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ロシアからの緊急援助体制

2011-03-17 | ラジオ
ロシアのメドヴェージェフ大統領は、大震災に見舞われた日本への援助はロシアの精神的義務であるとの声明を表した。
ロシアは20万トンの液化天然ガスと、別のエネルギー手段を供給する用意があるほか、すでにロシアの救助隊とロシア国営原子力企業ロスアトムの専門家が現地に向かった。
ロスアトムの専門家らは日本の専門家らと共に、被害が出ている日本の原子力発電所の管理に取り組む。

日本を襲った地震と津波による被害を克服するために、一般的ではない特別な
処置が求められている。日本の悲劇はそれほど大きいのだ。
ロシアは日本の隣国ならびにパートナー国として、必要不可欠なあらゆる援助
を行う用意がある。主な課題の中には震災によって破壊された、エネルギー収支
の維持がある。

メドヴェージェフ大統領はセチン副首相との会談の中で、次のような声明を表した。
「日本の首相と連絡を取った。彼らは大きな不幸に見舞われている。大規模な国家的災害だ。
我々の現在の課題は隣国の援助だ。すでにロシア政府に対してそのような指示を与えた。地震とそれによって引き起こされた津波によって破壊された、エネルギー収支のための燃料供給を含めた、様々な方向性について話し合われたことを知っている。これによってエネルギーバランスが補われるだろう」
メドヴェージェフ大統領は、このように発言している。

ロシアは石炭や電力の供給量を増大する用意もある。日本は極めて深刻な状態
にある。
ですがロシアの専門家たちは、原発での核爆発の危険性に関連した世界的
な脅威を見出してはいない。

ロシアのプーチン首相はこれに付いて次のように述べた。
「ロシアの専門家らは日本の専門家たちと密に連絡を取り合っている。我々が得
ている情報に従い、ロシアの専門家たちはロシア領土への脅威はないと確信して
いる。これが先ず一つだ。
二つ目にロシアの専門家たちは、原子炉の崩壊を招く恐れのある核爆発は起こらないと見なしている。繰り返すが、これは我々が持っている情報によって判断したものだ」
プーチン首相は、このように発言している。

プーチン首相は新たな原子力発電所の建設に関する、ロシアの計画を見直すこ
とはないと指摘した。
ロシアの専門家らは、日本と極東の状況に関するモニターリングを続けている。必要な場合には非常事態を想定して定められている、全ての対応策が用いられる。
ロシアの救助隊と原子力の専門家たちは、すでに日本での活動に着手した。ロシア非常事態省から派遣された救助隊員の数は、合わせておよそ200人。彼らの主要任務は被災者の捜索、救助そして救出された人々に応急処置を施すことだ。

ロシアの国営ラジオ・ロシアの声は、日本へメッセージを届けるホットラインを開設している。
日本の被災地にもロシアの声・日本語放送は届いており、中波と短波で皆様から寄せられた日本語、英語、中国語、ロシア語による
メッセージを届けている。
日本に住むご家族やお知り合いの方で、連絡が取れない方がおられましたら、電話番号ロシアの国番号7 495 950 6484 またはe-mai:letters@ruvr.ru まで連絡ください。

原発事故…その時、あなたは!
クリエーター情報なし
風媒社

3月15日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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