人でいい」の明確な根拠が欲しい。

例えば、寒冷地の北海道と温暖な沖縄では風土が全く違う。
そこでは、人間の労働力がみな同じという単純で乱暴な考え方は、通用しない。

東京と大阪も、気質が違うから、微妙なところで作業効率が違ってくる。

それらすべてを一緒くたにして「10万人に一人」という雑な捉え方をする為政者に、極めの細かい行政サービスが出来る訳がない。


いや、橋下氏は、最初から府民や公務員を支配することが目的だから、行政サービスなんか、眼中にないのかもしれない。


つまり、それが、独裁者。




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