インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

天使と悪魔 ~bookoffと大手版元~

2009-05-14 23:17:05 | 映画や小説、テレビなど
 ブックオフが乗っ取られようとしています

 CnetJapanより抜粋 大日本印刷グループと、講談社、小学館、集英社の大手出版3社は13日、中古本販売大手のブックオフコーポレーションの株式約31%(議決権ベース)を取得すると発表した。筆頭株主の日本政策投資銀行系のファンドなどから買い取る。出版不況の中、消費者の間で定着した中古本販売を取り込むことによって新刊本の販路活用や、店舗のノウハウ取得などの道を探るものとみられる。

 このインディオ通信を始め、けっこうお世話になっているブログは多いのではないか? まあ、古本屋はブックオフだけではありませんが(至る所にあります)

 ブックオフは本好き(貧乏で)には堪らない存在である。何せ、良い本が安く手に入る(それも100円とかで)。時には、「この内容と保存状態なら、もう少しぐらい出しても良いなぁ」と思うこともある。他の古本屋では300円とか400円とかがあるのに、このブックオフは半額か、100円か(まさに全か無か?)の世界なのである!

 たぶん、本の値打ちとか何も考えずに機械的に大量に処理しているからなのだろう。講談社などのロングセラーを狙う?大手総合出版社にとっては、悪魔のような存在である。新刊で売れるはずの価値ある書物群を、大量に食い荒らしているからである。ただでさえ、ネット情報が飛び交い、書物の需要が減っているというのに…。印税生活を狙う著者も、これでは生活が成り立たないわけで、「新しいルール(ビジネスモデル?)が必要」ということなのだろう。

 インディオの立場からは、『天使と悪魔』が上下200円出なければ読んでいなかったので、ブックオフの方が天使か。そもそも「今すぐ読まなければならない新刊」というのが、ほとんどない。

 むしろ過去に大量に出版された(絶版になったかもしれない)書物に関心がいく。どうせ今流通している本(新刊)でも、タネ本があるはず。スピリチュアル系の本なんか、それらを焼き直した感じの本ばかり(違うか?)。いや、新刊の方が洗練されているか。

 大手出版社もこう新刊が売れないと、対策として900店舗あるブックオフに圧力をかけざるを得ないのか。

 本に関わる事業の共存共栄をやろう!(出版大革命)

 ただ値段をつり上げようとするだけなんじゃないの(100円コーナー廃止?)

 宿主が死ねばウイルスも死んでしまいますから(ほどほどに)

 でもこのウイルスは、宿主が死んでも生き続けると思います(ガラクタを売って)

 ならば殺すしかないですね(農作物を荒らすイノシシだ)

 やっぱし、この厳しい資本主義は潰し合いだから、狩るために資本を出したのだろうなぁ。でもイノシシを制覇しても、今度は鹿が農作物を荒らすような気がするのだが…。
  

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