コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

デスク修理中です~その2

2009-10-02 18:31:39 | 修理
*****お知らせ*****
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少し前にNHKハイビジョンで、『世界遺産西本願寺10年大修復を追う』という番組が放送されましたが、ご覧になられた方もいらっしゃると思います。

わたしも息を呑みながら釘付けになっておりました(笑)

瓦を作る職人さん、瓦張りの職人さん、漆塗りの職人さん、漆喰壁を塗る職人さん、建具を直す職人さん・・・すっごく細分化されてて、奥が深い・・・。大昔から代々伝わった技術を踏襲して未来へバトンを渡す仕事です。

日本の職人仕事にはホントに感動します♪




さて昨日に引き続き、修理風景のお届けです♪


機能面の修理が終わり、ガッシリ組みあがりました。
これで、気分良くお使いになれますネ。

今回は、細かい見た目部分の修理を行ってゆきましょう♪


このデスクは、ウォルナットにオークの突き板で出来ているのです。が、このオーク、誠に素晴らしい♪

木目が良いのは当たり前で、いい感じで味わいがあります。『アーリーアメリカン』の19世紀後半のオーク・キャビネットに見られるような味わい(古色)。

なかなか簡単に出るもんではありません。


ローマは一日にして成らず。。。


という訳で、リフィニッシュ(再塗装)は行わない方針とします。というか、こんな味わい深い家具の塗装を剥離し、新しく塗装して新しい家具を作ったとしても、そんなの誰が欲しがるの・・・?

まあ、少なくともわたしは欲しくない(笑)

古い家具だしネ、多少細かいペンキが飛んでる個所もありますが、それも込みで素晴らしいと思うのです。


ということで、ヴィンテージの雰囲気を壊さないように修理してゆきます。

突き板の剥がれが見える部分は数箇所ありますので、こういう部分は、簡単に直してゆきましょう。



少しめくって、薄いスクレイパーを使って、接着剤を挿入し、クランプして固定。



綺麗になりました♪



最後に気になる汚れ(下の画面の白い部分)を落とし、オイルを入れてゆきます。



これが作業前。



そして、オイルを入れた後。



あまり違いがわからない?(笑)

それは、わたしの写真が下手だからですネ。実際作業した時は感激でした。随分とメンテナンスされていなかった為か、かなり表面が乾燥していて、オイルを入れるとまるで砂漠の表面が水分を吸収するかの如く・・・ちょっと以前に修理したウェグナーのチェアを想い出しました。


さて、大体完成しました。

このデスクの全貌を知りたい方・・・今しばらくお待ち下さいませ♪



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