Today's agenda

通勤ローディ、たまにホビーレース

ツールのTTバイクたち(とか)

2013-08-17 21:00:53 | フレーム調査
空気を切り裂く夏、如何お過ごしでしょうか?

ツールも終わり、各社、新型車の発表が揃ってきました。

注目は…、モチロンTTバイクですよね?

早速、見てみましょう。












メーカー、機種名は、このブログを覗かれる人なら不要かと。

TTバイクの鉄板ネタは、
・ブレード形状のシートチューブ(もはや円形の「チューブ」ではないが…)
・縦に長いダウンチューブ(Cd値改善)
・上面が真っ平らなトップチューブ
かしらね。

オプションネタは、
・シートポスト後ろをブレード形状にして、負圧低減
・ヘッドチューブ後ろにボリュームを持たせて、負圧低減
・ダウンチューブに逃げを作り、前輪を後退させて、前輪後方の負圧を低減(ピナレロ、リドレー)
かしら。
前から見ると、ヘッドチューブがくびれているのもあるのでしょうね。

どれも、層流剥離対策のCd値改善と、前映投影面積を下げることで、自転車単体での空力を良くしていますね。

TREKは、ちょっとズルイですね。UCIで禁止されている案は、後付パーツとして、取り外し可能としてるなんて。
BB下のフィンがどれ程効くのか、ちょっと興味はありますが。


ちょっと毛色が違うのがLOOK596。

トップチューブの処理が面白く、途中で折り曲げている。
理由はよく分かりませんが、サドル下の負圧が発生しやすい領域に、多くの空気を流して、ケツの下の空気の流れを良くしてやろうとしているのかしら?


各社、全くノーマークなのが、リアディレイラーの空力処理。
ブレーキの形状にまで拘るくせに、ブレーキにまでカバーを付けるくせに、リアデュレイラーだけは、そのまんま。一体なんでなんでしょう?

おまけに、平地のTTでは、あんまり使わないくせに、11速。TTなんかでは、8速ぐらいでいいのでは?
いっそ、内装式にしたら、空力はよくなるんじゃないかしら?


また、各社とも、個人TTのことはばかり考えていて、チームTTの場合の空力を考えていないのでは?
前後にバイクがいる場合は、例えば、先頭の人だけが空気抵抗を一手に担うなど、また違った空力処理や、ディバイスが必要になるのではないでしょうか?

やっぱり、TTマシンは、まだまだ進化の余地がありそうですね。


ツールもやっと100回目。
101回目は、もっとスゴイ、そして急速に進化したTTマシンが出てくると、勝手に予測しています。


今日はここまで


最新の画像もっと見る

コメントを投稿