Fish On The Boat

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人を型にはめ、指図する心理の三つのポイント。

2024-05-12 10:04:43 | 考えの切れ端
とくに私生活において迷惑に感じられる、他者からの「型にはめ、指図してくる」行為というものがあります。(くわしいところは、前回の記事で触れました。)今回は、そういった「型にはめる」心理を分析し、どう直してもらうかについての処方箋にまで触れる内容です。では、はじめます。

他人に対して「こうやれ!」と指図するタイプの人々の心理は、一般的に次の三つのポイントで説明できます。

楽をしたい欲求:
他人に教えることは手間がかかりますが、型にはめて指示すれば自分自身は楽になります。

他者をコントロールする欲求:
他人を支配することで幸福感を得る人々もいます。支配によって自己満足を感じることがあります。

理想主義(原理主義)による強制:
自分の理想が絶対であり、それを他人にも強制することで、自己満足を得る人々もいます。
しかし、このような指図をする人々は、実際には自分自身が完璧であるわけではありません。そのため、他人に対して厳しく指摘することで、自分自身の不安やストレスを感じることがあります。つまり、さらに疲労感が増すこともあります。

それでもって、「型にはめて指図」して完全にうまくいくわけはないのだから、他者をがみがみ怒るはめになります。すると、その人はいら立ち、ストレスを感じ、疲労する。疲労すると、もっと楽になろうとしてもっと型にはめだすという悪いサイクルに陥ります。そのサイクルを断ち切る心理を阻み、おそらく補助しさえするのが、絶対性をまとった理想主義(原理主義)です。

(※理想主義に関して、生成AI・Copilotによる注釈 → 理想主義は、自分の信念を絶対的なものとして捉え、それを他人にも押し付ける傾向があります。しかし、柔軟性を持ち、他人との協力や理解を大切にすることで、より健康的な人間関係を築ることができるでしょう。)



いかがでしょうか。では、どのように工夫して、このようながんじがらめになった心理をどう変えていけばいいのか。解決は難しい! と感じられるかもしれませんが、以下に、Copilotから得られたアドバイスを元に処方箋を書いていきます。

(1)「まっ、いいか」と言う:
完璧主義を治すために、「まっ、いいか」を口癖にしてみましょう。少しうまくいかないだけですから、怒るなどの投げやりな行為に走らないで諦めず、柔軟に考えることが大切です。

(2)結果を手放す:
努力した結果、物事がうまくいかなかったとしても「めげない」ようにしましょう。結果を手放すことで、幸福度が高まり、生産性も向上します。今回は今回の結果だけなんですし、次は次で頑張れでいいのです。

また、完璧主義には「適応的完璧主義」と「不適応的完璧主義」の2つの種類があります。適応的な考え方を身につけることで、ストレスを軽減し、柔軟性を持った人間関係を築ることができるとのことです。適応的完璧主義は現実的にできるもので、不適応的完璧主義は、現実にできっこない空想的な理想主義と言い換えることができるでしょうか。

というところです。ここまで読んでくださってありがとうございました。

前述の通り、今回の記事は、前回の記事「怒りたくなかったら人を型にはめない。」の続編となる内容です。興味を持たれた方はぜひ、遡って読んでみてください。
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