月下美人

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　またことし
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真夏の夜の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夢美人　　変竹

我が家の月下美人さん
ことしも　また　訪問してくれました
一夜　いちどきに　五人連れでした
次の夜も　二人連れで　ご訪問でした

でも　儚いですね　真夜中の　
たった五時間ほど　真夏の夜の夢　　
花のいのちは　短くて……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　変竹林つうしん員

盂蘭盆会

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　水難の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　吾子をしのぶや
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　盂蘭盆会　　　変竹　

　　　　　　　坂川放水路河畔で

川の道を散歩中　川のほとりで
お盆の供養飾りを見つけました
幼子が川に溺れて　亡くなった
その子を偲んでの　盆供養なのかな
などと思いました　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　変竹林つうしん員　

盆踊りの練習

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　老若が
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ならふ真昼の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　盆おどり　　　変竹

月１回　第2水曜　ふれあい会
今月は　納涼祭めざして　盆踊り練習会
踊り歴60年の　Ｏさん　
お馴染み　西パークのお師匠さん　Ｎさん
ご指導のもと　真昼の盆踊り会が　……

久ひさ振りに　チョー若手の　踊り子さんの　参加も

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　変竹林つうしん員

夕焼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夕焼けや
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カラスの帰る
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山遠き　　　変竹


夏の夕焼けは　もっとも華やかで　壮快
と　ものの本にありました
でも　暦のうえでは　もう　”立秋”なのですね
吃驚して　しまいました
ま　このまま　夏が消えてしまって　”秋”なんてことは
ないにしても　ヘンな天気　気候変動ということですかね
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　変竹林つうしん員　　　

青田風

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〆切を
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　了え帰る道
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　青田風　　　変竹

　　　　　　　　坂川河畔　白鷺　青鷺の来る田んぼで

青田に　小さな稲穂が付きはじめました
この辺りの稲は　早生が多いようですね
稲穂（稲の花）が出始めた　この時期
カッと　強い陽ざしがさして　実り豊かに
成るんだ　そうですね
ここのところの　お天道様の　お出まし具合
ちょっと心配です　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　変竹林つうしん員　　

芙蓉

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　酔芙蓉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　粋な名なれど
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目立ちたり　　変竹

　　　　　　　　　馬橋の小道で

朝のうちから　夕方にかけて
白から赤へ　酔いを深めるように
色が変わる　酔芙蓉
小説『風の盆』では　不倫の女主人公を
象徴する花として描かれていたように記憶する
粋で　楚々とした　佳人の花…
それにしても　この芙蓉　大きい　目立ちすぎ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　変竹林つうしん員