インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

売れない小説の書き方

2008-03-26 01:03:03 | 映画や小説、テレビなど
 アルファポリスでの猿月王夏に、とんと票が入らなくなった。まあ、ストレス解消の娯楽として不適格だから、仕方ないでしょう(笑)。それにしても、アルファポリスの仲間?は、売れない小説だらけ。得票が多い小説は「読まれる」が「売れていない」ので…。大安売り小説(¥500のところを×で消して¥0)もってけ泥棒!ってことか。
 インディオのは泥棒すら持って行こうとしない(憐れだ)。

 『ベストセラー小説の書き方』(ディーン・R・クーンツ)朝日文庫¥720+税
 の本に逆らっているから悪いのか?

 第六章の「ヒーローとヒロイン」で、「主人公に要求される五つの資質」があり、
 主人公は高潔で、有能でなければならない(一方で、完全無欠な主人公も好まれない。好感が必要)とある。世の中に出回っているソフト(漫画や小説、映画)をみれば、『ドラえもん』にしても超有能だが、ネズミを怖がっているし、ゲゲゲの鬼太郎は…、貧乏が弱点か? 金田一耕助は、どもったりフケだらけの頭でやはり貧乏。一般大衆は多くが貧乏だから、主人公の条件は「貧乏」で何か「特殊な能力」を持ち合わせているという設定にすべきだな。

 第九章の「背景」も重要だろう。横溝正史は戦後の田舎を舞台としたし、バトルロワイアルは、緊迫した国家体制化?での孤島だった。座頭一は江戸時代?とか、日本モノは受けやすい。

 第四章の「ストーリーラインを組み立てる」は、これは正義(主人公)VS敵(ほとんど悪)で、正義が勝つというパターン。敵も有能で強大でなくてはならない。「プロットは小説の最大必要条件だ」とある。そういえば、スティーブン・キングは確か「書くままに任せよ(主人公は勝手に動き出すから邪魔するな?)」と語っていたが、どっちも説得力はある。意外性が大きいのは、後者か。

 もう一つ、『プロになるための文章術~なぜ没なのか~』(河出書房新社)を熟読玩味して、「見せることと語ること」で、書き手は読者に語るより、背景や行動を見せなければならない(語る<行為)とあり、さらに「人物造形」で、「人物造形と物語の構成は作品の両輪である。どちらが欠けても成り立たない。それ以上に、登場人物の欲求、願望、変容こそが構成の柱である。作者はしっかりと人物を造形してその人物に構成を負わせることを第一としなくてはならない」とある。

 やはり、主人公の「有能さ」の中に物語が詰まっているのだ。160キロ投げるピッチャー(漫画メジャーなど)なら、どうやってそこまで肉体が改造したか、そうなる過程でどのような経験やドラマがあったか、などが遡れる。ばったばった三振をとって、視聴者をすかっとさせるのはテレビの世界で、小説はどろどろした葛藤の世界か。

 売れない小説とは、総じて登場人物が「無能」である。

 一年間書いてランキング入りしない当ブログも、書き手が○○だからかもしれない。超能力でもあれば、一日1万アクセスは楽勝だろうが…。

 大衆は、「貧乏で有能なブログ」を探しているのだろう。読んだら何か救われるような…。インディオ通信は、タイトルからして「極貧乏で無能なブログ」な気がする。

 このブログ、読めば読むほど無能になりますよ~(いつも余計な一言が多い)。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アンデス)
2008-03-26 13:09:55
毎度です。こんにちは。

インディオさん。携帯で見た時に「ポチッ」とする為のバナーが表示されません。

PC画面ならあるのカモ知れませんが。m(_ _)m

一般大衆、出先等で携帯で見る機会が多いのでは…となると、「ポチッ」のバナーを携帯でも可な方法で設置してみてはいかがでしょうか。

私自身、出先で読ませてもらってます。

差し出がましく申し上げてすみません。

インディオ通信、読んでる人は読んでいますよ~。

(無能の道を歩み続けるのか?)
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いつも (インディオ)
2008-03-27 05:13:00
大変恐縮です。
リンクバーナーについて調べてみました。ブログ村の場合、テキストリンクになるようです(アルファポリスは不明)。

さて、このMUNOU通信、設置すればどれだけ効果があるのか…

…次回、ちょっと実験してみましょう(ふっふっふっ)。
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