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ロシアにも導入される可能性があるスカイマーシャル制度

2010-06-24 | ラジオ
ロシアにいわゆるスカイマーシャル、航空保安官制度が導入される見込みだ。
民間航空において安全保障担当のいわゆる将校による、保安メカニズムを導入するというのはアメリカのアドバイスで、こうした同様のシステムはヨーロッパを含めて、一線の国際線、国内線ですでに現実のものとなっている。
国際テロリズムおよび組織犯罪との闘いを担当している、ロシア大統領特使サフォーノフ氏はアメリカのこうしたアイデアに同意しているし、またロシアの内務省元次官はロシアの声からのインタビューに対し次のように話している。
「航空輸送における安全措置(???)に付いての露米間の合意は、意義を得た興味深くまた有功な措置と言える。
またそれが警察の職員であれ、また民間の警備会社あるいは大手航空会社の治安システムの一部としてであれ、近いうちに私たちはそうした担当者を目にすることになるだろう。
誰がそれをするのかは原則的なことではない。
肝心なのは必要に応じて、それが作られ、そうした制度が導入されるということだ」
元内務次官は、このように指摘している。

スカイマーシャルというのは旅客機に搭乗し、普通は一般乗客のように振る舞い、何か事が起こればハイジャックなどの犯罪に対処する係官の事だ。
彼らの主な任務は機内の安全を保障することだ。そうした係官が生まれたのはかなり以前、1968年のことで(???)史上初のハイジャックの歳の時だ。
そのときはPLO戦闘員がアルジェリア行きのイスラエルのボーイング機を乗っ取った。
そしてアメリカで2001年あの9月11日に発生した、同時多発テロがあった後すべての民間航空機には、スカイマーシャルが搭乗するようになっている。

重大な犯罪が起こる確率というのはフライト1000に付いて4件だそうだ。
続いて元内務次官は次のように話している。
「航空保安官のような係官はソ連時代すでに存在していたが、その後無くなった。しかし今、国際テロリズムの脅威が強まっていることから、再び復活しよう
としている。
私たちは航空輸送が危険性の高いものになりつつあることを、はっきりと理解するようになって来ている。
増え続ける旅客機そして旅客数、貨物数そういったものはテロリストの格好の標的に成り得るものだ」
元内務次官は、このように強調している。

ソ連邦時代モスクワ-イルクーツク便でハイジャックがあった後、この航空保安官の搭乗は事実上無くなった。
そのときは乗っ取られたスポレフ104型旅客機は、搭乗していた警察官の打った弾丸が爆弾に命中してしまい爆発炎上した。
こうしたことがあったために、そのご係官には武器の機内への持込が禁止された。
現在、ロシアの警察の特別グループは現実として、乗客に脅威があるという情報がある場合のみ、その航空機に搭乗する。

ロシアの大手航空機会社は現在それぞれの保安制を敷いている。
そうしたいわゆる保安官は銃などの武器は持ってないが、特別の機器、装置を携帯している。
彼らの課題はテロリストによる、ハイジャックの際、機内の安全を保障し投入される特務部隊を支援することだ。

(???)は何と言っているのか不明。

6月14日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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