グラトニーが大食いな理由

基本的にホム組の皆さんの栄養源は「賢者の石」だと思います。ご飯を食べても、それは根本的なエネルギーにはなっていないと。

荒川先生はモノを食べているシーンを良く描かれますが、エンヴィは他の人に化けているときは食べているけれども、エンヴィの姿では（本体じゃなくて、黒くて細い姿のほう）食べていないんじゃないかな？
そんでもってラストは、ハボとデートとかして飲食しています。
グリードも、キメラと酒とか飲んでたような気がします。
ラース（大総統）は年を取るくらい人間型のホムなので、当然飲食しています。

それに対して、暴食という名のグラトニーはラストに「食べていい？」と聞きまくってました。でも対象は、生身の人間だったり、鎧だったり、普通の食べ物じゃありません。

他のホムたちは、人間との付き合い上、飲み食いしているんじゃないかと思う。
一方グラの食べるは・・・口寂しいからなんじゃないかなぁ？と。

「食べるなら柔らかいから女の子の方がいい」

って、感触の話でしょ？「脂がのってるから」とかじゃないから、味の話じゃないと思う。

七つの大罪の一つが、なぜそのホムに与えられたかという経緯は分からないけれども、グラは「食に対する執着」が強いわけだよね。

「飲んでいい」とエンヴィが言ったとき、グラは喜んでいた。食べるよりも飲みたかったんだ？

でも飲んだものは、胃袋には溜まらず（満腹にはならず、限界がなく）、異次元空間に飛んでしまう。グラはあの空間に対して「何も出来ない」となると、あそこにモノを入れたからと言って、なにか快感があるというわけではなさそうだ。

食べたものもアソコに行くのだろうか？あそこじゃ消化してグラの栄養になるわけでもないから、グラはそういう生物としての最低レベルの欲求を求めているわけじゃない。

そうすると、喉越し・・・みたいなもんなんじゃないかなぁ。グラが欲しているのは。

喉越しだったり、噛み応えのようなものが「快楽」で、お腹に入る容量の限界がないんだったら、そりゃ大食漢になるよねぇ。

ラストが死んでしまってからのグラトニーは、姉さんとしてかわいいと思っちゃうんだよ（笑）