インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

ワインとドル安と米国債

2009-10-12 22:58:31 | 経済
 ダイレックスなる激安スーパーで、この前のと同じワイン(やや辛口)を買った(598円!)。酸化防止剤無添加のワインは、保存がヤバイからすぐに飲まなくてはならない(美味いからすぐ無くなる)。どんどん買わせる罠があるのか。

 陳列を眺めると、日本産のワインはやや割高だ。720mlで600円は(アルコール度数10)、焼酎や日本酒に比べて、やや高いかもしれないが、昔はもっと高かったような気がする。やはりドル安で輸入品が安くなっているのだろうか(??)

 ドル安の話に移って(ここで閲覧者が減って)、『エコノミスト』なる雑誌をみると、どうやらアメリカの財政赤字とドル安はかなりの相関関係がある(少し時間差あり)ようで(ニッセイ解説のグラフ4)、それによるとオバマ政権下で財政赤字が拡大しているので、かなりのドル安が進むことになる。

 日本の財政赤字(莫大)は、日本人が日本国債を買っているから、成り立っているが、アメリカの国債は半分以上、外国人が買っているわけである。「介入」とかで日本政府も米国債を買っている。

 もともとアメリカの実体経済(物を作って売る)は、世界一の貿易赤字(消費が減って赤字も減っている)。それでも成り立っていたのは、マネー経済(カネでカネを増やす)の国家として、世界中からマネーが入ってきたから。

 実体のない、ただのバブル景気だったから、その実体に向かってドルが調整されているだけである。アメリカの財務省は、オバマ景気対策で、大量に国債を発行するが(FRBが米ドルを大量に刷りまくる)、アメリカ人は半分しか買わないから、日本や中国、ヨーロッパなどの人が買わなければ、国債の値段を下げるしかない(米ドルが暴落するしかない)。

 景気が良くなってくると、普通の人なら、世界を見渡して、中国とか、ブラジルとか、成長しそうな国があるから、米国債など買わずに、そっちに株やら社債を買う。そっちが怖くなったら、米ドルに戻すようだ。

 ドル安の原因 ~70円台へ突入するか~ (同じことを言っているだけじゃない)

 金利が0.25%では、米国債がもっと美味しくなる水準まで価格が下がらなければ、買う気にならない。そのためには、もっとドルが下がらなければならない。

 ということは…、輸入ワインがもっと安くなるということか(イタリア産は?)

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