インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

インセプション

2011-03-11 06:47:47 | 映画や小説、テレビなど
 有名俳優(キアヌリーブス、デカプリオ、渡辺謙など)が出てくる映画で、夢の中の夢とか、夢の中の夢の中の夢とか、何がなんだかよくわからない、奥が深そうな映画であった。要は、ターゲット(大企業の息子)の潜在意識を変え、現実を変えさせる、というものである。

 夢の中にもルールがあり、現実の一分は、夢の中では一時間くらい?長く、さらに夢の夢ではもっと長くなる。夢の中で死んだら現実に戻るが、薬とか飲んだりした?夢の中では「虚無」に陥る。ターゲットを連れ込む夢を創作できる。

 夢を共有し、「他人の夢の中に入る」わけであるが、これは何かカスタネダの夢見の世界を髣髴させ、たぶん、実際、この映画はそこからヒントを得て創作されたのではないか?? 

 映画について書いた手帳を見るに何か仙人?のような男が登場し、「彼らは目覚めに来ている。彼らにとっては夢こそが現実である」というフレーズがある。人間は意識の生き物であるから、夢こそが純粋に意識であり、リアルである。

 目の前の現実は、確実に自分自身の潜在意識が作り出しているわけで、それ以外の何ものでもない。ということは、潜在意識を変えれば、現実が変わるわけであるが、映画にあるように、潜在意識を守ろうとするような勢力が、自分の中に、深く、強力に根付いている。

 現実の戦いは、潜在意識の戦い、であり、われわれ人間は、実際に夢の中でドンパチをやっているのかもしれない。そして大概、潜在意識は守られ、それが無意識に出て、目の前の現実が現れるわけか。

 カスタネダの呪術の実践は、その潜在意識を変えようとする試みなのかもしれない。

 

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