MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

午後の挨拶

2009-09-16 00:09:11 | 私の室内楽仲間たち

09/16 私の音楽仲間 (97)  ~

              午後の挨拶



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 今回の曲目は、Beethoven の四重奏曲第2番ト長調、
Op.18-2 で、6曲シリーズの2番目に当る曲です。




 メンバーは、Vn. が私、O.S.さん
Viola O.さん、チェロ Si.さんです。



 O.S.さんとは、前回メンデルスゾーンの四重奏曲でお会い
して以来、2度目になります。 [関連記事 (66)

 O.さん、Si.さんとは、もう何度もご一緒している仲です。




 Beethoven のこの作品、演奏される頻度はそれほど多く
ないのですが、『挨拶』という副題で親しまれています。
これは作曲者が記したものではありませんが、第Ⅰ楽章
の冒頭に由来するのでしょう。

 「やあ! それで? そうですか。」 そんな言葉や握手を
交わし、我々なら "おじぎ" したくなるようなやりとりで、曲は
始まります。

 私たち4人の音出しは昼過ぎ。 差し詰め "午後の挨拶" と
言ったところでしょうか。




 ところで、この曲目を提案したのは Viola のO.さんです。
別の仲間たちと最近取り上げたばかりだそうです。

 尋ねてみると、ほかのお二人、O.S.さん、Si.さんも、
「この曲ですか? はい、何度も弾きました!」という
お返事。




 これでは、

 「こんにちは。 この曲、やったこと、ありますか?」

 「ええ、何度も。」

 「…! そうなんですか…。」

と挨拶しているみたいです。




 「ああ、やったことのないのは、またしても自分だけ…。」

 どうも最近はこんなことばかり。 私にとってはかなりの
ハンディです。



 「ひょっとして、裏で密約でもあるのかな…?」 そんなはず
はありませんが、ついそう考えたくなるほどです。 要するに、
数の上では私の経験した曲が少なすぎるということ。

 この場では、まったく大いに鍛えられます。




 休憩後は、また別の曲が控えています。




 音源です。




] Allegro

  Hann-Yuan Chang(張瀚元), Jwo-Yih Yeh(葉卓逸),
  Wen-Yuh Juang(莊文聿) and Yow-Ning Wey(魏佑寧)


  Sonus Quartet




] Adagio cantabile

  Sonus Quartet




] Scherzo (allegro); Allegro molto quasi presto

  Talich Quartet




] Allegro molto quasi presto

  beethoven quartet langham creek orchestra

  String Quartet Sonore




全楽章

  ブダペスト弦楽四重奏団:1952年5月5~9日録音

  バリリ四重奏団 1953年録音