益子焼手づくり工房 室田窯ブログ

小さな窯元の気ままなひとこと・・・。

民芸店に聞いた益子焼の話

2021年02月05日 | 益子焼
今品物作品を置いてもらっている民芸店「和の器 青龍窯」のオーナはマレーシア出身の女性、英語、中国語、日本語を操り通称陳さんと呼ばれている、益子焼に詳しくこの仕事が趣味のような人。
以前共販センターの第二売店を任されていたが、現在城内坂通りの中ほど(益子町城内坂33)に店をオープンし一人頑張っている。
室田窯の益子焼も並べて頂きお客様に熱心に薦めてもらい、個展から離れた自分にとって作品を見てもらえる大切な場になっている。
若い陶芸家の中で益子の釉薬を自分で調合して使う人はいなくなってきたから、室田窯のように伝統的な釉薬を自分で調合して焼いている窯が無くなってきているという話。
陶芸材料の店から安定した調合済みの釉薬を使う人がほとんど、昔から使われていた益子独自の釉薬は、原材料の入手―篩通し―調合―テスト焼き―修正、調合の基本は簡単な組み合わせだが思い通りの釉薬ができるまで手間暇がかかる、釉薬により異なる窯焼きの経験値も重要。
たしかに近年地元の民芸店から益子焼らしい焼き物がなぜか少なくなっている残念!


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